見出し画像

過去の譜面を掘り下げながら振り返る、時期ごとの自分の作譜傾向

「うみぐりゃーずアドベントカレンダー Advent Calendar 2022」12月17日の記事です。

自己紹介

初めましての方は初めまして🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️
youtubeで「某スライダーを擦る音ゲー」関係の創作譜面を制作してたり してなかったり します。ふじと申します。
投稿頻度が最低最悪なのでチャンネル登録はしなくていいです

はじめに

今回うみぐりゃーずアドベントカレンダーに参加するにあたって「どんな記事を書こうかな~~~」といろいろ考えていたのですが………

特に思いつきませんでした!!!!!


本当は自分の譜面に対する考え方とか書きたかったのですが、実際問題普段何も考えないで作譜してる言語化するのが難しいのでそれ一点に絞るのは断念しました。

なので本家様(?)に見習って自分の譜面の話をすることにしました。
でもそれだけだと味気ないので、今回はそれぞれの時期ごとの作譜傾向のお話と、同時にいくつか譜面をピックアップして解説していきます!

※注意!!!!!!!!!!!!!
僕の譜面の話をするので当然ですが、
圧倒的主観で僕が好きな配置などを語ります。
ですので、これから先の内容は「あくまで僕が考える良い譜面」なので
それが絶対的に正しいわけではないです!
こういう考えのやつもいるんだな~程度の受け取り方でお楽しみ下さい🙇‍♂️

第一章 -黎明期- (1~4作品目)

UMIGURIってなんだよ


世はまさにSeaurchin時代、というかこの記事で解説する譜面ほとんどSeaurchin譜面です。うみぐりゃーずアドベントカレンダー用記事とは
(ちなみにSeaurchinは某スライダーを擦る音ゲーの旧レギュレーションに対応しているシミュレータで、すでに開発は終了されています。

そんな最中、当時某和太鼓を叩く音ゲーの創作譜面を少しだけかじっていた僕もその波に乗ることを決意しました。
そして2019年1月23日、記念すべき第一作目が投稿されました!

Coquette《MASTER 14》

!?

Σ((゚д゚; ))

そうです、記念すべき第一作目は某音ゲーの曲を使用していたためポリシーに引っ掛かりそうだったのであえなく非公開になってしまいました…

ということで残念ですが第一作目は紹介できないので、黎明期からは第一作目の4ヶ月後に公開した記念すべき第二作目の譜面をピックアップして紹介します。

SILENT BLUE《MASTER 14+》

maimaiより、かねこちはるさんのSILENT BLUEです。

まず黎明期の譜面の最大の特徴として、レギュレーションというものが存在しません。幅のレギュレーションとか知らなかったんだもん…
そんなまだまだ初心者の譜面ですが、今見ても黎明期の譜面にしてはかなり整っている譜面だと思います。(スライドの曲がり方は終わってるけど)

またこの頃の作譜で一番意識していたのは「配置のマイナーチェンジ」です。
今となっては作譜における基礎と思っていますが、当時の僕が本家譜面から読み取れた情報はこれぐらいだったので……

サビのフレーズ(左:1サビ 右:ラスサビ)
  • メロディーと4分の混フレ ⇒ メロディーと8分の混フレ

  • 片手の布配置 ⇒ 両手の布配置

  • 階段からトリル ⇒ 階段からトリルっぽい乱打

みたいな感じで変わってます!
特に混フレの配置が交差を含めて大きく変わってるのが、ラスサビの転調して一気に盛り上がるところにバッチリあってて今見てもかなりいいです!!!!
でもさすがにこの階段を見るに幅のことはそんなに考えてなさそうですね。

今の僕が幅を考えたらこんな感じになると思う


第二章 -にわかレギュ理解期-(5~9作品目)

にわか知識で物事に挑むのはやめよう!

少しずつ作譜に慣れてきたのか、幅のレギュレーションなどを知り始めてきた時期です。しかし、しっかりとした理解ができていなかったのか所々黎明期もびっくりなトンデモ配置が見受けられます。

?????
???????????????????


第三章 -レギュ理解期-(10~18作品目)

定まった幅って… ステキ…

前章とは打って変わって、だいたいのレギュレーションを理解し終わった状態の時期です。でもまだ巻き込みは考慮してなかったりします。(???)

