珈琲くるる

ー 珈琲に思いを束ねて、名付ける日常を ー

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    INFOMATION

    珈琲くるるでは毎月1セット(100g×2カ国)の珈琲豆と名前のない珈琲豆(50g)をお届けしております。珈琲は、豆の種類、煎り方、挽き方、淹れ方によって、いろいろな魅力が引き出されます。たとえば、ひとりなら     ふたりなら湯は200ml     湯は400ml珈琲豆は中挽き17g 珈琲豆は中挽き30gいつもの淹れ方を決めたら、ときには、湯と珈琲豆の量を変えてみたり、豆の挽き目を変えてみたり、湯を注ぐスピードを変えてみたり。珈琲を飲むときの気分に合わせて、珈琲豆を選び、挽き方や淹れ方を変えて、一期一会の珈琲を楽しんでいただければ幸いです。※珈琲豆は【豆】でのお届けとなります。【粉】でのお届けをご希望の方は、備考欄に【粉希望】とご記入ください。
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    名前のない珈琲

    「名前のない珈琲」は、月の珈琲と一緒にお送りするおまけの珈琲です。この珈琲にはまだ名前がありません。この珈琲を味わい、感じた思いを形にしてみてください。自由に…思いのままに…そして、この珈琲に名づけてあげてください。あなただけの珈琲のできあがりです。
    ¥0
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    2024年5月の珈琲

    「青葉がまぶしい5月の珈琲」数ヶ月前が想像できないほどに、青葉が目につくようになった。生い茂った葉の重なりに、過ごしてきた年月を思う。風にそよぐ青葉がまぶしい5月の珈琲。□□□Uganda 100g / Guatemala 100g名前のない珈琲 50gUganda:川の上のホーム乗った列車はスピードをおとし川の上のホームへと吸い込まれていく進行方向とは反対に帰り路を急ぐ人が一人二人橋をいくカタンと止まった列車から放り出され夕暮れに流れていく川へとダイブするやわらかい夕暮れのような甘さGuatemala:衣を替えたならにらめっこしていた温度計はグイグイとその数値をあげていった湿った押し入れから引っぱりだしたのは夏の匂いを詰めこんだ箱ふたを開けたら飛びでてくるいつまでもお気に入りの夏服梅雨のようなコクと初夏のような清らかさ
    ¥2,200
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    珈琲くるるでは毎月1セット(100g×2カ国)の珈琲豆と名前のない珈琲豆(50g)をお届けしております。珈琲は、豆の種類、煎り方、挽き方、淹れ方によって、いろいろな魅力が引き出されます。たとえば、ひとりなら     ふたりなら湯は200ml     湯は400ml珈琲豆は中挽き17g 珈琲豆は中挽き30gいつもの淹れ方を決めたら、ときには、湯と珈琲豆の量を変えてみたり、豆の挽き目を変えてみたり、湯を注ぐスピードを変えてみたり。珈琲を飲むときの気分に合わせて、珈琲豆を選び、挽き方や淹れ方を変えて、一期一会の珈琲を楽しんでいただければ幸いです。※珈琲豆は【豆】でのお届けとなります。【粉】でのお届けをご希望の方は、備考欄に【粉希望】とご記入ください。
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    「名前のない珈琲」は、月の珈琲と一緒にお送りするおまけの珈琲です。この珈琲にはまだ名前がありません。この珈琲を味わい、感じた思いを形にしてみてください。自由に…思いのままに…そして、この珈琲に名づけてあげてください。あなただけの珈琲のできあがりです。
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    2024年5月の珈琲

    「青葉がまぶしい5月の珈琲」数ヶ月前が想像できないほどに、青葉が目につくようになった。生い茂った葉の重なりに、過ごしてきた年月を思う。風にそよぐ青葉がまぶしい5月の珈琲。□□□Uganda 100g / Guatemala 100g名前のない珈琲 50gUganda:川の上のホーム乗った列車はスピードをおとし川の上のホームへと吸い込まれていく進行方向とは反対に帰り路を急ぐ人が一人二人橋をいくカタンと止まった列車から放り出され夕暮れに流れていく川へとダイブするやわらかい夕暮れのような甘さGuatemala:衣を替えたならにらめっこしていた温度計はグイグイとその数値をあげていった湿った押し入れから引っぱりだしたのは夏の匂いを詰めこんだ箱ふたを開けたら飛びでてくるいつまでもお気に入りの夏服梅雨のようなコクと初夏のような清らかさ
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「珈琲豆に名前をつけたわけ」

