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noma、初のソロアルバムリリース

 とにかく、”これまでのnoma”と”これからのnoma”に区切りをつけたかった。今回のリリースに至った動機としては概ねそんなところだと思う。
 
 2021年8月を境に、俺は全く変わっちまった。くだらない反省文くだらないコンプライアンスくだらない感染症対策。これほどまでに自由が制約された時代は、歴史的に見てもかなり稀だと思う。著名なアーティストの中にはメディアや為政者の欺瞞を確信する者も少なからずあるが、それでもその誰もが迎合を選んだ。俺としては、やれ「どこどこの利権だ」だの「だれだれの陰謀だ」だの、特定の個人または集団を指して非難する気は毛頭ない。ただ、これだけは言える。胸を張って言っていこうと思う。知らない誰かの命より、今、お前がどう生きるか。最近はこうも言っている、「世のため人のためよりまず自分のためだ」と。生きがいや楽しみを奪われ、身を削るような代償さえ払いながら、それでもなんとか足並みを揃え、世間一般のモラルに沿うよう必死にすがりついて生きる。俺は、そんな生き方を"不健全"だと思う。全員で同じ苦しみを分かち、事が収まるのを待とう。この価値観を受容し続ける限り、また更なる「生きがいや楽しみを奪われーー」た人達が同じ苦痛を強いられることになる。コロナ渦に限ったことじゃない。学校に馴染めない不登校児、社会に馴染めない不適合者、自分には”生きる資格"がないんじゃないかと絶望している全ての人達のために、俺は、どっからどうみても”生きる資格”がない人間になる。こんなやつでも生きてていいんだって、そんで、お前が楽しいと思うことは何もかも正しいんだって、口先だけじゃなく、生き方でもって伝える。言わばこの『六ネンメベストテープ』は、今の決心に至るまでの軌跡を記録しておく備忘録のようなもので、なんというか、過去の清算、的な?っつーか、埋もれすぎ。SoundCloudだとか一部のプラットフォームにしか上がってないような名作が、と、に、か、く、多すぎる!!聞いてほし〜、知ってほし〜、”これまでのnoma”もずうう〜〜〜〜っとヤバかったんだよってこと。4年前の俺に勝てそうな同世代のラッパー1人も見当たらねえ。ちったあ頑張ってくれよ

P.S. 「人を傷つけない笑い」という概念がコメディアンを傷つけている。


2017年5月に撮影。まだ夜猫族ができる前。
トラックリスト及び各曲の制作日。また気が向いたら制作秘話なり解説的なもの書くかも。
ライブで炊飯器を披露するnoma。


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