珈琲くるる

ー 珈琲に思いを束ねて、名付ける日常を ー

珈琲くるる

ー 珈琲に思いを束ねて、名付ける日常を ー

ストア

  • 商品の画像

    INFOMATION

    珈琲くるるでは毎月1セット(100g×2カ国)の珈琲豆と名前のない珈琲豆(50g)をお届けしております。珈琲は、豆の種類、煎り方、挽き方、淹れ方によって、いろいろな魅力が引き出されます。たとえば、ひとりなら     ふたりなら湯は200ml     湯は400ml珈琲豆は中挽き17g 珈琲豆は中挽き30gいつもの淹れ方を決めたら、ときには、湯と珈琲豆の量を変えてみたり、豆の挽き目を変えてみたり、湯を注ぐスピードを変えてみたり。珈琲を飲むときの気分に合わせて、珈琲豆を選び、挽き方や淹れ方を変えて、一期一会の珈琲を楽しんでいただければ幸いです。※珈琲豆は【豆】でのお届けとなります。【粉】でのお届けをご希望の方は、備考欄に【粉希望】とご記入ください。
    ¥0
    coffeekururu.webshop
  • 商品の画像

    名前のない珈琲

    「名前のない珈琲」は、月の珈琲と一緒にお送りするおまけの珈琲です。この珈琲にはまだ名前がありません。この珈琲を味わい、感じた思いを形にしてみてください。自由に…思いのままに…そして、この珈琲に名づけてあげてください。あなただけの珈琲のできあがりです。
    ¥0
    coffeekururu.webshop
  • 商品の画像

    2024年11月の珈琲

    「雨に葉の色が変わる11月の珈琲」昨日降った肌寒い雨は今日も降り続いている。黄色の傘をさした小学生が指を袖で隠して、歩いていた。雨の雫が気温を下げて、木々の葉の色を変えていく11月の珈琲。□□□2024年11月の珈琲Dominican Republic / Burundi / 名前のない珈琲 Dominican Republic:リスの落とし物その名はどこからきたのか果てしなく階段のつづくうさぎ山上がる息に上がらない足を笑うフサフサ尻尾の山の住民丸い木の実を落っことして悪戯なリスが駆けていく木の実に枯れ葉が重なるような複雑な甘みBurundi:稲村ヶ崎ビュー自転車のペダルを踏みこむと錆びついたチェーンが悲鳴をあげた海沿いロードを行くクルマに合わせたスピードももう限界最後のひと漕ぎが風を誘って稲村ヶ崎から由比ヶ浜への滑走が始まる坂道をビューっと滑っていくような軽い酸味名前のない珈琲この珈琲にはまだ名前がありませんこの珈琲を味わい、感じた思いを形にしてみてください自由に…思いのままに…そして、この珈琲に名づけてあげてくださいあなただけの珈琲のできあがりです
    ¥2,400
    coffeekururu.webshop
  • 商品の画像

    INFOMATION

    珈琲くるるでは毎月1セット(100g×2カ国)の珈琲豆と名前のない珈琲豆(50g)をお届けしております。珈琲は、豆の種類、煎り方、挽き方、淹れ方によって、いろいろな魅力が引き出されます。たとえば、ひとりなら     ふたりなら湯は200ml     湯は400ml珈琲豆は中挽き17g 珈琲豆は中挽き30gいつもの淹れ方を決めたら、ときには、湯と珈琲豆の量を変えてみたり、豆の挽き目を変えてみたり、湯を注ぐスピードを変えてみたり。珈琲を飲むときの気分に合わせて、珈琲豆を選び、挽き方や淹れ方を変えて、一期一会の珈琲を楽しんでいただければ幸いです。※珈琲豆は【豆】でのお届けとなります。【粉】でのお届けをご希望の方は、備考欄に【粉希望】とご記入ください。
    ¥0
    coffeekururu.webshop
  • 商品の画像

    名前のない珈琲

    「名前のない珈琲」は、月の珈琲と一緒にお送りするおまけの珈琲です。この珈琲にはまだ名前がありません。この珈琲を味わい、感じた思いを形にしてみてください。自由に…思いのままに…そして、この珈琲に名づけてあげてください。あなただけの珈琲のできあがりです。
    ¥0
    coffeekururu.webshop
  • 商品の画像

