京都いってきました!vol.6

あっという間に京都の滞在期間も終え、そろそろ関東に帰ります。京都から学ぶこと、考えることが沢山あり、非常に有意義な時間となりました。

そんなわけでお土産をこれから買わないといけないんですけど、実は京都土産を買ったりもらったりすると必ず思い出す人がいるんです。

その人は「高橋」と言うんですが、驚くほど天然な人で、

この時代には珍しく、口頭伝承によってそのエピソードが後世に伝えられていくんですよね。(僕もその伝えられた一人です)


そんな口頭伝承されたエピソードの幾つかを今回書き記すという形で後世に伝えていきたいと思います。


まぁ、なんで高橋を京都で思い出すかというと、高橋もかつて京都を訪れた時に土産を買いに行ってたそうなんですけど、高橋はここで「八つ橋」の名前を忘れてしまうんですね。

困った高橋。でもお土産は買いたい。そんなジレンマを抱えた結果、店員に質問するわけです。

「お姉さん!あの、京都の有名な三角で甘ったるいやつなんて言ったっけ!?」


高橋はまさかの聞く側の癖にネガティブバイアスの入った質問を堂々と出来るようです。


しかし、店員の方もプロで、真摯に答えようとします。

「お客様、八つ橋ではないでしょうか?」

「あ゛!?俺の名前は『高橋』ですけど!?」


なんでキレ気味なんだよ。高橋。


これが後に語られる「八つ橋事件」なんですが、高橋にはまだまだ珍事件がありまして。それが「半クラ事件」と呼ばれるものです。

それは高橋が従兄弟と一緒に教習所に通っていた時のこと。その日はマニュアル免許の仮免試験の日だったらしく、2人は同じ車で試験を受けていたそうです。

事件は坂道発進の時に起きました。

その前にオートマ免許の人のために「半クラ」の説明を簡単にすると、マニュアルにはクラッチというのがブレーキの横にあって、発車や速度を変える際にはこのクラッチを完全にではなく半分くらい踏んだ状態にして切り替えを行います。(慣れていないと失敗してエンストします。)

この「半分クラッチを入れた状態」を通称「半クラ」と呼びます。ところで、人間というのは何かと文字を略したがる傾向があり、

ポケットモンスター→ポケモン

木村拓哉→キムタク

チャゲ&飛鳥→SAY YES

みたいに4文字になることが多いんです。

昔から友達から4文字にすると覚えやすいからというのを聞いたことあるんですけど、

なぜ4文字なのかの理由は4文字以上だったので、忘れちゃいました。そのため本編では割愛致しますね。


そんなわけで坂道発進の試験をするために車を教習所内の坂道に停車すると、教官に「じゃあ高橋さん「半クラ」にして」と指示されました。

坂道発進なので、半クラにした状態でサイドブレーキを外し、アクセルを踏んで進めば坂道発進は一旦合格です。(僕の朧げな記憶ですが…) 

しかし、高橋は「半クラ」にしません。思わず教官も再度、「高橋さん「半クラ」お願いねー!」と言うと、何やら真剣な顔で数秒沈黙した後、


高橋は「ファ!ファ!」と二回弱めにクラクションを叩き(半分クラクション→「半クラ」)、教習所内ではなかなか聞かないクラクション音を虚空に響かせたそうです。







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