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櫻坂46が示した未来図

2nd TOUR 2022"As you know?"は演出、セットリスト、パフォーマンス、メンバーの想い等々、全てが想像以上で最高のものだった。これは今でも変わることのない事実だ。だからこそ3rd TOUR 2023はどのようなものになるのか、期待に溢れていた。


1章

存在証明の2ndTOUR

2nd TOURが終了した後に出版されたBUBKA1月号で「櫻坂46東京ドームスペシャル」と題された表紙では、

存在証明
東京ドームで目撃された過去から未来への旅

BUBKA1月号

と記されていた。
欅坂から改名し、約2年。この”存在証明”という言葉はとても重いものだ。ファンもグループもずっと過去に囚われている、ように感じることがあった。それだけのグループだったことは誰も否定できないし、それを否定すると今を否定することになってしまう。
しかし、”存在証明”の後に続く、”過去から未来への旅”という部分は間違いなく櫻坂が作り上げてきたものが間違いなかったという”証明”である。
本当に改名してからたくさん悩んだ、わからなくなった、これは私のことだ。少しグループから離れた時期があった。でも2nd TOURで思った。やっぱりこのグループが大好きで虜で、これからも道のりは険しいかもしれないけれど応援すべきだと。

菅井友香が残してくれた”大切なもの”

ツアーの千秋楽である東京ドーム公演で、グループ最大の功労者である、菅井友香が卒業した。菅井友香はグループに沢山のものを残してくれた。それは「謙虚さ」、「優しさ」、「絆」、「愛」、「想い」など書ききれないほどのものを。
そして、卒業セレモニーでは欅坂のこと、櫻坂の未来についても触れてくれた。

そんな大好きな櫻坂46は皆さんの応援のおかげで、ここ2年で凄く前よりも成長してたくましい櫻になったと思います。そして、みんな一生懸命で前を向いて、いつも真面目に頑張っている頼もしいメンバーでいっぱいです。そんな櫻坂の魅力がもっともっと色んな方に伝わっていってほしいなと心から思っています。

菅井友香 卒業セレモニー スピーチより

大好きな欅坂46も櫻坂46もそれぞれにしかない楽曲、グループ、メンバーの魅力がたくさんあります。どっちが良い悪いとかじゃなく、それぞれを尊重しながら魅力を受け入れて、どっちも愛していただけたら嬉しいなと思っています。

菅井友香 卒業セレモニー スピーチより

東京ドームで披露した欅坂の楽曲、そして偉大な菅井友香の言葉により、ようやく欅坂の先に櫻坂があると真の意味で理解ができた。認めることができた。

過去との決別、櫻坂の存在を証明したものが2nd TOURであった。

2章

新たな仲間と3rd TOUR開幕

櫻坂は2023年が勝負の年と位置付けた。
守屋麗奈が新センターになった。カップリングでは大園玲も初めてセンターを務めた。三期生が加入した。必死に食らいつき、励まし合う三期生をドキュメンタリーで見て、心を動かされた。そして、櫻坂に”新しい風が吹いている”と明るい未来を感じることができた。
新たなセンター、新たな仲間を迎えて開催されるツアーは何を魅せてくれるのだろうか。初めての歓声ありのツアーはどのようなものになるのだろう。たくさんの期待を抱え、3rd TOURは始まった。

3rd TOUR 2023 本編

3rd TOURでも櫻坂に驚くほど圧倒された。
セットリストも演出も最高のものであった。
しかし、1番驚いたことはメンバーひとりひとりのパフォーマンスである。櫻坂のメンバー全員の表情、動き、表現力が格段にレベルアップしている。演出任せではない、1人のエンターテイナーとして成長していた。
2nd TOUR本編最後の曲である摩擦係数がこのツアーでは、3曲目だった。2nd TOURのイメージが完全についているこの曲を3曲目に持ってくるためには、多くのものを越えなければならない。簡単なことではない、しかし越えてきた。このグループはずっと今が最高だと全力で証明してくれる。

新たに加わった仲間である三期生もそんな先輩の背中を見て、最高のパフォーマンスを見せた。”夏の近道”は今しかできない曲なのかもしれない。そう思うほど全力で青春で眩しかった。ついこの前まで”普通の女の子”であった、とは到底思えないパフォーマンスのレベル、盛り上げ方だった。
そんな三期生を見て、会場の盛り上がりはとてつのないものになっていた。
そして、三期生は”Dead end”も披露する。
2サビのパフォーマンスが忘れられない。ダンスが得意、不得意なんて関係なく、全力で全身で表現する三期生を見て、親でもないのに、勝手に誇らしくなった。どうだ、これが櫻坂46 三期生だ!と

