TOEIC Part2を解く上でのコツ
完璧に聞き取る必要はない。
冒頭の類語が勝負
→『冒頭(特に疑問視)を聞き取れるかどうか?』が最大のポイント。
次の問題へのポーズは、5sしかない為、同じ問題で悩まず、素早く気持ちを切り替え、次の問題の最初の語の聞き取りに集中。出題者の意図を逆利用
→『キーワードを避ける』
Part2だけは、選択肢が3つしかない為、適当にマークしても正答率は、33%。
リスニングが苦手な人が、つい不正解を選ぶように選択肢を作る為、『質問に登場した単語を選択肢に入れておく』事が多い。
つまり、キーワードを避ける事で正解が浮かび上がる。質問の前提を崩すような応答もよく出題される。
技術1: キーワードを避ける。質問に登場した単語を含む選択肢は選ばない。
→質問文中の聞き取りやすい語=『キーワード』を含む選択肢は、ほぼ不正解。
25問中7-12問がこれに該当。
【ポイント】基本的に『初級者でも聞き取れる単語(動詞や名詞)がキーワード。
be動詞やwill等の助動詞、she等の代名詞は、キーワードではない。
また、以下のような似た発音で意味の異なる語が利用されることも多い。
発音が似たキーワードの例
・account-accounting
・contract-contact
・copy-coffee
・department-depart-apartment
・director-direction
・higher-hire
・problem-program
・sign-assign-design
・value-volume
技術2: WH疑問文。冒頭を聞き逃さない。Yes/Noで始まる応答は瞬時に消去。
①WH疑問文は、疑問詞を聞いただけで解答できる事が多い。
→Yes/noで始まる選択肢は、100%不正解。
②『間接疑問文』もWH疑問文の仲間。
→途中の疑問詞が最重要語。
25問中9-12問も出題。
【ポイント】Why ~ ?には、『Because』 or 『To ~』が正解◎
・Whyに対して、Becauseで始まる応答はが正解になる事は頻繁にある。
・To visit my client. のような目的を述べる応答も正解になる事が多い。
技術3: 質問でない疑問文。
→『提案』、『依頼・命令』への返事は、『決まり文句』or『従えない理由』
提案はWHで始まるが、Yes/Noでの返答が正解になる場合もある。
25問中2-4問。
【ポイント】
①提案のパターン
・Why don't we(you)-?
「Why don’t we~?」は「~しませんか」「~しましょう」という意味合いで、何かに誘う場合に多く使われるフレーズです。「Let’s~.」とほぼ同じといえます。ただし「Why don’t we~?」は文末に疑問符がつくことに注意しましょう。「Why don’t you~?」は「~してはどう?」と相手に提案する意味合いを中心とします。省略して「Why not~?」という言い方になることも多々あります。
・How about ~?
→相手に何かを勧めたり、提案したりする時。
・What about ~?
→「〜はどうするの? 」「〜はどうなるの? 」と問題を確認、指摘する場合
・Let's ~.
②提案に応じる返答パターン
・That's a great idea.
・Sounds good to me.
・Sure.
・Why not?
・I'd love to.
・I'd happy to.
③依頼・命令のパターン
・Would you have time to~?
・Would it be possible for you to ~?
・Would you mind ~?
・Could you please ~?
④依頼・命令に応じる返答パターン
・Right away.
・Sure, I will.
・(Would you mind ~?に対して、) Not at all.
返答する時のポイントは、would you mind~?と聞かれて対応出来る場合はNoを使って返答することです。
~して頂けますか?と日本語で聞かれた場合、自分で引き受けられそうであればええ、いいですよ。と答えますよね。その発想から、Yesと返答したくなりますが、英語でいいですよ。と返答する際はNo, I don’t mind it.を使います。
ややこしく感じるかもしれませんが、ポイントとしてはwould you mind~?を直訳するとあなたは~を気にかけますか?という意味になります。ここでYesと答えると、それが気に障る意味になります。
従ってwould you mind~?と聞かれた場合、それに対応できる場合はNoを使って返答しましょう。
⑤提案・依頼・命令を断る返答パターン
・I'm sorry, ~.
・I'd love to, but ~.
