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2024.5

2024.4

5.6

 この連休は,今までの人生で最も自由な時間だった.食人から隔絶されることで,一時の間正気を取り戻すことができた.しかし理想には程遠く,やはり根本的にどうにかしないといけないのは身体である.去年に播いた苗はいつの間にか大きくなっている.もう播種の季節だが,もうスペースがないので,今年は見送ろうかと思っている.先週には今年初めて均翅亜目と不均翅亜目を確認できた.程々にいい加減に,とりあえず先に進む技術を身に付けないと,時間がいくらあっても足りないことを,身をもって体感している.

5.18

 今日はノトカクタスの花が開花していた.この地域に移入してから3年近くたっており,移入時の大きさからみて5年以上は生きている株だと思われる.去年より1つ多い6輪を同時に開花させ,上から見ると本体を全て覆ってしまうほどだった.透き通って光沢のある黄色の大輪で,外側の花弁に薄く赤みが差すものである.
 今年は花の香りが非常に強く感じられた.ノトカクタスの花は蜂蜜のような甘さの際立つ香りだった.今日は守殿玉も開花しており,こちらは甘さに加えて発酵したようなクセのある香りだった.香りが強く感じられたのは,花に鼻を近づけると熱気が伝わってくるくらい温度が上がっていたからではないかと思う.
 いい加減にするとは,一見自明でないことを自明だと思い込めるようになることにより,過程を簡略化することであるが,その思い込みが実際と高い精度で合致しなければ当然意味がない.そしていい加減にすることの目的が,既に見えているものを見る繰り返しを早めることであっては,やはり意味がない.
 ランニングに行きたいのだが,最近は,危険な生物が大量かつ活発に活動している昼間は迂闊に出歩きたくなくなってきた.しかし夜中では遭いたいものにも遭えないので,早朝に行くしかない.これは大変である.

5.19

 昨年開花した牡丹類に先週くらいに果実ができており,今日それを採取した.交配していないのに何故果実ができたのか不思議だったが、果実の中に種子が1つしか入っていないのを見て納得した.機序は知らないが,受粉しないでできた果実にはほとんど種子ができないというのを読んだことがある。
 この種子はあまり期待できなさそうだが,他の種子を播くときに一緒に播いてみようと思う。

2024.6

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