黄金のレガシーで感じるFF14コミュニティの変化【ネガティブです】
月頭に書いた感想から約1か月経ちまして、またいろいろと追加で思うことが出てきましたので、明文化して整理することにしました。
前回書いた感想
内容主旨は前回と変わりません。
・決して楽しんでる方を批判するために起こした文章ではありません。
・ネガティブ寄りな感想が多めです。
・今のFF14に感じるもやもやを整理したい目的です。
・ネタバレはありません。
上記の趣旨にそぐわないと感じられた方は、本文読まないでいただけますとお互いのためだと思います。
何卒よろしくお願いいたします。
前説:自分の黄金のレガシープレイ状況
前回の感想で書いた通り、2つ目のIDのあとプレイする手をやめておりました。
その後幸か不幸かフレンドさんと話す機会があり、そこでもち直してがんばって(という表現もどうなのですが…)進めておりました。
その後4つ目のIDが終わったところで怒りの方が勝ってきてまたプレイをやめましたが、「破綻している前提で目をつぶって進めたらいいのでは」と切り替えてなんとか進めていました。
現在もうひとつのメインタウンに到達したところで完全にやる気が消失して別ゲームを始めました。
そんな風に葛藤を抱えながらやめたり再開したりをしている中、自分のもやもやを解消するべく、noteやフォーラムでいろんな記事や感想を拝見しておりました。
端的にいうと、かつてないくらいの大きなうねりを感じています。ちょっと怖いくらいです。
なので、現在のFF14コミュニティを取り巻く状況を(主観)記録に残しておきたいと思い、文章を起こしている次第です。
本題:黄金のレガシーとFF14コミュニティを見てて思うこと(独断と偏見と主観)
以下、素直に思ったことを徒然と書きます。
事実かどうかは、一人で観察して書いてる以上、個人の主観でしかないと思います。
・7.0は①バトル重視派、②SS重視派、③物語重視派 いずれもひっかかる要素が存在してしまっている
①、②、③いずれにも「ん?」と思う要素が存在してしまってる、ということです。
せめていずれかは問題なければまだ傷は浅かったと思うのですが…。
まさに自分がこれに該当しているからそう思ったのですが、今回の拡張で自分が一番きつかったのは①のメインジョブの大幅変更でした。
そこにさらに③の細かい不満点が重なって、総じて現状に至ると今は理解しています。
FF14は①だけ、②だけ、③だけではなく①②③がバランスよく成り立って成立しているゲームだと個人的には思っています。
なので仮に①がダメでも他の2つのいずれかで支えてくれれば問題はないのですが、今回は①②③全て何かしら「折れる」要素があってしまったのがクリティカルだな…と感じています。
もちろん感性は人それぞれで、何が良い悪いという話ではありません。
「折れる」要素はストライクゾーンのようなもので、例えばごはんを食べる時に大体の人がおいしいと感じるラインがあると思うのですが、それが大幅に狭かった、という印象です。
そしてどこかに不満を抱いてしまっていると、その人の天秤は中間ではなくネガティブ寄りになってしまいます。
その状態でさらにひっかかるものであると、普段なら1,2くらいの違和感のものが5,6くらいになって感じるようになるのはあると思います(これは実体験として)。
個人的には、その要素が自身にとって大事なものであるほど、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いの精神で相乗的にどんどん否定的な印象になる、というのもあると感じました(自分自身、もちろんプレイ中に極力ニュートラルでいようと努力は続けておりました)。
今回は①②③それぞれで不満をもつに十分な要素があって、そしてその要素は大事にしている方々がとても多く存在していたものだったと痛感しています。
それ故に、あらゆるものに飛び火してしまっている現状になってしまっているのでしょうね…。
・ネガティブな感想はnoteにしか書けない
これは前回感想で触れた通りで、FF14のある程度まとまった否定寄りの感想を書ける場はnoteくらいしか思いつかないです…。
公式コミュニティサイトがあるにも関わらず、そこに書くのは「怖い」と思ってしまいます。
その理由は、「自分の気持ちを公開する」より「それを見て不快に感じる方の目に触れさせたくない」気持ちの方が勝っているのかなあと(自分も該当します)。
あとはそこからの派生で、「自分の発言によって開発側が不快に感じてしまうのは忍びない」という気持ちです。
これ単体でとりあげると、かなり思いやりのあるコミュニティだなと思います。
ただ、さらにそれと同じくらい、「個人が特定される場でネガティブな発言をするとやり玉にあげられそうだから」、という恐怖もあると思います(自分も該当します)。
