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2023.9

2023.8

9.9

 現在の実生苗の生存状況は下表のようになっている.

生存している苗の中に,植物体の下部がへこんで赤茶色になっているものがある.去年の9月にも見られた現象である.その時は根腐れだと予想して対策をしたのだった.しかし今年は種子の発芽から1.5か月後には腰水を止めていて,現在の水やりの頻度は4, 5日に1回の頻度であるから,去年よりも過湿の状態を避けられているはずである.よってこの現象の原因は不明のままだ.これにより来月はもう少し生存数を減らすだろう.

 1年目の実生苗を管理しているプラケースの中の,8月の温度変化は下グラフのようになった.

晴れの日の温度変化を,プラケースの置き場を買える前後で比較してみた.

1カ月時期がずれているので正確な比較はできないものの,置き場を変えたことによる変化はないように見える.置き場の方位はいずれも南向きである.

 先週の事だが,土を配合していくつかの植物を植え替えた.配合は下記のようにした.

  • 赤玉土:7

  • 鹿沼土:2

  • 日向土:1

  • バーク堆肥:1

  • 川砂:0.5

  • くん炭:0.5

参考動画のレシピを元に,余っていた用土も混ぜて作った(参考:趣味のさぼてん syumisabo,2020,『三河サボテン園、秘密の培養土を大公開。接木を植替え。#cactus#サボテン#多肉植物』,閲覧日2022年9月9日).

鹿沼土はシャリシャリした食感で,土産のクッキーのようだった.

サボテンの培養土はそんなにこだわらなくても大抵は育つようだから,きっと問題ないだろう.

 今日,少し遅めだが,新しく種子を播いた.まずは今年6月に播いた黄裳丸の内,成績の良くなかったKP313とKL39を追加で播種した.
 そしてもう1種,守殿玉の種子を播いた.これは今年5月に購入した直径8cmくらいの株から採取したものである.購入後に3,4回開花した内1回だけ結実して種子がとれた.しかしこの種は自家受粉しないはずで,他に同属の開花球を持っているわけでもないので,不思議である.発芽するのか楽しみだ.

種鞘の中は焼き菓子の匂いがした.

9.10

 今日はシクラメンの種を播いた.

参考:横山園芸 Yokoyama Nursery,2021,「原種シクラメン (6) タネ蒔きと管理 ◆横山園芸 公式◆【2021】」,閲覧日2023年9月11日.

 新しい公園に行ってみた.そこではシオカラトンボ,アキアカネ,ノシメトンボが見られた.水辺の上空は高い木の枝で覆われていて薄暗く,私が馴染みのある止水域で繁殖するトンボの産卵には向いていないような印象だったが,羽化後,未成熟の個体が処女飛翔先とする林というのは,あのような場所なのかもしれない.また公園の掲示板によると,流水域で繁殖する大型のトンボも見られるようで,これから通い詰めたい良い場所を見つけられた.ありがとう.

9.24

 今日は少しだけ遠出して,荒川近くの公園に行った.開けた場所にあり,降雨によってできたという,ちょっとした湿地がある公園である.アカネ属のトンボと,アジアイトトンボを見つけることができた.
 ただし,今後も通いたいかというと微妙である.環境の種類としては,これまで通っていたあの公園と似ているのだが,それと比べて規模と多様性がただ縮小されたような場所である.水辺に近づけるスポットも少ない.そして人だらけであった.
 ついでに荒川沿いも少し見てみた.土手の草むらに,やはりアカネ属の小さな群飛を見つけた.川により近づける小道があったので行ってみたが,当然というか,川は深く流れが急そうであり,トンボが集まりそうな雰囲気ではなかった.
 今日の散策は期待したものは得られなかったが,大きな川沿いを歩くのは心地の良いものであった.

2023.9

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