形而上学的というかね、そんなことはどうでもいい
キリコ展に今回足を運びましたが、行ける人は行ってほしいと思ったので。注意ですが、ここから先あくまで主観の話です。
そして、「絵心とか、そういうのわかんない!!」そんな人に今回行ってほしい展覧会でした。よくある解釈とか吹き飛ばして鑑賞できます。
申し訳ないが、キリコ展、今までのは正直「途中から飽きてしまう」というか、予備知識とか特に哲学好き?じゃないとしんどい。
代表作 通りの神秘と憂鬱
だいたいこれらのような作品がずーっと並んでいて、目玉作品を観て
「本物って、やっぱり違う」と思う。
しかし最初から終わりまでこれだと・・・・(・ω・)で?キリコ。
今回はキリコの絵の変遷をたどるというものだったのだけど、いきなり
しょっぱなから出たのが自画像!
え?なにちょっとこのどこか金満でナルシズム感(主観です)
ただ、なんとなく知ってるあの絵も、しっかりした画力が支えているんだなと改めて思う。そしてこの絵、例の遠近法が怪しい風景がそっと描かれていて、やっぱりそこがキリコなんだよね。
若い頃から晩年までの自画像が並ぶのですが、終始一貫して「ナルシズム」
いや、「自分とは?」をずっと描いているんですよ。
自画像コーナーから今度はまあ、皆さんが知っているかもな形而上学的な絵画が続きます。
でね、それを見た後に、彫刻にのめりこむ時期があるんですよ。
ここで自分がノックアウト。
キリコの作品によく三角定規が出てくるんだけど、それがどうなってるの?だったのだけど・・・「なに?こうなってる???」と。
ずぶの素人の自分からすれば、この絵が立体化するって・・・だったんです。
是非360度から眺めて欲しい!!!
そしてここ注目して欲しい!
作品も時代毎に展示していますが・・・
画風?というのですかね、描き方がどんどん変化していくんです。
よくまあ、あれこれ試せちゃうな、と。
アーティストさん達が本来のメロディー変えて歌うと「ええええええ」ってなるじゃないですか?
絵ってそのまま残るでしょ?売れないかも知れないじゃん?失敗作品かも?ってなりそうじゃないですか?保身に走りません?私は走るよw
なんと、バロック期に行っちゃう!!どうした??
そしてまた、形而上学絵画に戻るんだけど、今までのモチーフはふんだんに出てくるけど、こう何か違うんだよね。
そしてどこか年齢を重ねた味わいというか更なる深さというか、
初期の作品が有名だけど、観てみると好みって晩年に多いんじゃないかな。
行けるチャンスが在る人は是非お出かけして欲しいと思う展覧会でした。
そしてちょっと「無駄遣い」をしたので、それはまた後日。
公式サイトはこちら。
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