珈琲くるるの珈琲豆には名前をつけている。 8月の珈琲 Brazil:栞をはさむ Colombia:闇夜にとぶ 「ナッツのような」「スパイスのような」「プラムのような」「チョコレートのような」 どれも、コーヒーがどんな味かを表現するのによく使われている。 コーヒーを数人でカッピング(味見)したときのことだ。 ほろ苦い瑞々しさ。 これはあれだ、「グレープフルーツ」 そのとき、一人が言った。 「オレンジピール」 どちらも苦味がある柑橘系だから間違いではない。 自分が感じ

    • 「2024年4月の名前のない珈琲 Indian:ボートを漕ぐ」

      消えてしまってから、気づく大切なこと。 ❏❏❏ 4月の名前のない珈琲:Indian「ボートを漕ぐ」 ❏❏❏ インドのコーヒー豆の存在は知っていたけれど、なかなか、焙煎する機会がなかった。 生豆自体も見たことがなかったし、飲んだこともなかったから、手が出なかったのだと思う。 4月の名前のない珈琲を何にしようかなと考えたとき、商社のコーヒー豆のホームページを探りながら、ふと、インドのコーヒー豆のページを見た。 「帆船の時代、インドからヨーロッパまでコーヒーを輸送する

      • 「2024年4月の珈琲 Dominican Republic:サクラパラレル」

        Dominican Republic:サクラパラレル 下駄箱の入口に掲げられた合格発表 蕾をつけたサクラを背に あるとわかっている番号をみつけた 下駄箱から靴をとりだしながら見えたのは ガラス扉をへだてたサクラ吹雪 見える景色が変わったサクラパラレル 華やぎと落ち着きが同時に広がっていく 高校の合格発表は、1階が下駄箱で2階が体育館という建物の壁面にある掲示板に貼り出された。 その建物の壁面の前には、フェンス沿いにサクラが植っていて、そんなサクラに囲まれて、運動場が広がっ

        • 「2024年4月の珈琲 Republic of Zambia:サカウエピース」

          Republic of Zambia:サカウエピース 時間はとうに過ぎていた 混雑をさけて向かった合格発表 坂の上からやってきた自転車には 満面の笑みの見慣れた顔 こちらを指差し掲げたサイン サクラが咲いたサカウエピース 颯爽とやってきたフレッシュな甘さ 高校入試の結果発表の日は、世の中にとって、決して、忘れられない日なのだけれど、わたしにとっても忘れられない日であることは確かだ。 試験が終わったら、もうすべては決まっている。 そこから、点数が動くことは到底ないから、合

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        「珈琲豆に名前をつけたわけ」

          「思い出が思い出をつれてくる4月の珈琲」

          咲く咲くと言われていたのになかなか咲かないサクラが思い出をつれてきた。 今でもあの場所に咲くに違いないサクラのもとで、新しい思い出が作られるのだろう。 思い出が思い出をつれてくる4月の珈琲。 □□□ 2024年4月の珈琲 Republic of Zambia 100g / Dominican Republic 100g 名前のない珈琲 50g Republic of Zambia:サカウエピース 時間はとうに過ぎていた 混雑をさけて向かった合格発表 坂の上からやって

          「思い出が思い出をつれてくる4月の珈琲」

          「2024年3月の名前のない珈琲 Indonesia:アンノウンワールド」

          表舞台を見ているだけでは気付けないアンノウンワールド。 ❏❏❏ 3月の名前のない珈琲:Indonesia「アンノウンワールド」 ❏❏❏ 春の嵐は庭の隅に一列に咲いた水仙をなぎたおしていった。 台風一過の青空のような空の下、頭をもたげて元気のない水仙を横目にカラスノエンドウが庭を征服する勢いで、横へ横へと陣地を広げていた。 たった1日やそこらで、草刈りをしなければと思わせるほどの緑に庭は覆いつくされてる。 そして、この緑がはびこりはじめると、昆虫たちの弱肉強食な世