・I'm afraid (that) ~.「(残念ながら) 〜だと思う」「せっかくですが〜」
I’m afraid ~ の意味と使い方7つ まとめ
I’m afraid of ~
〜が怖い
〜を恐れる
「〜が起こってしまうのが怖い」や「〜が起こることを恐れる」という焦りや心配のニュアンス。
I’m afraid to ~
怖くて〜したくない
怖くて〜できない
「〜することが怖いので、したくない」という恐怖のニュアンス。
I’m afraid for ~
〜の安否を気づかう
〜が安全かどうか心配する
「〜の安否を気にかける」といった意味合い。
I’m afraid that ~
残念ながら〜と思う
恐れ入りますが〜です
相手に言いづらいこと、否定的な意見など、ネガティブな内容を丁寧に伝えたいときに使える表現。
I’m afraid to say that ~
申し上げにくいのですが〜
申し訳ありませんが〜
恐れ入りますが〜
“I’m afraid that ~” と基本的に使い方は同じです。
I’m afraid so.
残念ながらその通りです
不本意ながらそのようです
“Yes” の代わりに使える丁寧な表現。
I’m afraid not.
残念ながら違います
不本意ながら無理です
“No” の代わりに使える丁寧な表現。
技術4: Yes/No疑問文。Part2後半では、Yes/Noで始まる選択肢は不正解。
Is,Are,Do,Should,Haveで始まる疑問文は、Yes/Noで答えられる。
しかし、正解の選択肢がYes/Noで始まるとは限らない為、『キーワードを避ける』技術が有効。
Part2前半のYes/No疑問文の問題は、素直にYes/Noで応じる選択肢が正解となる確率が高く、後半では低い。
*TOEICの問題は、基本的に各パートごとに難易度が右肩上がりになるよう配列されている為。
You're from Japan, aren't you?のような『付加疑問文』もYes/No疑問文の一種。
付加疑問文のaren't you?を無視しても、質問の内容はわかるが、逆に前半部分を聞き逃した時に付加疑問文は、ヒントになる。
*『主語がyou』、『動詞がbe動詞』、『現在形』とわかる為。
25問中3~6問がYes/No疑問文(否定疑問文も含む)+付加疑問文が2~3問出題。
【ポイント】否定系で始まる疑問文も、肯定形と考えてよい◎
Haven't you called ~?のように文頭が否定型だとパニックになりがちだが、肯定形のHave you called ~?(電話した?)と同じと考えて良い。応答は、電話したならYes、していないならNo。
技術5: 平叙文。平叙文に込められた真のメッセージを捉える。
平叙文→質問・提案でない報告・つぶやき文。
話し手は、相手に何かしらの反応を期待して、発言している為、発言の真意を想像し相応しい応答を予測。
e.g.) コピー機が壊れた。(トラブルの報告)
→ 話し手は、相手に解決策を期待。
→ただし、正解の応答パターンは、さまざま。
→不正解の選択肢は、かなり不自然のため、消去法を活用。
*キーワードを避ける技術が有効。
*Yes/Noで始まる応答が正解の事もある。
25問中2~3問程度。
【ポイント】平叙文の頻出パターン
①業務報告
I booked a single room for you.
→Thanks. I appreciate it.
②問題報告
The copy machine is out of order again.
→We need to buy a new one.
③申し出
I can type the document for you.
→Great. That'd help me out.
④忠告・提案
You should attend the meeting.
→It's on Friday, right?
技術6: 選択疑問文。→『決まり文句』が正解。Yes/Noで始まる応答は不正解。
A or Bで洗濯を求める疑問文は2パターンに分かれている。
①語句と語句をつなぐ。
e.g.) by train or by bus
→Either is fine. It doesn't matter.『どちらでもよい』という決まり文句が正解になりやすい。
②節と節を繋ぐ。
e.g.) ホテルを予約しましたか?今夜の飛行機で帰りますか?
文が長いため、何と何が比較されているか?注意。
いずれの場合もどちらかを選ぶ応答は正解になりやすい。
・『キーワードを避ける』技術は有効。
・Yes/Noで始まる選択肢は、ほぼ確実に不正解。
・出題数は、25問中、1~2問。
【ポイント】何に関する選択なのか?聞き取る。
・自分の希望を答える場合→○: どちらでもよい。
・質問文が過去形→×: どちらでもよい。
・希望
Do you prefer to go by train or by bus?
→Either is fine.
・過去形
Did you go by train or by bus?
→By bus.
・情報提供
Did you join the meeting last week or were you on vacation then?
→I was in Hawaii.