2023.3
3.4
現在の実生苗の生存数は下表のようになっている。
暖かくなってきて、パロディア属の成長が顕著になってきた。他2つも急速ではないものの、着実に成長している。
実生苗と、他に育てている大体の多肉植物が成長期を迎えるにあたって、冬の間はサボり気味くらいでちょうどよかった水やりの頻度を上げていかないといけない。とは言っても、最も頻度の高い時でも3日に1回くらいで十分だろう。
もうすぐ3ヶ月になる。人食いもその秘匿もだんだん板についてきただろうか？質量が人質だから、人を食い、時間が取られる。質量を捨てたら時間は無限かな。あこがれる。
3.10
3日前くらいだったか、実生苗の鉢にキノコバエの幼虫が発生していた。前兆はあった。即ち、キノコバエの成虫が飛んでいるのを1週間くらい前から見かけていた。室外から入ってきたのか、鉢の中に潜んでいたのかは分からない。
今の私には幼虫をしらみつぶしにしたり、植え替えをしたりする時間がないので、殺虫剤で対処した。殺虫剤は手持ちのオルトランDX粒剤を使用した（5日前に購入したばかりだった。やはり準備しておいてよかった）。これは観葉植物に使用した場合の適用害虫にキノコバエを含むものではないのだが、明らかに効果があった。粒剤を撒いて、霧吹きで湿らせておいたところ、翌日には生きている幼虫を土の表面に認められなくなった。しかし、オルトランDXはこのような即効性がある殺虫剤なのだろうか？「浸透移行性」の定義がよく分からない。
対策は効果を挙げたものの、被害は0では済まなかった。既に食われていたのか、殺虫剤の薬害なのか判別できないが、孤竜丸の1番小さかった苗が死んでしまった。今後は予防に努めよう。そもそも、繰り返しキノコバエが発生するような管理の場所と方法には問題があるかもしれない。
3.11
パロディア属の実生苗は棘を上に伸ばしている。真っすぐで細く、根元から中程の透き通ったような白色に先端が薄く赤色を帯びており、このような棘が1つの刺座から数本束になって生えている。
この実生苗の親株も棘と綿毛を吹き始めたので、植え替えを行った。また、花の終わったシャコバサボテンも植え替えをして、その時折れた節の差し木もやってみた。ハエトリソウの植え替えは先週くらいに済ませたので、春直前の植え替え作業は完了である。
最近、アリオカルプス属の苗を購入した。以前からその見た目に興味を持っていたものの、栽培が難しそうな印象とやや高価だったので入手をためらっていた。しかし、暖かくなってきたことと、疲労とにより、私の頭が能天気になっていたためか、購入していた。
この苗も屋外での栽培をやってみようと思う。というか、私の栽培環境ではそうする他ない。梅雨と冬季は室内に取りこんで、普段の水やりも頻度をかなり低くすれば、案外上手くいくのではないだろうか。
3.12
サボテンは、私が人食いにかまけていようといまいと、ほとんどいたる時間について私に関係なく生きている。しかし、数学はそうはいかない。やらなければ、やがて彼岸の縁が切れてしまうだろう。
（・・・）一つのことを思いつめて考えるのは脳の負担になるもので、だれだって、幻聴や幻覚ぐらい出ても不思議ではない。むしろ、それを続けることができるか、あるいは、続けざるをえないか、の問題かもしれない。
,池内紀編,筑摩書房
,150.[出典:「ペンギン」,一九九四年秋号.]
3.15
3.19
ここ数日の室内の最高温度は23℃くらいである。種を蒔くのは1ヶ月くらい早かったかもしれない。発芽するのが結局1ヶ月後になったというだけで済めばよいのだが、早蒔きの悪影響で発芽数が減ってしまわないか、気になる。
3.24
牡丹類1つ，黄裳丸3つ発芽した．種子の状態が悪いわけではないようで，ひとまずはよかった．しかし，発芽した黄裳丸の1つは弱々しくて，すぐ死んでしまいそうだ．また，これから数日は天気が悪いのも，何となく心配である．
3.25
prime videoの見放題の期限直前となってしまったが，『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』を最後まで視聴した．はっきり言って最高だった．私にはシナリオや映像の技巧を解する素養は皆無なので，これについての評価はできない．このようなことが分からずとも，この作品の好きなところは突き詰めると1つだった．
それは，この物語にはまともな人間が存在しないところである．ドンブラザーズ，脳人，獣人，ヒトツ鬼，全員気が違っていて，大好きだった．
だから，物語が終盤に差し掛かり，そして完結したときの寂しさは大きかった．現実ではこのような人たちにはまず出会うことができない．みんな死んでしまうからだ．物語の中で出会うことができて本当によかった．
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