”BAN”も強烈に印象に残っている。
この曲は三期生ドキュメンタリーで課題となった曲であり、どのような演出になるのか楽しみであった。
私が初めて見た福岡公演では、一・二期生が登場し、最高のパフォーマンスを見せつけた。全力で力強い。しかし何処か余裕を見せつけるような、これが櫻坂の"BAN"ですと訴えられているような印象を受けた。
私は十分満足していたが、まさかもっと進化すると思っていなかった。
神奈川3日目では、なんと三期生が初めに出てきたということであった。
実際に参加した大阪公演でもこのパターンだった。初めに抜かれた石森璃花を見て鼓動が早くなるのがわかった。これは噂に聞いたスペシャルBANか…と。三期生のパフォーマンスはドキュメンタリーやおもてなし会で見たものとは比べ物にならないほど良かった。石森璃花の「時間はあんなにあったじゃないか」も彼女なりの主人公像が完成されていて鳥肌が立った。しかし、これも越えていく。間奏で一・二期生が登場するのだ。強すぎる。一眼見て分かる。乗り越えてきた場面、踏んできた場数が違うと。センターの森田ひかるはもう一つ上の存在に感じた。オーラが違う。表現が合っているのかわからないが、あの時の森田ひかるは”神”のような視点の主人公に成っていると。
最高で、最強のBANだった。確実に力をつけ、先輩を本気で倒しにいく三期生を悠々と上回る先輩たち。未来は明るすぎる、本気でそう感じた。

本編最後の曲は、”桜月”であった。言及しておくが、BANの次の曲が桜月である。曲の雰囲気は全く違うものだし、BANで盛り上がりが最高潮になっても、ここで転けたらライブは絶対に成功しない。
会場の雰囲気が落ち着く頃、「Last Song」と表示される。そして、センターステージから守屋麗奈が現れる。自然と拍手が起きる。イントロが流れる。ほんの少し前とは全く違う感情になっていることに気づく。桜月は、大人になったけど大人ではない櫻坂だからこそ歌える歌だと思う。自然と感情移入してしまう。過去の自分や櫻坂に対して、重なる思いがあり涙が溢れる。
「あの花は僕が大好きだった人だ」からメンバーの感情が爆発していくのが分かる。あの時は、言葉にできない感情になった。
そして曲が終わった。守屋麗奈を他のメンバーが送り出す。物語が終わっていく、ずっと見ていたかったものが終わっていく。名残惜しいような、でもとても多幸感に溢れている自分に気づく。

こうやって、3rd TOURの本編は終わりを迎えた。


3rd TOURが証明したもの

新センターが誕生し、三期生が加入した。そして、新キャプテン体制での初めてのツアーとなった3rd TOURは何を表現し、何を証明したのか。

私は、
『櫻坂は自分自身で未来を切り開く覚悟がある』
と証明することが今回のツアーだったのではないかと思う。
そして、私はそれが過信ではないと思った。

新センターの2人が1曲目と最後の曲を堂々とパフォーマンスし、観客を魅了した。
新たな仲間の著しい成長に驚かされ、その全力さに心を動かされた。
全ての期が融合して、最強のパフォーマンスを作った。
かっこいいだけではなく、切なく、儚い曲で観客を魅了することもできた。
欅坂の曲を望む声はもうない。みんな櫻坂の楽曲、パフォーマンスが好きで、櫻坂だから予定をあけ、時間をかけてライブに来ている。

このツアーで確信に変わった。
もう、必要以上に過去に囚われる必要はない。前だけ向こう、未来は明るい。

終わりに

櫻坂46の未来図

こんなに期待感に溢れているグループを応援できるのは幸せだ。
ツアーでは何色にも染まれるグループであると証明した。

アイドル、音楽業界に革命を起こした一期生はずっと成長し続けてくれ、大きな背中を見せてくれる。
二期生は加入して早々に荒波に揉まれながらも、グループを支え続けた。ツアーでは去り行く同期を見送って、より強くなった。
三期生は新しい風を吹かせてくれていて、常に向上心の塊だ。まだまだ見せてない顔だらけだろう。

アイドルの性質上、早かれ遅かれ別れはやってくるし、このツアーでも1人、次の夢へと飛び立った。

しかし、別れや変化があるからこそ、全力で応援できる”今”を大切にしよう。
櫻坂46がどんな未来を見せてくれるか期待しよう。
大丈夫、明るい未来がもうそこまできてる。


追記
・国弱で文章書くの苦手なのに、noteを書いてみたため、稚拙な表現や言葉の意味そのものが間違ってる部分もあると思います。先に謝っておきます。すみません。
・お前誰やねんみたいな上から目線満載なんでいくらでも殴ってください。嘘です優しくしてください。
・もしここまで読んでくれている方がいるなら本当に感謝です。
・まだ書きたいこと沢山あるのでぼちぼち書いていきます。
・敬称略した方が書きやすかなって勝手に思って書いてます。無礼すぎるの反省します…


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