「不快な気持ちをする方がいそうだから」と否定的な発言をなんとなく控える風潮がある中で、堂々とそういう発言をしている方がいると目がいくのは自然なことです。
「(みんな言わないようにしているのに)なぜそんなことが言えるのか」と軽蔑の感情で、大罪を犯した人物としてみなして、村八分にしてもお咎めないよね、という群集心理を確かに感じたことがありました。
これまでのコミュニティで感じていた違和感を明文化してみましたが、改めて考えるとうーむ…。
それ故こうnoteで書き連ねるしかないというのは、冷静に考えてちょっと異常かもしれないですね…。
自分が感想を書く前からも、書いた後も多くのネガティブな感想がnoteに投稿されているのを見てそう感じざるを得ませんでした。
でもここなら思いのたけ叫べれる気持ち、とてもよくわかります
(この解放感もなんなんでしょうね…)。
ポジティブな意見もネガティブな意見も、チラシの裏としてコミュニティサイトに投稿できるのが一番健康的だと思うのですけどもね…。
ただ、黄金のレガシー以降はちょっとずつこの暗黙の了解が崩れてきたように感じています。
・コミュニティに否定的感情を肯定できる流れができてきた
そんなわけで、これまではマイナス印象を抱いても、周りにそういう意見がなければ、「こう思ってるのは自分だけかもしれない…」と自己否定するのが自然な流れだったと思います。
それが7.0のベンチマークから勇気をもってグラフィックアップデートにフィードバックされる方々が出てきて、そこから流れが変わってきたと感じました。
人間不思議なもので、自分と同類の感想や所感を頻度高く目にしていると、「抱いている感情の強化」が行われる感覚があります。
自分自身そう感じて、非常に興味深いと思いました。
7.0のあらゆる面について、最初は当然「いやまさか…でもな…」と疑念でしかありませんでした。もちろんコミュニティで出すことはできません。
とはいえ、どうしても納得ができず、主にnoteで同じように感じてる方の感想を拝見して「自分が抱いている違和感は間違ってないのだ」と確信に変わった経緯があります。
自身の抱いた感情を肯定する感想を見て、新しい感想が公開されて、さらにそれを見た感想が広がる。
こと黄金のレガシーのネガティブな感情は、小さな流れが大河になるまで、瞬く間であったと感じています。
よくよく考えると、期待していたものが大きかった故に、押さえつけていた気持ちの爆発がすごかったからこそ、怒涛の勢いでたくさんの感情が流れ出ているのだと思いました。
ただ、自分含めネガティブな感情を輩出している方は、決して作品を貶めたいわけではなく、ほとんどが「つらい」「かなしい」感情故だと思っています。
発売後も現在に至るまで、そういう感想を残したり、閲覧を続けているのはこのやりようのない気持ちをどうにかしたい、誰かと分かち合いたいからに他ならないと思うのです。
・グラフィックアップデート批評渦中での「開発側」
そういう流れができて、フォーラムでちゃんと建設的に問題点が多数指摘されるようになってきて、その中でずっとHOTな話題であり続けているのがこれですね…。
キャラのグラフィックアップデートは、アーリーから今に至るまで公式から声明が一切ないのがとてもいびつで、これも怖さを感じるまであります。
そしてこのいびつさ、大きく気にしてなかったプレイヤーも「流石に何か言うべきでは…」と不信感を抱くのは当然の流れだと思います。
となると、必然プレイヤーだけでなく「開発側」も同じ不信感を抱く方が出てくるとも思うのです。
流石に開発関係者全員フォーラムに気づいていないのはあり得ないことだとして、「この状況を把握していつつも反応を出さない開発内」で働いている方はきついのではないか…と思ったのです。
自分たちはこんな開発で働いているのかという失望、動かない上層部に対しての怒り、それに近しい何らかの感情etc…
余計なお世話であることは理解していますが、「反応のない上層部」の下で働いている方々も、かなりつらいなと…(自分であれば会社が嫌いになるレベル)。
それ以前に何より、何らかの発言が一切ないなんて状況、もしかしたら「それに関する発言が全て禁じられている」のかもしれないですね…。
そうでも思わないと、これまで築き上げてきたコミュニティを反故にする今回のふるまいはちょっと説得力に欠けるかな、と感じています。
・開発側から見た「コンテンツ:ファイナルファンタジー14」の重要度はどれくらいか
これは純粋な疑問と興味です。
実際どれくらい予算下りてるのかなーと気になりました。
■2024年3月期の連結決算
https://www.hd.square-enix.com/jpn/ir/library/pdf/ar_2023_05operation.pdf
【仮に全体で見て稼ぎがあるコンテンツである場合】
・より集客を担えるように予算増
or