    2024年11月の珈琲

    「雨に葉の色が変わる11月の珈琲」昨日降った肌寒い雨は今日も降り続いている。黄色の傘をさした小学生が指を袖で隠して、歩いていた。雨の雫が気温を下げて、木々の葉の色を変えていく11月の珈琲。□□□2024年11月の珈琲Dominican Republic / Burundi / 名前のない珈琲 Dominican Republic:リスの落とし物その名はどこからきたのか果てしなく階段のつづくうさぎ山上がる息に上がらない足を笑うフサフサ尻尾の山の住民丸い木の実を落っことして悪戯なリスが駆けていく木の実に枯れ葉が重なるような複雑な甘みBurundi:稲村ヶ崎ビュー自転車のペダルを踏みこむと錆びついたチェーンが悲鳴をあげた海沿いロードを行くクルマに合わせたスピードももう限界最後のひと漕ぎが風を誘って稲村ヶ崎から由比ヶ浜への滑走が始まる坂道をビューっと滑っていくような軽い酸味名前のない珈琲この珈琲にはまだ名前がありませんこの珈琲を味わい、感じた思いを形にしてみてください自由に…思いのままに…そして、この珈琲に名づけてあげてくださいあなただけの珈琲のできあがりです
    ¥2,400
    coffeekururu.webshop
  • もっとみる

最近の記事

  • 固定された記事

「珈琲豆に名前をつけたわけ」

珈琲くるるの珈琲豆には名前をつけている。 8月の珈琲 Brazil:栞をはさむ Colombia:闇夜にとぶ 「ナッツのような」「スパイスのような」「プラムのような」「チョコレートのような」 どれも、コーヒーがどんな味かを表現するのによく使われている。 コーヒーを数人でカッピング(味見)したときのことだ。 ほろ苦い瑞々しさ。 これはあれだ、「グレープフルーツ」 そのとき、一人が言った。 「オレンジピール」 どちらも苦味がある柑橘系だから間違いではない。 自分が感じ

    • 「雨に葉の色が変わる11月の珈琲」

      昨日降った肌寒い雨は今日も降り続いている。 黄色の傘をさした小学生が指を袖で隠して、歩いていた。 雨の雫が気温を下げて、木々の葉の色を変えていく11月の珈琲。 □□□ 2024年11月の珈琲 Dominican Republic / Burundi / 名前のない珈琲  Dominican Republic:リスの落とし物 その名はどこからきたのか 果てしなく階段のつづくうさぎ山 上がる息に上がらない足を笑う フサフサ尻尾の山の住民 丸い木の実を落っことして 悪戯な

      • 「2024年10月の名前のない珈琲 Indonesia:思い出の上書き」

        あの思い出を忘れていたなんて…。 ❏❏❏ 10月の名前のない珈琲:Indonesia「思い出の上書き」 ❏❏❏ 歳を重ねるごとに、思い出は徐々に増えていく。 こころの中にある思い出のアルバムのページ数はとんでも数になり、その厚みはどんどん厚みを増していくのだろう。 なんて思っていたのだが、実際のところ、どうやら、そうでもないらしい。 歳を重ねると思い出も一緒に歳を重ね、その色を徐々に色褪せさせているような…。 最近、そんな気がしている。 今年、金木犀にまつわ

        • 「2024年10月の珈琲 Brazil:魔女の帽子」

          Brazil:魔女の帽子 カーンカーンカーン 今日も修道院の鐘は鳴っている 先にいくにつれ曲がっているような 鐘楼の細く長い三角屋根は 甘いジャムを釜で煮る魔女が 忘れていった魔法の帽子 森から持ち帰った秋の実りを思う甘み カーンカーンカーン。 今日も鐘の音が聞こえてきた。 毎日正午と午後6時、心地良い鐘の音が鳴り響く。 この小さな海街には森の近くに修道院がある。 修道院の門はいつも開いていて、入ったことはまだないけれど、スーパーに買い物に行くとき