          「2024年3月の名前のない珈琲 Indonesia:アンノウンワールド」

          「2024年3月の珈琲 Congo:かわいい犯人」

          ちいさなくちばしをめいいっぱい広げてくわえていたのはそのくちばしには大きな金柑ひとつぶ。 金柑盗むかわいい犯人は空を羽ばたくヒヨドリだった。 Congo:かわいい犯人 ぽとりと降ってきた金柑ひとつぶ 空を見上げて首をかしげていたら 金柑の木ががさりと揺れた 飛び立ったのは 大きな金柑をくわえたヒヨドリ 金柑盗むかわいい犯人見つけた 鳥がついばむ軽やかな酸味 金柑がわさわさとなっている。 そのことに気がついたのは、空からぽとりと落ちてきたひとつぶの金柑からだった。 庭

          「2024年3月の珈琲 Congo:かわいい犯人」

          「2024年3月の珈琲 Ethiopia:甘いささやき」

          満開の桜の下にはしだれて揺れる雪柳。 その様子がこころから離れない。 Ethiopia:甘いささやき ぽつんと芽生えたちいさな蕾 日を追うごとに増すふくらみに たくわえられるは春を待つ思い いつしか、ぽっと花開いたとき 甘いささやきがあふれ出て よろこびにしだれて揺れる雪柳 奥ゆかしい華やかさが甘さの中で花開く 標高差はかなりあったように思う。 住む家から一番近い大きな商業施設のある駅に行くには大きな坂を上って、下りてしなければたどり着くことはできなかった。 それは

          「2024年3月の珈琲 Ethiopia:甘いささやき」

          「待ちに待った春がやってくる3月の珈琲」

          霧雨のなか、春を察知した早咲きの桜がポツリと花を咲かせていた。 庭では、水仙が茎を伸ばし、咲く準備を始めている。 待ちに待った春がやってくる。 喜びに心を震わす3月の珈琲。 □□□ 2024年3月の珈琲 Ethiopia 100g / Congo 100g 名前のない珈琲 50g Ethiopia:甘いささやき ぽつんと芽生えたちいさな蕾 日を追うごとに増すふくらみに たくわえられるは春を待つ思い いつしか、ぽっと花開いたとき 甘いささやきがあふれ出て よろこびにし

          「待ちに待った春がやってくる3月の珈琲」

          「2024年2月の名前のない珈琲 Papua New Guinea:夢を見る」

          かわいい小学生バリスタが淹れてくれた2月の名前のない珈琲は、いつかの夢を思う味わいだった。 ❏❏❏ 2月の名前のない珈琲 Papua New Guinea「夢を見る」 ❏❏❏ 小学低学年の子どもの手はこんなに小さかったのか。 そりゃ、母の手伝いをしていたとき、大きな包丁で厚くて固い皮のかぼちゃを切るのに難儀したわけだ。 大人の手には小さめのドリップポットを片手で持ちながらも重さと熱さに耐えかね、両手を添えて、ドリップポットをキッチンに置く様子にそんなこと

          「2024年2月の名前のない珈琲 Papua New Guinea:夢を見る」

          「2024年2月の珈琲 CostaRica:ザクザク霜柱」

          見事に立ち上がり、太陽の光を浴びて、キラキラ光るその姿は、まるで、歌舞伎役者が見得を切っているかのようでものすごく格好良い。 Costa Rica:ザクザク霜柱 凍えそうなほど寒い夜 闇より黒い土のなか 手を伸ばし足を広げて 地中のすべてを押し上げる 見事に立ちあがりあらわれたのは キラキラ光るザクザク霜柱 苦みに隠れるすっきりとしたみずみずしさ ざくり、ざくり。 こんなにも大きな音がするなんて。 こんなにも押しつぶす感触があるなんて。 我が家の庭に立つ霜柱は、それ