この時期の譜面傾向としてはこんな感じです。

  • 装飾的(実際には上でいい)斜めエアー

  • タップの配置を意識しはじめる

正直今見ても結構いい譜面が出来てる時期なので、自分でもお気に入りの譜面を一つ紹介します。

Blow my mind《MASTER 14》

Cytus IIより、3R2さんのBlow my mindです。

この時期の譜面の中だと一番前衛的になるように作譜した譜面です。
曲に合わせて楽しいパートと前衛的な譜面のパートをはっきり分けるのは、僕が譜面を作るときに一番考えている「曲の雰囲気に合わせる」考え方の始まりかもしれませんね!

この譜面の一番特徴的な部分は「崩れる文字スライド」です!
「Blow my mind」のサンプリングボイスのエフェクトに合わせて、所々変化している文字スライドが流れてきます。

1回目 そのまま綺麗な文字スライド
2回目 文字スライドの幅で全てノイズになったスライド
3回目 1回目のスライドを崩したスライド
一番カッコいい!

またこの譜面も後半のマイナーチェンジを意識してます!
前半と全く同じ配置でノーツ幅をバラバラにすることで、
まさに「Blow my mind」な譜面に仕上がっています🤯

ちなみに…
第二章の時から使ってはいたのですが、このあたりの譜面はベジェ曲線スライドを使って作譜をしていました。この時は「こんな簡単にキレイにスライドを曲げられるなんて!!!」とウッキウキで使ってましたが、今では彼とはもう決別しています。理由は後程!


第四章 -ギザスラへの目覚め期-(19~25作品目)

「96分間隔で制御点を置きまくるゲーム」

この時期は、僕が作ったとある譜面の影響が100%みたいなところがあります。なので時期全体の説明の前にその譜面の紹介をします―――

Widow's kiss《MASTER 14》

BOFU2017より、WidowmakerさんのWidow's kissです。

この譜面の特徴といったらこれです。

今見てもヤバい

今までの譜面に比べての圧倒的スライド装飾。これです。
今までの譜面のノイズスライドは、「短い時間、かつ単調」のものが多かったですが、この譜面は長くにわたって複雑なスライドの装飾が曲調を表しています。
この時から僕はこれらの「ギザスラ装飾」の作譜によって、スライドの見た目のインパクトをメインとした譜面を定期的に作るようになります。
僕の作譜人生における大きな転換点となった譜面です。

またこれらのタイプの譜面は後々僕の投稿頻度を最悪にするのに大きく関わってきます。


第五章 -コンセプト確立期-(26~39作品目)

「ふじ」らしい譜面

この時期は本当にいろんな譜面を作りました。また定期的に装飾大爆発な譜面も作譜してました。

かなりいろんなタイプの作譜を頑張ろうとしてましたが、この時期あたりから全ての譜面において割と意識してきたことがありました。

  • タップ曲線(時期後半から潜在的なものも含む)

  • 意図せずに幅を揃わせない(これは主に時期後半から)

  • もっと交差配置を使う

タップ曲線については第四章の時期から実はたまに意識していたのですが、
この時期からさらに気にするようになりました。この時期のお気に入り譜面その1を解説しながら、タップ曲線について詳しく説明していきます。

Future Coaster《MASTER 14+》

Groove Coasterより、削除さんのFuture Coasterです。

サムネイルにもなっているソフランギミックや3幅スライドに目が行きがちですが、タップ発狂の配置にこだわってみようと頑張った譜面でもあります。

でもやっぱりここも大好き(自画自賛)

まず基礎タップ曲線としてこれらの様なシンプルな曲線のもの、これは混フレで使用したりすると綺麗になります!

左:Future Coasterでの基礎タップ曲線(6幅が入ってるので不規則)
右:混フレ的な配置に混ざるタップ曲線(チエルカ/エソテリカより)

次に対象・食い込みタップ曲線、その名の通りシンメトリー形のタップ曲線とレーン外に食い込んだタップ曲線です。この食い込みタップ曲線は簡単に置きやすいので多用しがちです!

左:対象タップ曲線(かなり傾斜きつめ)
右:食い込みタップ曲線(お手軽!!!)

最後に潜在的タップ曲線
これは「明示的に曲線を描かず、配置の関係性がある部分のタップが曲線を描いている」という曲線です。一般化するとわけわからんな
要は「配置の一部分が曲線を描いてたら綺麗な配置に見えるんじゃね!?
っていう譜面を見てる人からしたら全く持って認識できないタップ曲線のことです!
例をみるとわかりやすいかもしれません…

伏線回収!?!?

