まだ見ぬダストに思いを馳せる

想定読者

ミコト(ボードゲーム「桜降る代に決闘を(通称:ふるよに)」のプレイヤー)
眼前構築で何をしていいのか良くわからないなぁと思っている方

私は誰なのか

ちずなと申します。東京近郊(主に秋葉原近辺)でふるよにをやっています。いわゆる強豪ミコトではありませんが、関東ミコト勢の末席で楽しくふるよにをプレイさせていただいております。

discordの自己紹介

ふるよに総合discordについてのTweet
https://twitter.com/LordSantaGG/status/1131183273067945984

はじめに

眼前構築で読みを外して全く仕事をしないカードが数枚出て何もできずに悲しみに暮れる。私は未だにそういうことがあります。相手してくれた方にも申し訳ない気持ちになります。

眼前構築って難しいですよね。

実際、「新幕桜降る代に決闘を」では最初の説明向けの構築済みデッキが準備されており、最初のプレイ時に眼前構築をスキップできるようになっています。
構築済みデッキを卒業して、お気に入りメガミの組み合わせで眼前構築をするぞと言う時にいったいなにをすればいいのかわからないのはむしろ自然でしょう。

私も実践できているわけではないですが、眼前構築ではおそらく以下のようなことを考えるのが良いのだろうなと言うことをまとめてみます。

・有効なカード、有効でないカードを考える

早速ですが、この記事ではこれについては触れません(ひどい)。
自分の使っている組み合わせだけでなく、相手の組み合わせにも強く依存し、無限に語ることができるし、眼前構築の一番面白いところなので自分で考えたいですしね!(言い訳)
ちなみに本作品、桜降る代に決闘をの強豪ミコトは非常に気さくな方が多く、そういう話が大好物なのでtwitter等で「自分が戦鎌で相手が刀扇の時に刈取りって入れますか?」みたいに聞くとめっちゃ語ってくれるかと思います。結局「諸説」って言われる気もしますが…。

・打点は足りているか

眼前構築したカードで打点が足りているかは、一度は冷静に見直しましょう。
ふるよにでは一般的に2回ほど再構成を行うので、そのコストを引いたライフ8点を取れるか?と言う視点でカードを見直します。切り札含め、8点が厳しそうなら少しカードを入れ替えたほうがいいでしょう。これは強豪ミコトのひとり、あかさきさんに教えてもらってから気をつけるようにしています。

https://twitter.com/akasakihuru/status/1070289722482745344

打点って言われてもよくわからないなぁという方もいらっしゃるかもしれません。一般的にはできるだけ間合いの近い攻撃札を通常札で4枚、間合い操作の通常札を1枚を入れてみるとそれなりのデッキになると言われていますので参考にしてください。

・切り札のフレア

あまりフレア消費の大きい切り札ばかりを入れるとフレアが足りずに使えないと言う状況になってしまいます。ダメージを受けると10点あるライフがフレアに行くことから、ゲームの状況によるものの、合計9~13フレアぐらいを想定して切り札を選択するミコトが多いようです。

・どんなゲームになるか(ダストが枯れるゲームになるか)

この記事で書きたいことはここです。
上級者の方なら、どうやって自分の狙った状況に持っていくか、リーサルプランは…と言った全体の流れを考えられるかもしれないですが、個別のメガミ組み合わせの話もあり、一般化して考えるのは難しいですよね。

ここでは桜花決闘の流れとして、「ダストが枯れるゲームになりそうか」を事前に想定することで、より失敗のない眼前構築を目指せるのでは?と言うことを提案したいと思います。

ダスト枯れとは

ふるよにはシステムとして後退よりも前進が強いため、桜花決闘が進むにつれ、特別なことがない限り、間合いは達人の間合いである2に収束する傾向があります。
さらに、その時、ダストに桜花結晶が全く無いと言う状況になることがあります。これを俗に「ダスト枯れ」と呼びます。さらに間合いが0の場合、「クリンチ」と呼ばれることもあります。

では、間合い2(もしくはそれ以下)でダストに桜花結晶が無い場合、何が起きるでしょう?