・他の赤字部門を補うために予算減
【仮に全体で見て稼ぎがないコンテンツである場合】
・シンプルに予算減
以下、FF14は2024年に売上増を見込める拡張を控えており、これまで稼ぎを出している実績を考慮して前者だと仮定した場合の勝手な推測です。
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・今回のグラフィックアップデートは、コスト削減兼新規ユーザーを誘致するための措置
➡現状のグラフィックでは新規ユーザーが見込めないと判断、テコ入れをしたということ。
さらにそれが経営陣レベルで厳命されていたとしたら、現場側は従うしかない。
・かつ、これまでよりも予算を削減
ローリスクハイリターンが見込める分野、やり方でコンテンツが稼げるようにシフト
➡既存コンテンツの活用、リソースの流用や開発工数のかからない分野(グッズ)など
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※7.0発売に伴う運営のスタイルはこれまでと異質すぎるので、自分の中で折り合いをつけるためにいろいろ考えてたどり着いた勝手な憶測です。
さらにぶっちゃけると、流石にこの状態で開発トップ兼取締役の立場の方が何も発信しないというのは、さらにそれよりも上の力が働いている可能性も否定できなさそうだな…と感じています。
とはいえ、それはこちらには伝わってないことですし、憶測でしかないわけですし、そこまで考慮しないといけない義務もありません。
今回の件で、長い年月で築き上げた信頼を失うのはこんなに簡単なものなのか、とちょっとビックリしています。
そういうリスクコミコミで静観している(せざるを得ない)のであれば、それもそれで、プレイヤーはその程度にしか思われなかったのかなーと思ってしまうわけです。
そしてさらに言うと、これだけ長期の売り上げが見込めるコンテンツなのだから、(仮に予算削減したのであれば)予算はしっかり割いて力を入れてほしかった。赤字の補填や削減の対象にしないでほしかった。
仮に予算は潤沢であったとしても、プレイしていてそれはとても感じれなかったので、それなら有意義な予算の使い方をしてほしかった。
ゲームやる時くらいはこういう裏事情とかしがらみを考えず、ただそこにあるものを享受したいよ……
こんなこと考えさせないでほしい…(勝手に考えてるのは自分ですが…)
今思うこと
総じて今のFF14に対して抱いている素直な気持ちは、「もしかしたら内外からコミュニティが崩れてしまうのではないか?」ということです。
数年前までは絶対に崩れることのない牙城だと思っていたのですが、こうも見事にくつがえるものなんだなあと、ちょっと興味深さすらあります。
とはいえ、そう思っているのは自分だけで、実際の数値は全くそんなことないのかもしれないですが…。
それでも否定意見、不満がここまで表層化しているのは、私は初めてだと感じています(これまでは積極的に感想収集してなかったので、もしかしたら過去もあったかもしれないですが…)。
7.0がくるまえ、ベンチマークでプチ炎上している様子を見て、職場の14プレイヤーと「このままだと一気にプレイヤーが減ってしまう可能性もあるかもね」と話したことがまさか現実になるとは思いませんでした。
数年前まではプレイヤーから愛されて、運営もそれに還元する、自分が14コミュニティに抱いてたのは、そういう感想だったのですが…。
自分が課金を切らないのは前の記事で書いた通り、自分たちで相談して、自力で攻略する、その体験ができる唯一無二の固定活動のただ1点にすぎないです。
黄金のレガシー発売後、固定面子とは連絡をとっていないので反応を知りません。
発売後初の固定がもうすぐあるので、そこでもし面々が同じようにやる気をなくしてしまっているのであれば、もうすっぱり終われるなーとも思っています。
みんなどう思ってるのかなー 案外何も気にしていないかもしれないし、普通に別ゲームやってるかもしれないな~とかいろいろ考えを巡らすのはわくわくします(間違ったわくわく)
他人事みたいですが、どうなるのかわからないのがちょっと楽しみです。
ここ数日気になってたことやもやもやを文章にできてスッキリしました。
ここまでご覧くださり、ありがとうございます。
否定的な感想を述べている方々の多くが記されていた通り、自分も黄金のレガシーを好きになりたかったです。
ゲームとして、上場企業の提供する鑑賞作品として目をつぶれない点が多すぎて、この複雑な思いを抱かざるを得なくなってしまっているのが本当にかなしい。
真実はわからないですが、できれば私もFF14を好きなままでいたいので、なんとか救われるこたえが用意されているといいな…と思います…。
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