日食・双子座新月後編

前日公開した前編は全体的な星読みから読み解ける考察でしたので、今回の後編は新月が起こった室、近頃の蝕の月が問いかけるテーマでもある「6室と12室」についての個人的な考察をお届けいたします。

(室⇨占星術の専門用語でハウスのこと。精神の成長領域。)

6室は乙女座のナチュラルハウスです。

乙女座は地のエレメントですから、「具現化されたもの」。
身体にまつわる事、労働、奉仕、資本、健康、ペットが該当のテーマと言われます。


他の地のエレメントが該当する室は、現実世界で生きるための資質を鍛える部屋です。


2室は才能・能力・資質。
牡牛座の部屋。
支配星は金星、愛と喜びと財のこと。

10室(MC)は天頂、使命、社会性。
山羊座の部屋。
支配星は土星、因果応報の試練と永続的な課題のこと。

持ち合わせた能力を実際の社会で活かすために育み、調整するのが6室の課題。

どんなに突出した才能を持っていようとも、継続して調整することができなければ社会的な信頼にはつながらない。

つまりは本当の意味での社会的地位や、財を築くことは出来ません。

西洋占星術上の12室、そして12宮(星座のこと)はどこか一つでも欠けていたら意味を成しません。
全て相対的に補完させた意識のレイヤーが重なる部分こそが「自分」であることを忘れないでください。

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