できなくなること:
 纏い(間接的に宿し)
 離脱&間合い3以上の攻撃(後退する必要がある)
 ダスト→間合いのようなカードの効果(跳ね兎等)
 安全な形での付与カードの使用(自オーラを使う必要がある)

纏いができないため、相手の攻撃をオーラ受けすると二度とオーラを増やす事ができません。結果、宿しでフレアを溜めることもできず、逆転の芽もなくなりがちです。
また、離脱ができないため、間合い3以上の攻撃をするためには後退でオーラを使う必要があり、相手が攻撃をライフ受けした場合、結局ダストがないので、やはりオーラを増やす事ができません。(後退をアドに変換できるハガネなど、例外もあります)
間合い2になると言っても跳ね兎入れときゃ梳流し使えるだろうと思うかもしれませんが、ダストがないので跳ね兎を使っても何も起きません。
付与もオーラから桜花結晶を使うことになり、減ったオーラを増やすことは依然としてできません。

本当につらいという気持ちが味わえます。

こういったダスト枯れの状況では、攻撃の間合いがより近く、間合い2以下の攻撃を持っている方が有利になると言っていいでしょう。


なぜダスト枯れが起きるのか

参考:
http://gamekaihatublog.blog.fc2.com/blog-entry-27.html

典型的には、切り札を使用したとき、もしくは攻撃をオーラ受けした時にダストは供給されます。

ふるよにのシステム上、ライフおよびフレアの桜花結晶は基本行動および通常の攻撃ではダストに移動することありません。その領域の桜花結晶をダストに移動するのは、特別なカード能力を除くと切り札の使用時のみです。

つまり、(纏い→)宿しを繰り返し、切り札を使わないと徐々に間合いとダストの桜花結晶が減少していきます。大型切り札で勝負をつけるタイプの構築の場合、最後まで切り札を使わないため、このような状況が発生する傾向があります。

逆にこまめに切り札を使用する構築、例えばAlpa Edgeや流転の霞毒等の再起切り札を使うような場合はダストが定期的に共有されるため、ダストは枯れにくい傾向にあります。

また、攻撃のオーラ受けが発生したときにもダストは供給されます。
どのような攻撃がオーラ受けされるかは一概には言えませんが、1/1や1/2、2/2、3/2攻撃はオーラ受けする事が多いように思います。お互いにそういった攻撃が多い場合はダストは枯れにくいでしょう。逆にダストを枯らしを狙う場合、桜花決闘でオーラ受けを避け、積極的にライフ受けすると言ったプレイングもありえます。(あんまりやりすぎると負けますが)

今回ダストをどうしたいかを考えて眼前構築してみる

そういったことを踏まえて、今回ダストが枯れると有利なのか、枯れると不利なのか、ダストを枯らせるのか、ダストを充分供給できるのかを考えて眼前構築に取り入れてみましょう。

ダストが枯れて有利、かつ相手のダスト供給能力を上回れそうな場合、間合い2で使用できる攻撃札、ダストがなくても使える行動札を積極的に採用しましょう。もちろん、ダスト枯れ&間合い2を目指すのに有効な間合い操作のカードも採用していきましょう。
ただ、有利なだけで必ずしも勝てるわけではないのでプレイングには注意してください。

ダストが枯れそうだけど明らかに不利な場合。これはいろいろ考えないと行けないやつです。どのようにしてダストを供給するか、もしくは間合い2に収束しないようにするか考えましょう。メガミの組み合わせによってはレンジロックデッキは有力な選択肢でしょう。
一般的には、再起切り札やオーラ受けしやすい攻撃札を入れる、前進を阻害するカードを入れる等を考えるのが良いでしょう。もし相手のフレアをダストに送る能力を持つカードがあるなら相手の大型切り札を使えなくすることで勝ちを引き込めるかもしれません。ギリギリまで耐えての響鳴共振、律動弧戟なんかも逆転の一手になったりします。


まとめ

眼前構築の時に考えると良さそうなこと、特にゲームの展開を多少想定しての眼前構築について書いてみました。
眼前構築に失敗すると残念な桜花決闘になってしまうことがよくあります。自分だけでなく、プレイしてくれた相手にも申し訳ないので、できるだけ避けていきたいですよね。そういった残念な桜花決闘がこの記事で少しでも減れば幸いです。

P.S.

なんかやりたいことをフィーリングで組むミコトも存在しますが(しかも強い)、何なんですかねあれ…。

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