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冬優子痛車という自分語り

綺麗だよ、冬優子…………


初めまして、ふぉれすとと申します。
今回、冬優子プレオを作成するにあたって1つのターニングポイントのような、大きな気持ちがあったので文章にまとめてみました。
初のnoteなので拙い部分もありますが最後まで読んで頂けたら嬉しいです。
(最初の方は冬優子への真剣度の話になっているので読み飛ばしても大丈夫です)


冬優子との出会い


 まず1つ伝えたいことが私は黛冬優子が大好きです。なにを今更と思う方もいるかもしれませんが貼った後に「え!意外ですね!」と何度か言われたのでもう一度言います。私は黛冬優子という人物が大好きなのです
 この気持ちを伝えるためにヘルシングの少佐の構文を使おうか迷いましたが普通に寒いなと感じたのでやめました。

諸君、私は冬優子が好きだ。 


出会いは1stライブの後のストレイライトの発表でした。WDCを聞いた時の感覚は今でも忘れられません。
「あぁ、シャニマスは遂に本気を出してきたのか」と。
ただでさえ今までのアイマスのテイストと違うメンバー、その中でもひと際異彩を放っていたのが黛冬優子です。勿論明らか姫カット地雷系方向の見た目もですが、なんと言っても実装時のホームページの仕掛けがぶっ刺さりました。最初に裏の面をホームページに載せずに後からわざわざ追加するということは、それだけ裏表のある性格が大事ということ。そこから興味を持ち本格的にシャニマスに落ちていくのでした。 

貼るに至るまで

    ただ、ここから興味を持ちシャニマスに真剣な顔つきになっていく、というわけではなく正直最初は「曲が良い」「冬優子がとにかくエッチで良い」という程度でした。当時私はアイマスではミリオンライブの福田のり子とウマ娘のゴールドシップに真剣であったためシャニマスは面白くて良い意味で面倒くさいコンテンツぐらいの立ち位置でした。
ですがある出来事をきっかけに認識が変わります。
5thライブ「If I_wings.」です。
 当時私は正直シャニマスライブを甘く見てました。どうせまた新曲発表会になるのかと。今年はシリーズにそんなに好みの曲無いからウマ娘のライブに力入れるかと。そんな中でチケットを取らず配信で見る方針にしました。後の内容はこのnoteを見ている皆様なら当然知っていると思いますので省略しますが、あんなにライブに行けず後悔した瞬間はありません。序盤のバベルシティ・グレイスで敗北を確信し、最後の最新情報からアンコールまでしっかり後悔しながら見ていました。現地ではない渋谷のカラオケの鉄人でです。そしてその瞬間に決めたのです。シャニマスは最後まで付き合えるコンテンツかもしれない。1つ1つの瞬間を追っていきたい。そんな気持ちになった瞬間でした。
 
 そんな中好きなアイドルいるのかい?と聞かれたら冬優子と答えてた自分。今までは「見た目が良くて、芯が強くて、だから好きなのよね」ぐらいの、真剣と言われると違うような、でも適当な気持ちではない。そんなある意味中途半端な形ではありました。シャニマスで冬優子貼りたいけど、そこまでの真剣度になれてないし、何しろ覚悟を持って貼れるところまで来ていない。そう思いながら過ごしていました。ですがその後に来たあるカードが貼る決意をさせてくれます。[multi-angle黛冬優子]です。

自然で豊かな笑顔、可愛いよ冬優子


[multi-angle黛冬優子]への思い

    今回プレオに貼ったイラスト、[multi-angle]が「貼りたい」想いを一気に加速させました。
 このカードの解説は実際にコミュを読むか、色々な方の考察のnoteを見た方が早いので省きますが、簡単に説明すると「冬優子のラジオ番組へのある投稿に冬優子が悩み、自身の言葉でファンに回答を伝える」という少し珍しい話です。
 その中でもラジオのことで悩んでいた冬優子が桜を見たときに浮かべた表情、それがこのイラストです。そしてシャニPもこう言います。