        • 固定された記事

        「珈琲豆に名前をつけたわけ」

          「2024年10月の珈琲 Peru:水平と垂直」

          Peru:水平と垂直 水面ギリギリで行われいたのは サカナとトンビの戦い 水平に猛スピードで泳ぐサカナ 垂直に猛スピードで挑むトンビ 白波がその戦いを翻弄していた 夕暮れせまる海でのできごと 疾走感のある酸味と果実感 波が大きいほどおもしろい。 その感覚は、どうやら、魚も同じらしい。 日本列島のはるか南に台風が生まれると、その進路によって、鎌倉の海にやってくる波はその影響を受けて、形を変える。 その日は、まさに波が台風の影響を受けていた日で、沖からやってきた波は岸に近

          「2024年10月の珈琲 Peru:水平と垂直」

          「友からの便りに喜ぶ10月の珈琲」

          宅配便で届いた箱にはあたたかな気持ちと秋の味覚が詰まっていた。 実りを届ける異国の市場が描かれた絵葉書がとびきりかわいくて、焙煎部屋にそっと飾る。 新しい暮らしに寄り添う友からの便りに喜ぶ10月の珈琲。 □□□ 2024年10月の珈琲 Peru / Brazil / 名前のない珈琲  Peru:水平と垂直 水面ギリギリで行われいたのは サカナとトンビの戦い 水平に猛スピードで泳ぐサカナ 垂直に猛スピードで挑むトンビ 白波がその戦いを翻弄していた 夕暮れせまる海でので

          「友からの便りに喜ぶ10月の珈琲」

          「2024年9月の名前のない珈琲 Guatemala:気の抜きどころ」

          これくらいで、充分に生きていけるのか。 ❏❏❏ 9月の名前のない珈琲:Guatemala「気の抜きどころ」 ❏❏❏ ずいぶんと気を張って、頑張りすぎていたんやな。 近所のドラッグストアのレジで、ポイントカードの説明を受けながら、そんなことを思っていた。 レジにお客さんが並ぶといっても、最多で3人程度。 「◯番レジ、お願いします。」のアナウンスが流れれば、店内のどこかで作業をしていた店員さんがすすっとやってきて、レジを開ける。 その間、本当に見えるわけでもないの

          「2024年9月の名前のない珈琲 Guatemala:気の抜きどころ」

          「2024年9月の珈琲 India:ハリケーン回遊」

          India:ハリケーン回遊 電柱から飛び出した何本もの電線が 暴れる風に揺れている 右から左へ流れる雲の速さが 嵐の到来を知らせていた そんなことは知ったことかと 回転する風を逆手にとり遊び狂う鳥たち 芳醇なコクと苦みに翼をゆだねる この土地で初めての台風がやってくる。 築60年以上の小さな平屋の雨戸は木でできていて、戸袋から出すのもひと苦労だ。 しかも、たとえ、すべての雨戸を動員したとしても、隙間から入ってくる風が雨戸と窓を揺らして、カタカタガタガタ、そ

          「2024年9月の珈琲 India:ハリケーン回遊」

          「2024年9月の珈琲 Ethiopia:グッバイサマー」

          Ethiopia:グッバイサマー 食べていたかき氷は いちご色の液体に変わりつつある からだを溶かすほどの暑さに ほんの少しのスキマが生まれ 小さなサヨナラが聞こえた気がした グッバイサマー、また来年 後ろ髪をひかれるような余韻のある甘味 かき氷といえば、「ピンク=いちご」。 かき氷を食べ始めたほんの小さな頃は、そんなように思っていたように思う。 それがいつしか、「ブルー=ブルーハワイ」に憧れ(といっても、ブルーハワイがどんな味なのかはいまだによくわかってはいないけれど

          「2024年9月の珈琲 Ethiopia:グッバイサマー」

          「新たな季節へバトンを渡す9月の珈琲」

          遊泳客のいなくなった砂浜では海の家の解体作業がはじまった。 一向になくならない台風は稲光と雷鳴を誘い、夏の終わりの太陽を閉め出している。 さみしさの残る夏の終わりが新たな季節へバトンを渡す9月の珈琲。 □□□ 2024年9月の珈琲 Ethiopia / India / 名前のない珈琲 Ethiopia:グッバイサマー 食べていたかき氷は いちご色の液体に変わりつつある からだを溶かすほどの暑さに ほんの少しのスキマが生まれ 小さなサヨナラが聞こえた気がした グッバイ

