ロサンゼルス旅行で気づいた「英語力の課題」
2024年9月。ロサンゼルスに久しぶりに訪れた今回の旅行で、私は自分の英語力に対して大きな課題を感じました。英語の勉強は以前から続けていましたが、実際に現地で英語を使う機会が減っていたこともあり、特にリスニングと発音の面で大きなギャップを感じる場面が多々ありました。
この旅行を通して、自分の英語力の不足を痛感し、今後の学習の指針となる具体的な課題が見えてきたため、それについてまとめてみます。
発音の難しさと誤解
今回の旅行では、家族でレストランに行く機会がありました。その際、私は「Surf&Turf」という料理を注文しようとしました。この料理は、ロブスターとステーキが一緒に提供されるメニューで、現地でも非常に人気があるそうです。
しかし、私がこのメニューを頼む時、発音がうまくできず、店員が一瞬戸惑った様子を見せたのです。
「Can I get the "サーフアンドターフ"」と私は言ったのですが、これがネイティブにとってはどうも正確な発音ではなかったようです。店員は私が何を言っているのか一瞬理解できなかったらしく、メニューを指さすことでやっと伝わりました。。。
おそらく、「R」の発音だったか、母音だったか分かりませんが、この一瞬の間が見逃せなかった。私はもっと、ネイティブにストレスを与えない英語を喋りたい、と改めて思ったのです。
単なる一例に過ぎませんが、発音が少しでも違うだけで、相手が理解できないという経験を、これまで何度もしてきました。特に固有名詞や特定のメニューの名前など、聞き慣れない単語ほど正確に伝えるのが難しいと感じました。
リスニング力の低下
もう一つ大きな課題として感じたのはリスニング力です。過去に英語でのコミュニケーションを積極的に行っていた時期に比べ、リスニング力がかなり落ちていることを痛感しました。特にネイティブの話すスピードや、単語の省略・連結が理解しづらくなっているのです。
例として、息子のおもちゃで流れていた「ブレックファースト・イズ・クッキング」という歌詞が「ペプシコ」と聞こえてしまったエピソードがあります。(なんじゃそりゃという感じですが、下記ご視聴ください)
冒頭の「Breakfast」ですが、私は「ペプシコ」としか聞こえず、何度聞いても歌詞の意味が分かりませんでした。しかし、実際には「Breakfast is cooking in the kitchen」という非常に単純なフレーズだったのです。
このように、単語が連結して発音されると、思いがけない音に聞こえてしまい、まるで全く違う単語を聞いているように感じることがありました。
また、もう一つの例として、現地で会話をしていた大学院生とのやり取りで、私が話そうとしていた「マルクス主義」という単語を、相手が理解できなかった場面がありました。
「マルクス」という日本語の発音に引っ張られて、それっぽく発音してみても、伝わっていない。(そりゃそうですw)同様に、相手が何か固有名詞を出しても(例えば人名や大学の建物の名前など)、それを私が、頭の中でスペルをイメージできない(=つまり音として認識できていない)というシーンがありました。
このSurf & TurfとBreakfast事件、そしてMarxism事件が、私の中で一つの気付きを与えてくれました。
英語学習の再スタート
これらの経験を通して感じたことは、英語力は日々の訓練や実践が欠かせないということです。特に、リスニングと発音のスキルは、ただ単語を知っているだけではなく、実際に耳で聞いて声に出してみることでしか鍛えることができないということを強く実感しました。
そして発音は、筋トレと同じで、鍛えれば鍛えるだけ体得できる。
大学院進学も目指している身としては、ElsaなどのAIツールもありますが、まずはいつもお世話になっているAffinity英語学院の、下記講座から受講していくつもりです。
子どもへの影響と不安
この旅行を通して、自分の英語力が不足していることに気づいただけでなく、それが子どもたちにどのような影響を与えるのかについても考えるようになりました。
私には幼い子どもたち(3歳+1歳)がおり、将来的には彼らが英語を学ぶ際に私がその手助けをしたいと考えています。しかし、私自身が発音やリスニングに苦労している状態で、子どもに正しい英語を教えることができるのだろうかという不安が強くなりました。発音ができなければ、正しい音で単語を教えることができないからです。
また、それ以上に課題だと感じたのは、英語と日本語で持つ表現の差、単語の意味の差分が私には分からないことです。この解決のためにはやはり、現地で生の環境に身を投じることでしか(つまり親子で留学する・滞在することでしか)ギャップを埋められないのではと感じます。
どういうことかというと、例えば、息子が「涼しいね」と日本語で言ったときに、それを英語でどう表現するのか私はとっさに思いつきませんでした。「涼しい」を英語でどう言うかは知っているはずですが、瞬時に出てこないのです。(Chillyなのか、Coldなのか、どこまでが涼しいの範囲なのか?)
さらに、英語の単語が日本語と完全に同じ意味範囲を持っているのかという疑問もありました。たとえば、「head」という単語は、英語では頭全体を指すのに対して、日本語の「頭」は額より上の部分だけを指すことが多いという違いがあります。(うろ覚えです)
このように、言語によって意味の範囲が異なることを理解し、それを子どもにどう教えるかが大きな課題だと感じました。
留学への決意と英語力の重要性
今回のロサンゼルス旅行は、単なる家族旅行以上の意味を持っていました。それは、私自身が将来的に海外留学をしたいという夢を再確認し、そのために必要な英語力を再認識するきっかけとなったからです。
子どもたちと共に海外での生活を経験し、現地で英語を使うことの難しさや楽しさを体感することで、私の留学への意欲はさらに強まりました。
また再び家族で、アメリカの地に舞い戻る日を夢見て。
まずは1歩ずつ、スコアメイクを目指していきたいと思います。