「さっき、桜を見ているのがすごく綺麗だったから」

私は首がもげる程頷きました。

 黛冬優子は確かにエッチです。表情はずるいし、太ももは太いし、胸盛っても許される感じの身体してるし、間違いなく魅惑的だけど良い匂いするしで、私も何冊胸を熱くする薄い本を買ったか分かりません。
 ですが忘れてはいけないこと、そもそも冬優子は綺麗なんです。思い返してみれば挑発的な恰好も、可愛い恰好も、そして魅力的で綺麗な恰好も冬優子は着こなしてみせています。そして自分が追っている理想を叶えること、そのためなら自分の本性を隠して、だけど現実には向き合い、誠実に活動する。姫カットで地雷系で腹黒な印象が先行しますが、それ以前の女性としての本質的な綺麗さ、可愛さが表れたのが今回のmulti-angleでした。

 そしてもう1つの共感はラジオにお便りを送った「ゆゆちゃんさん」です。その内容は冬優子への憧れ。冬優子の本性を知らないファンが送った、完璧に見える冬優子への憧れ。誰にでも起きることです。
 それに対し最初は「あなたは素敵だからあなたのままでいてほしい」といつも通り綺麗言で済ませます。だけどこれは「“ふゆ”として」の解答。そしてその言葉は自分が1番出来ていないことを解ってる冬優子は悩みます。

そして悩みに悩み、自身の言葉として伝えた回答は

「あなたのままでいてほしい。だけど、それで太刀打ち出来なくなったら理想のあなたを作り上げてほしい。それが私ならそれでも構わない。理想に向かって頑張って。いつか本物になるまで」

“ふゆ”から発せられた嘘のない言葉。
そして、このコミュを見たとき、GTOを弄っても満足いってるのかよくわからなく、迷走気味で沈んでいた自身のクルマへの向き合い方にもアドバイスをくれていたように感じて涙が出てきそうになりました。

 最後の決め手は何と言っても私のプレオのカラー「プリズムイエローメタリック」にも合うイラストであること。この一見奇抜だけど目立つわけではなく、だけど何か不思議な魅力を持つ色俗に変な色と言います)。この色に合うのがナチュラル色強いこのイラストだったのです。

桜舞い 花びら隠れる 冬優子かな

    自分でデザイン作れる技術もセンスもPCもそれを買うお金も無いため知り合いのオタクに痛車デザインを発注しました。そう、信用できるオタク、ゆーすけパイセンです。自分の意見を率直に、一番やり取りできる彼にデザインをお願いしました。

 今回盛り込みたかったのが桜。今回冬優子の見とれてる桜、ソメイヨシノですが花言葉は「清純」「優れた美人」。やっぱりアイドルコンテンツ×花言葉って良いんですよね。ただ難しいのが桜をデザインに盛り込むところで一歩間違えると「桜吹雪で爆走デコトラ伝説」が始まるところです。つまりはあまりに「和」テイストが強いデザインになってしまう。

プリズムが受け止めるにはデザインが重すぎるぜ….

 その部分を含めてゆーすけパイセンと(が)頭を抱え、意見を伝え、実際に家でコミュ見ながら一晩語り合いながら完成したのが今回のデザインです。
(桜の花言葉を調べる過程で枝垂れ桜の花言葉が「ごまかし」なの見てさらに頭抱えてました。でもデザインに盛り込んだら本当にデコトラ伝説始まっちゃう…) 

デザインにはmulti-angleから見えた黛冬優子という人物を盛り込みました。
冬優子はアイドルとしてはファンの理想になる程咲き誇ってますが、1人の人としてはまだ迷いも悩みも多い少女です。
そんな冬優子が見つめる先の桜はこちらを向いて咲いていますが、反対側の桜は裏側を見せています。まるで本心を隠すように。
そして少し青がかっている。
桜は咲き始めが淡く、散る瞬間に最も色濃くなります。
まだ青いというのは未熟であり、青臭くもあるということです。

