生きてるだけで愛

苦しい映画だった
寧子が感情をまっすぐぶつけるシーンが毎度苦しい。自分がやりたいと思ってるいることを思い通りに出来なくてもどかしくて何もかもダメになっちゃった気がして泣いて。すごい分かるなって思った。ちょっとした事で全て台無しにしちゃうこととか。寧子視点で見れば津奈木は無愛想で寧子に寄り添ってあげない奴にも見えるけど、津奈木は津奈木で寧子のこと分かろうとしてて。寧子に寄り添ってあげなきゃいけないことも分かってるけど自分のことで精一杯なんだなって。最後の屋上で笑い合うシーン、話の中で唯一2人が幸せそうだった。あの一瞬で逆に今まで2人がどれだけお互いを知ろうとしてなかったか、分かり合おうとしてなかったか露わになった気がして辛かったな。ハピエンかバトエンか私には分からなかったけどどうか2人には幸せになって欲しい。

なんかワンシーンワンシーンはすごい頭に残ってるのに感情を上手く言葉に表せない。何だか放心状態で(笑)TikTokで「こういう儚い系でおすすめの映画ありませんか!?」ってのでよく生きてるだけで愛の名前出されてるけど、これは儚いとかそういうんじゃない気がするよ。もっともっと重い深い苦しい寂しい映画

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?