令和5年度第1回電気通信主任技術者(伝送設備)問4(1)勉強ノート

問題文

(1) 次の文章は、受電設備の概要について述べたものである。 内の(ア)~(ウ)に最も適 したものを、下記の解答群から選び、その番号を記せ。ただし、 内の同じ記号は、同 じ解答を示す。 (2点×3=6点) 

 通信用電源として商用電源を利用する受電設備には、電圧の変換、電力の負荷系統への分配、 運転管理に必要な電圧、電流、電力の計測などの機能が必要である。
 電圧は、法令上、交流の場合600[V]以下の低圧、600[V]を超え、(ア)[V]以下の高圧及び(ア)[V]を超える特別高圧に区分され、受電方式は、低圧受電、高圧受電および特別高圧受電に分類される。
 高圧受電設備は、一般に断路器、(イ)などの電力開閉装置、三相変圧器などの変成器、力率改善のための進相コンデンサ、各受電装置を保護するための保護継電器などで構成さ れる。 
 特別高圧受電方式には、信頼性の高い2回線受電方式やループ受電方式があり、大都市圏などでは更に信頼性の高い(ウ) 受電方式が推奨されている。

解答群

① 750 ② 3,300 ③ 7,000 ④ 7,500 
⑤ 避雷器 ⑥ コンバータ ⑦ 屋内開放型 ⑧ 屋外開放型 
⑨ 遮断器 ⑩ 1回線 ⑪ 電力用ヒューズ ⑫ スポットネットワーク

解答

ア3 イ9 ウ12

勉強ノート

交流の場合
600V以下:低圧(直流の場合750V以下:低圧)
600Vを超え、7000V以下:高圧
7000Vを超える:特別高圧

断路器:機器の点検などの際、機器類に電圧がかからないように設備の回路を切り離すための装置

遮断器:過電流や短絡電流を遮断できる装置

スポットネットワーク:常時3回線の受電を行うことでさらに障害耐性をもたせた受電方式

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