では冬優子の見つめるリア側がどうか。こちらは白く咲いています
理想のアイドルになれる程には咲き誇っている。だけど桃色ではないということは、素の自分を出すことに抵抗があったり、愛されないと思っている人としての弱さを白色として表現しています。
しかしその白は、ゆゆちゃんさんへの解答を通して青から白までは前進している
そして、冬優子自身の誠実さ、綺麗さ(コミュ内のサブタイトルに「真っ白に焦がれて」というのがあります)
ゆゆちゃんさんから見た理想像としての“ふゆ”の純潔さ、神聖さでもあったりします。

また、白の桜には雄しべと雌しべがありません
ここまで表に見せてきた冬優子は前進して、誠実で、アイドルとして理想的になってきましたが、それはまだ本物になっていない。造花のような作りものの部分もあるかもしれない、ということです。

前述で触れた冬優子のゆゆちゃんさんへの解答
「いつか本物になるまで」
これはゆゆちゃんさんにだけではなくて冬優子自身も常に感じ、実践してることです。だから今はまだ偽物なのかとも感じました。
だけどそんなまだ偽物の“ふゆ”を本物にしようとしているアイドルへの誠実さ、でもそれは簡単ではないことは一番よくわかっている。そんな最高に人間臭い悩みを内包しながらひたむきに、そんな姿は見せず、しかし泥臭く頑張っている姿こそが黛冬優子の綺麗さなのではないか。

そんな気持ちを込められたデザインになっています。

ゆーすけパイセンから長文とともに送られてきた解説画像
コミュをしっかり読み込んでからデザインしてくれたパイセンには頭が上がりません


改めてプレオと向き合う

 今回冬優子を貼るにあたってプレオも全面的に変えることに決めました。
発端は前章で少し触れたゆゆちゃんさんへの共感、そして冬優子から回答の言葉です。

 言い訳に聞こえますが正直私はカスタムカーという文化に詳しくないです。別にこれは皮肉とか言っているわけではなく、未だに何となく「カッコイイ」と思っているだけの可能性があるとさえ思っています。
 本格的にクルマ好きになったキッカケも最初は同人作品の「電車でD」から頭文字Dを読み始めたから。クルマ弄りをし始めたきっかけもなんとなくカッコいい、やってみたい、楽しい、この気持ちだけで最初はやっていました。
 なので物凄い憧れるホイールがあるわけではないし、好きなクルマは一般的なところから外れています。最初のプレオの様子を見ればわかりやすいですね。

とはいえお気に入りのデザインではありました
またプレオでキャルルック、挑戦したいですね


 ですが、プレオ界隈の方々、痛車界隈の方々と色んな人やクルマに触れていくほど、何か自分も挑戦してみたいという気持ちは強くなっていきました。でもその気持ちの正体がわからず、やることだけ迷走しているようなときにmulti-angleのコミュを読んだわけです。
この気持ちの正体は憧れだったのか。そしてまずは自分の憧れを追いかけてみようそこにどんな景色があるなか見てみようと。そんな方向性で今回の仕様を作りました。

とは言ってもどこに憧れているのか。
まず分かりやすいところに目を向けるとプレオ會、そして主にanti pleo pleo clubの面々でした。
私をプレオ界隈、痛車界隈に放り込んだらめえん、そしてそこからプレオをくれ、クルマ弄りを教えてくれた、ましとゆーすけパイセン。この3人の背中を見てこれまでやってきました。
クルマ作り、オタクとしての在り方としても良い仲間であり、いつも追いかける対象です。
そして、一番身近の「凄いクルマを作る人達」という憧れの対象でもありました。

もう1つの憧れを感じていた先は痛車界隈、特にアイマス関係で会って来た方々の思いや拘りは色々聞いてきたのですが、本当にいつも感銘を受けています。
のり子が繋いでくれた縁も多いですが、今回は冬優子でこの思いをぶつけられる痛車を作れると感じたので、冬優子施工に合わせてプレオを一新する決意をしました。(いつかまたのり子も貼りたいです、一杯考え込んで)

