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[スウェーデン] 高等教育

スウェーデンで留学を始めてついに1ヶ月が経ちました。

いまだに日本に帰りたい欲がじわじわとわたしを支配しますが、旅行の予定を立てる、課題に熱中したりすると、そんな自分を少しばかり忘れられます。
他にも、この世界中でたくさんの仲間たちが留学している、一緒に戦っているって思うと、よし頑張ろうって思えます。そんな繰り返しの毎日です。

わたしが今まで受けてきた日本の大学での授業と、スウェーデンでいま受けている授業との相違をまとめます。

<授業形態>

わたしの今通っている大学は、1セメスター(8月から1月の5ヶ月間)で最大30ECTSの単位を取得することができます。ひとつの授業の最小単位が7.5ECTSなので、1セメスターにつき最大4つの授業を取ることができます。

わたしは以下の授業を受講しています。
・Nordic studies 15ECTS
・Gender, Health and Technology 7.5ECTS
・Web business 7.5ECTS

授業がどれだけ忙しいかというのは”study pace”という指標で表され、
だいたいが50%〜100%と、この授業がどれくらいのペースで進んでいくかが数値化されてシラバスにわかりやすく載っています。
(課題の数や重さも含まれているのでこの指標はかなり重要)
(ちなみに150%というのも存在し、100%以上は総じてがっつり忙しい)

授業スタイルはほぼ先生と生徒に委ねられていて、だいたい1コマ105分、小休憩やランチ休憩を挟むところもあれば、そのままぶっ通しで進む授業もあります。

わたしのGenderの授業は、毎回課題図書の中から自分に興味のあるふたつを読む+オンライン授業をみて、疑問点や具体例を毎回ひとりずつ発表し、生徒と先生がそれに答えたり補足したりして、ほぼ会話で105分があっという間に過ぎて行きます。先生と生徒の区別がないんじゃないかって程、看護師や社会人、学生がミックスされたとっても仲が良い少人数クラスです。

<相違>

わたしが今まで日本で受けていた学部教育は、
・先生と生徒の距離が遠い
・受けている生徒数が多い
・予習よりも復習を重視

今受けている教育は、
・先生と生徒の距離が近い(わからないとき正直にhelp!ってその場で言える)
・少人数クラス
・予習重視

授業前の予習で授業で得る知識やディスカッションの質を向上させ、
複数回課せられるエッセイ課題で復習させ、最終試験で総復習というスケジュールなことが多いです。何よりも“自分の意見”をどれだけ出せるかをものすごく重視します。
これらはほんの一例にすぎないけれど、明らかに日本で受けていた教育とのギャップがすごいです。


<最後に本音>

この1ヶ月、周りの学生と自分を比べて、100%の自分の意見を英語を通して発信できない自分が情けなくて悲しくて悔しくて、リーディング課題がうまく効率的にこなせなくて悔しくて、いつかこの山を越えてトランスがくるって信じて、自分自身を肯定し続けた日々でした。

自己肯定感を大事にしつつ、あともう少しだけ頑張ってみようと思います。

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