1小節目の階段は「水色の線のようにノーツが拡大しながら右に曲線を描くように意識して階段全体を配置」してて、
2小節目は「トリルの始動側を紫色の線の様な基礎タップ曲線に、また逆手側のノーツの動きが水色の線の様な蛇行を描くようにノーツ幅を調整するように配置」しています。

2小節目が分かりやすいですが、

  • 基礎及びそれから派生したタップ曲線
    ⇒タップの動きから曲線を描く

  • 潜在的タップ曲線
    ⇒曲線を基に配置のレイアウトを構成する

という感じです!!!

(潜在的タップ曲線は僕が作譜するときにふわっと意識してることを頑張って言語化した概念なので、理解できなくても全く問題ないです。正直僕もちょっとよくわからない

もう一つ説明したい概念として、「意図せずに幅を揃わせない」配置についても タップ曲線でリソースを使いすぎたので サクッと解説します。

これは、乱打を「動きがある」様に見せるためのテクニック(?)です!
例を見るのが早いので作譜中の譜面から一部分を取ってきました。

左:取ってきた配置
右:取ってきた配置の幅をいじくり、部分的に幅を揃えた配置

見比べてみると、似たような配置でも左の方が動きがあるように見えませんか!?!?右はどちらかというと少し硬い印象を受けると思います。これは紫の線が示しているように、部分的に幅が揃っている場所があるからだと考えられます。左の様な感じで近くのノーツの幅をずらすと、逆にばらけている印象になります。

これに関しては「幅が揃っちゃってるから不正解!」とかではなく、場合によって使い分けるとメリハリが出るという点が大事です!
僕の場合は少しの間入る乱打(間奏とか)などは左のようなばらけている配置が、逆にキメの部分(局所発狂、ラス殺し)とかは綺麗に幅を揃えた配置にするといいかんじになると思ってます!!!


ちょっと難しい話が続いたので小休止しましょう。

_(¦3」∠)_   z zZ… 


_(¦3」∠)_   z zZ… 



_(¦3」∠)_   z zZ… 




_(¦3」∠)_   z zZ… 






_(:3」∠)_   ハッ

 それではこの章のまとめとしてこの時期で個人的にお気に入りな譜面をさらに2つほど紹介します!!!

妄想製造傘下《MASTER 15》

BOFU2017より、ふなうおさんの妄想製造傘下です。

第四章で紹介した「ギザスラ装飾作譜」の究極系みたいな譜面です!
どんな譜面かは下の譜面画像を見るとわかると思います。

うわ

やりすぎ

ちなみにここら辺の時期の譜面からベジェ曲線を使わない作譜形式に変更になりました。理由としては、

  • 手で曲げたイカすスライドと比べて綺麗すぎる

  • 手で曲げてもそんなに汚くなくなった

って感じです。ごめんねベジェ曲線君……

そして、この時期で僕が一番お気に入りの譜面………
それはこれだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

IZANA《MASTER 14+》

………


もう見た



非公開理由は第一作目とおんなじです、カナシイ……


最終章 -そして現在へ…-(40~44作品目)

そして………2年の時が立った……………….

( ( (本当に2年の時が立ちました。)) )

コラーーーーーーー!!!!!!!!!!!

なんと今まで紹介してきた譜面はすべて、
僕が2年以上前に作譜していた譜面の話でした!!!!!!!!!
(??????????????)

大きく期間が空きましたが現在も譜面のコンセプトは2年前と変わらず、
より個性的な譜面を作れるよう日々努力をして るかもしれないです ます。


さいごに

結局UMIGURIの譜面は紹介できませんでした!
いかがでしたか?

……昔の譜面を少し語りすぎました。
そのせいで他の参加者のみなさんに比べて長めの記事になってしまったかもですが、ここまで読んでくださった方に感謝を!!!!

面白かったよ!って方はぜひ
他の参加者のみなさんの記事も見に行ってみて下さい!

あと僕の最近の譜面が気になる人はぜひ
僕のチャンネルを覗いて行ってください!!!!!!!!!(強引な誘導)

全ての譜面ジャーに祝福あれ!!!!!!
ありがとうございました!!!!!!
🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️











さいごのさいごに……
実はこの記事で分けた時期、かなり大雑把なので例外の譜面がたくさんあります!!!!!!!!!
気になったそこの譜面ジャーはぜひ僕の譜面を見て探してみよう!!!!!

バイバイ!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?