          「新たな季節へバトンを渡す9月の珈琲」

          「2024年8月の名前のない珈琲 El Salvador:透明フリーウェイ」

          一目惚れというものは、本当にあるらしい。 実に5回。 わたしは一目惚れをしている。 といっても、それは対ヒトではなく、対イエ。 そう、「家」だ。 社会人になって20年、その間に6回の引越しをしている。 それが多いのか少ないのかはよくわからないけれど、その6回の引越しのうち、しようがなく選んだ初めての家をのぞけば、どの家も、内見した途端に「ビビビッ!」と来るものがあった。 きっと、この感覚は一目惚れと似ているのだと思う。 人によって、家に求めるものは違うだろう。

          「2024年8月の名前のない珈琲 El Salvador:透明フリーウェイ」

          「2024年8月の珈琲 Tanzania:球場のサイレン」

          Tanzania:球場のサイレン グラウンドに巻かれた水が 球場をいっぱいにした熱を鎮める 白球を追いかけ ホームを目指してスライディング 真夏の正午に鳴り響く 球場のサイレンに目をとじる 昔をおもうコクにゆっくりと沈んでいく 8月の中旬の気温はまだ真夏だというのに、こころのどこかに、8月31日という8月最後の日がちらつきはじめて、すこしさみしくなる。 ちょうどこの頃、夏の甲子園では開幕戦からいくつもの熱い戦いが繰り広げられている。 その熱い戦いを、小学生

          「2024年8月の珈琲 Tanzania:球場のサイレン」

          「2024年8月の珈琲 Thailand:夕立終わりの蝉」

          Thailand:夕立終わりの蝉 にわかに雨が降り出した 傘を持たずにやってきたスーパー 夕立は自動扉の外でしずかに佇んでいた 空の向こうに晴れ間がみえて 夕立が終わることを察した蝉が 一匹二匹と鳴きはじめる しずかに佇むまろやかさと共存する酸味 引っ越したばかりの買い物は、ちょっとばかりの冒険心をくすぐられる。 家から一番近いスーパーには何が売ってるんだろう。 あの八百屋さんの野菜の鮮度はどんな感じなのかな。 いつも使っていた調味料は全部売ってるかしら

          「2024年8月の珈琲 Thailand:夕立終わりの蝉」

          「夏の音に包まれる8月の珈琲」

          久しぶりに夕立がやってきた。 夕暮れの光と雨音に蝉の鳴き声が加わる。 夏の甲子園で聞いたサイレンを思い出した。 夏の音に包まれる8月の珈琲。 □□□ 2024年8月の珈琲 Thailand / Tanzania / 名前のない珈琲  Thailand:夕立終わりの蝉 にわかに雨が降り出した 傘を持たずにやってきたスーパー 夕立は自動扉の外でしずかに佇んでいた 空の向こうに晴れ間がみえて 夕立が終わることを察した蝉が 一匹二匹と鳴きはじめる

          「夏の音に包まれる8月の珈琲」

          「2024年7月の名前のない珈琲 Panama:わたしの現在所在地」

          ひとは望んで、行動すれば、どこへだって行ける。 そんなことは重々わかってはいるけれど、まぁ、いいかで日々は過ぎてゆく。 ❏❏❏ 7月の名前のない珈琲:Panama「わたしの現在所在地」 ❏❏❏ ひとに対する憧れというものをあまり持たないけれど、場所に対する憧れというものは持っているのかもしれない。 といっても、それもとてもつよいものではないのだと思う。 実際に、その場所に自分の身を置いたとき、あぁ、自分がこの場所にいるなんて、わたしは夢をみているのかもしれないと

          「2024年7月の名前のない珈琲 Panama:わたしの現在所在地」

          「七夕に願いを込める7月の珈琲」

          夏の祭りは七夕の夜からはじまる。 笹に飾られた色とりどりの短冊に書かれた願いがひとつでも多く叶いますように。 七夕に願いを込める7月の珈琲。 □□□ 2024年7月の珈琲 Nicaragua / CostaRica / 名前のない珈琲  Nicaragua:デパートの観覧車 乗り込んだのは小さなゴンドラ 屋上を飛びだして 街を見渡すデパートの観覧車 頂上からおりたら 子どもの声はもう聞こえない あの日の屋上遊園地 甘さとコクが静かに広がっていく CostaRica

          「七夕に願いを込める7月の珈琲」