そんな気持ちでプレオに触れていくわけですが、1つ問題に直面します。
全然車高が落ちないこと。

車高落として、太いホイール履いて、ツラを出す、今回はこれらの基本をかなり大切にしました。今まで自分が目を向けているようで、しっかり目を向けていなかったクルマ弄りの大事な部分です。
特に車高の部分は少し重きを置きました。如何せんこれまでの冬優子痛車が揃いも揃って低いわカッコいいわで、これまでのプレオの方向性では力不足だと勝手に感じていたのです。
まずはプレオのカスタムカーとして最低限「おっ」と思われるレベルに持っていくためのメニューとして車高の低さを1つのコンセプトにしました。

しかしまあ、プレオという車種は落とすのは簡単なのですが限界が早いです。外径の大きなホイールで落とすとすぐにホイールハウスに接近したり、キャンバーを寝かそうにも加工アクスル程の無理が出来なかったり。そもそも毎日使う日常の足として、あまり無理のないようにさせたい。その条件に合う仕様として今回採用したのが“純正ハーフリップ”と“加工鉄チン”の組み合わせでした。

この組み合わせ自体は最初ゆーすけパイセンが採用してたものです。
パイセンのプレオはどちらかと言うとスポーティな方向に降っていました。しかし私は今回、13インチという小径ホイールで車高を無理なく落とすための手段に注目して導入することとしました。

またサイズにかなり自由度があるのも魅力です。
今回毎日の街乗りを想定していたので、太履きでも無理のないサイズ、6~6.5j(プレオは7jあたりから収めるのに苦労してる印象があります)、キャンバーも6度ぐらいで抑えられるようにしました。
改造車とわかるけども派手すぎない按排を求めた結果です。
鉄チンなら元のサイズとオーダー次第で好きなオフセットや太さで作成出来、自由度が高いため理想の状態にしやすいのです。

さらに純正鉄チンを元に作成することにも良さがありました。
今回、冬優子の「貴方は貴方のままでいてほしい」という言葉にも注目してます。これはこれで冬優子の本心であり、本来目指したかったところでもあると思うから。
そして私の持ってるプレオの色「プリズムイエローメタリック」、これはプレオにしか用意されてない、更にカタログ表紙のカラーです。(尚、前期で消えました。そりゃそうだ)
言えばこれは1番プレオらしい色でもあるのです。(過去に職質を受けたときにおじさん警察官が「プレオと言えばこの色だよねー!」とも言ってました。正気か?)
ですが多くの人が見てわかる通り全然カッコよくなる色ではありません。というか今でも上手い使い方なんて思いつきません。でも、これがプレオ自身の色ならそれを活かしたい。カスタム元としてダメダメでも、理想を追いかければ形になれることを証明したかったのです。
それを自然に表現するためにも最初履いていた純正を元に、自分に合う色に、サイズに加工出来る加工鉄チンが最適解でした。

真っ白なスーパーホワイト、癖がなく良い色です

結果としてプレオとしても、痛車としての弄り方としても、自分の中で満足のいく仕様が完成しました。


ちなみに、そんな加工鉄チンを今回制作して頂いたのは「鎌ヶ谷ワイドホイール」
毎日乗ることに耐えられる加工鉄チンを作りたかったので、ここ以外の選択肢はありませんでした。金額的には他よりしますが、クオリティは圧倒的に高いです。加工鉄の作成考えてる方がいたら絶対オススメです。

最後に

今回3仕様目で初の張り替えということで、のり子を離れて冬優子に行くのだからそれなりの覚悟を持って望みました。
仕様として派手ではないですが、誰でも抱えるかもしれない悩み「憧れ」、その気持ちをぶつけられたのは芯が強い冬優子のおかげでもあったのかと思います。
暫くはこの仕様で楽しむ予定なので、シャニ界隈のみならずアイマス痛車の皆様、改めてよろしくお願いします。

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