          「2024年2月の珈琲 CostaRica:ザクザク霜柱」

          「2024年2月の珈琲 Brazil:蝋梅ララバイ」

          今年も蝋梅の開花に気づけたことを大切にしたくて、蝋梅の甘い香りとその儚さを表現するために選んだ豆は深い甘味のあるBrazilだった。 Brazil:蝋梅ララバイ 甘い香りがひと筋の線を描く 薄曇りの日に咲きはじめたのは 遊歩道に植えられた蝋梅 うすく透ける蝋のような花びらに 誘われたメジロのさえずり 甘く儚き春の夢に船を漕ぐ 甘さに誘われて深みにはまっていく いつのまにか、気付かずに散っていることもある。 それが、寒い時期に咲く蝋梅の儚さのひとつではないだろうか。 遊

          「2024年2月の珈琲 Brazil:蝋梅ララバイ」

          「暖かさと寒さが混在する2月の珈琲」

          鳥が軽やかに鳴く暖かさが心地よいと思っていたら、風がピリリと頬を刺す寒さに凛とする。 抑揚のある毎日に春がやってくることをじわりじわりと感じる2月。 2月の珈琲は、暖かさと寒さの混在を感じる珈琲となりました。 □□□ 2024年2月の珈琲 Brazil 100g / Costa Rica 100g 名前のない珈琲 50g Brazil:蝋梅ララバイ 甘い香りがひと筋の線を描く 薄曇りの日に咲きはじめたのは 遊歩道に植えられた蝋梅 うすく透ける蝋のような花びらに 誘わ

          「暖かさと寒さが混在する2月の珈琲」

          「2024年1月の名前のない珈琲 Colombia:カタチにならない言葉たち」

          見えるカタチは違えども、月は変わることなく、ずっと丸い。 ❏❏❏ 1月の名前のない珈琲:Colombia ❏❏❏ 1月11日に訪れた2024年初めての新月。 その数日後の夜に、自転車を漕ぎながら見た三日月はとても印象的だった。 いや、光を放つ三日月が印象的だったのではない。 むしろ、本来なら、影となり見えない部分がうっすらと見えていることがこころに残った。 うっすらとしたその輪郭は、目に見えている三日月とつながっていた。 見えるカタチは違えども、月は変わるこ

          「2024年1月の名前のない珈琲 Colombia:カタチにならない言葉たち」

          「2024年1月の珈琲 Myanmar:風をこの手に」

          清々しいほどに混じりっけのない香ばしい甘さに、手元から凧までピンと張った糸のような、しかも、その糸にぐいぐいと伝わる風を手に握っているかのような感覚を覚えた。 Myanmar:風をこの手に ぐいぐいと糸は伸び 凧は頭上へと舞い上がった この手につかんでいるのは はるか彼方の風のゆくえ 雲を突き抜け 右へ左へ大空をかけめぐる 香ばしい甘さが風に乗っていく そういえば、長い間、凧を揚げている姿を見かけていない。 Myanmarの珈琲を飲んだとき、そんなことを思った。 My

          「2024年1月の珈琲 Myanmar:風をこの手に」

          「2024年1月の珈琲 Rwanda:くちびるに紅」

          華やかさは大胆な柄の振袖、甘酸っぱさは恥じらい。 Rwandaの珈琲に感じたのは、大正時代を生きた祖母の振袖に腕を通した正月の朝。 Rwanda:くちびるに紅 赤い絞りで髪を結い 大胆に描かれた模様の振袖に 腕をとおした くちびるにひかれた慣れない紅に 恥じらいを感じた 正月の朝 華やかな甘酸っぱさに頬を染める 桜色に大胆に描かれた黒と赤の模様。 「おばあちゃんが小さい頃に着ていた着物よ。」 そう言いながら、ある正月の朝、母は、わたしに見慣れぬ振袖を見せた。 大正

          「2024年1月の珈琲 Rwanda:くちびるに紅」