裁縫初心者が推しぬいを作ってみた記録
Twitterでフォロワーさんたちの自作ぬいを見ていて「私も自分だけの推しぬいが欲しい」と思い、作ってみた記録です。
ちなみに材料を一通り揃えた頃に公式プライズぬいの画像が発表され、もう作らんでええか……と一瞬なりましたが、気軽に着せ替えしたかったので作ります。作りました。
使用したもの
今回使った型紙は『てづくり推しぬいBOOK』という本のものです。
初心者向けのぬい作成本ですが、ドのつく裁縫初心者だと少し難しいところもあるかもです。私がそうでした。でもなんとかなったので、初心者はとりあえず一冊持っておけという感じです。
さらに、本には載っていない挟み込みタイプの前髪の型紙を買いました。
次に生地ですが、ぬいぐるみの生地やさんで身体用にぬいトリコットのピンクオークル、髪の毛用にソフトボアのブラック。
さらにグッズプロで、ソフトボアの裏に貼りつける用にぬいれっくすのブラックを買いました。
他にも薄手の接着芯やらアイロン接着シートやら何やら揃えましたが、そこらへん必要なものは本に載っているので省略。必要な道具もすべて載っています。
作ってみた
そういうわけで早速作ってみたのですが、作るのに必死すぎて写真がほとんど残っていません。
顔と髪型を決める
型紙をベースに決めていくのですが、絵がまったく描けないので正直ここが一番大変でした。
顔はクリスタでイメージ図を作り、それを見ながら型紙に書きます。目はダイソーで買った丸い穴の空いた定規で描き、他は自力で頑張ります。
髪型は根性で頑張ってください。ここでミスをしたのですが、綿を詰めるとかなり髪の毛が上がるということを失念していて、理想ぴったりの長さで型紙を作ってしまいました……。綿詰め作業まで気づきませんでした。
お顔の刺繍
顔は刺繍すると決めていたので、ダイソーの刺繍用下地シートに頼りました。
ここで一つ問題が。この下地シート、透けないのです……。なので、スマホを白画面にしてトレース台代わりにしました。タブレットの方が絶対楽です。
そして刺繍ですが、刺繍が小学生以来な私でもなんとかなるものです。
とはいえ、途中で色が気に食わず、直すためにほどいたりしていました。刺繍する部分の裏に貼った接着芯がボロボロになるのであんまりおすすめしません。
刺繍に関してはぴよぴっこ様の動画を参考にさせていただきました。
いよいよ縫う工程へ
生地を切って縫っていきます。
ここで役に立ったのがフリクションファインライナー。アイロンやドライヤーで消えるので、型紙を写すのに便利です。
色の濃い生地にはユニボールシグノの白いペンを使いましたが、これは消えないので注意です。
ここは作り方を見ながら縫っていくだけなので省略。私みたいに縫ってはいけないところを縫わないように注意してください。普通の人はやらんか。そうか。
ちなみに、本だけではわかりにくかった部分はたきゅーと様の動画で勉強しました。
全部の動画がとてもわかりやすいので、初心者の人は作る前に一度一通り見ておくのもいいかもです。
ここで一度ひっくり返すところまできたのですが、あれ?? ツンツン髪が飛び出ない……???
縫いつける箇所を間違えていたことが判明しました。泣く泣くほどいて縫い直します。虚無。
ぬい服やオビツ服を作るフォロワーさんたちにアドバイスをもらいながらなんとかここまで持ち直しました。
綿を詰める……が……
綿は最初普通の手芸綿を買っていたのですが、ぬいぐるみならつぶ綿がおすすめと見たのでそちらを買い直しました。
これが本当にすごい。綿なのにボロボロしていて、隅々まで入っていく。無限に吸い込まれる。ちょっと高めだけど初心者ほどこれを使え。綿をほぐす工程を省けるし、細かいところにまで行き届く。
……と、感動しながら詰めていたのですが……あれ、なんか前髪短くなってね?
ここから2~3mm上がるくらいの予定だったのですが……
とりあえず完成!
想定外のことがありつつもなんとか完成しました。裁縫ド初心者の頑張りをご覧ください。
か、かわいい……え? かわいくないですか???
前髪が想定以上に上がりましたが、これはこれで……ヨシ!
これは11cmの型紙を使用しましたが、10cm用のお洋服やお靴も装備できます(パンツはたまに入らないこともあるので注意)
よかった点・反省点
よかった点
やっぱりかわいいことです。あと確かに大変なのですが、刺繍が完成した時や身体と頭を縫い合わせて完成が見えてきた時は楽しくなってきます。
反省点
とにかく髪の毛。綿の分を計算に入れていなかったのが……
前髪はまだこれでもいいのですが、問題は後ろ髪。今回襟足を後ろ髪で再現したかったのですが、こんなことに……
しかもたぶん、私がしたかったようにするためには後ろ髪パーツをそのまま使うのではなく、いい感じに改造しないといけなかったみたいです。
ここは今後の課題ということで……
あってよかったもの・欲しかったもの
あってよかったもの
小さめクリップ
まち針では厳しいところはこっちの方が安定する
ピーシング針
何枚も重ねて縫う縫う部分があるのでほぼ必須級。それでも一本曲がりました
指貫
指貫ってそうやって使うんじゃないと思うんですけど、生地が厚くて針が通らない時に「ふんっ!」と押し込んでました
指先を覆うタイプの皮のやつがおすすめ
欲しかったもの
ミシン
想像してた500倍は欲しかった。手縫いはとにかく時間がかかる
ただ11cmサイズは細かい部分も多いので、一概にミシンの方がいいとは言えないかも
ぬい作りは沼
色々と失敗も多かったですが、推しが産まれた瞬間の感動は癖になりそう。
あとお洋服をいっぱい買ってあげたくなります。すでに自分の服より買ってる。
推しのぬいが公式から出ない人、公式から出てるけど自分だけの推しも欲しい……という欲張りな人、ドのつく初心者でもなんとかなったので、ぜひ気軽にチャレンジしてみてほしいです!
それでは、また作った時にでも。
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