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2019年買ってよかった本の話

Ubiregi Advent Calendar 2019 の18日目です。

note では初めましてなので、少しだけ自己紹介をします。
(思えば 9日目 も自己紹介してませんでした。。)
2019年4月より ユビレジ の開発部で(おおよそ)バックエンドエンジニアとして働いています、山内です。
それまでは5年間、大阪のSIerでシステム開発(Javaとか.NETとかC#とか)の仕事をしていて、関西生まれ・関西育ちの生粋の関西人です。ご縁あって4月に上京し、早いもので気がつくと8ヶ月が経っていました。
11月からは、部内に爆誕した新チームのリーダーのような役割を担っており、 開発をしたい人が開発をしやすい環境にすること、アプリを使っている人が心地よく使い続けられる環境にすること を個人的な信条として日々向き合っているところです。

あんまり自分のことを話すのが得意ではないので、年の瀬ですし、2019年買ってよかった本の話でもしようかと思います。

正しいものを正しくつくる プロダクトをつくるとはどういうことなのか、あるいはアジャイルのその先について

前職では受託開発で中規模業務システムを扱っていたのですが、ウォーターフォールの開発手法が取られていました。
当時社内でアジャイルというと、仕様変更がリリースするギリギリまでできて便利なんでしょー?という偉い人たちの文脈で語られることがほとんどで、転職するまで、やったことないくせにアジャイルという単語にあんまりいいイメージがありませんでした。

正しいものを正しくつくる、は入社してようやく一息ついたぐらいの頃、著者の市谷さんのイベントに伺って知った本で、受託開発から自分たちのプロダクトを扱っていくスタイルに変わった頃だからこそ読むべき本だったと日に日に実感しています。

ユビレジの開発はスクラムがメインです。
POがいて、開発チームを組むエンジニアがいます。
私のスクラム歴は浅いですが、スクラムで開発をするメリットの1つとして、POと開発チームのどちらもがプロダクトに真摯に向き合い、どうすればより良いものになるかという働きかけができることにあると思っています。
本書のタイトルにある「正しい」とはどういうことかわかりませんが、その時できる最良を考えて改善する活動を続けるに当たって、少しの勇気をもらえる気がしました。

エンジニアリング組織論への招待

本の発行自体は2018年ですが、Amazonの購入履歴を見ると2019年だったので、今年買った本として挙げます。

何がきっかけでこの本を手に取ったかは忘れてしまいましたが、「正しいものを正しくつくる」と同様に、プロダクトをつくるとは?というところに対する答えを求めて読んだような気がします。

結局のところ、プロダクトを正しくつくる、ということに正解はなく、「これでいいのかな」という不安をコントロールしながら開発を続けていくしかないのですが、コントロールするための考え方や手法について学ぶ手助けをしてくれていると思います。
組織のことを考える、という点では、最初に読んだ頃よりも今の方が身になっていることも多いです。

そして買ってからこの本が会社の本棚にもあることに気が付いた!!
(10日目の記事にも書きましたが、ユビレジには福利厚生の一環で図書の購入補助の制度があり、割と気軽に技術書やビジネス書を買って読める環境にあります。)

WEB+DB PRESS Vol. 110 名前付け大全

ところでユビレジアプリの管理画面はRuby on Rails でできています。
前職でRubyのるの字も知らなかったので、ユビレジに入って日々コードを読みながら勉強しているところです。
Railsでの開発はとにかくスピーディーで、少しコマンドを叩けばあっという間に画面ができてすごいなぁ……と思いますし、そういうところはアジャイル開発、とりわけスタートアップ企業でのそれと相性がいいんだろうな、とも思います。
ただ、アジャイルによってスピード感を持ってコードが変わっていくので、仕様を知るにはコードを読め、という空気感がある側面もあります。

たまごクラブ・ひよこクラブと名高い名前付け特集のWEB+DB PRESSですが、日々複雑に進歩するコードだからこそ、コードで語るために可読性の高い命名が必須であるということを教えてくれます。
命名の一助となってくれました。きっと来年以降も傍に置いてお世話になることと思っています。 🙇‍♀️



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