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180°の回転

 こんばんは!あさひです🪐
3年前からお世話になっている京都工芸繊維大学(博士課程)の方と久しぶりに対面で会い、山梨県市川三郷町の危機的状況自らにできることは何かを語り合ってきました。何やら大きなことがアカデミックベースで進むかも?
と、まぁアカデミックが世界を大きく変えた話を書こうと思います!


Revolution(革命)の語源

 Revolution(革命)の語源はラテン語の「revolutio」に由来しているらしい。
これは、「回転」という意味の動詞「revolvere」から派生した名詞。元々は、天体の運動を指す用語として使用されていたとのこと。
 その後、「Revolution」は、政治的、社会的な変革や激しい変動を表す言葉として広く用いられるようになり、特に、フランス革命やロシア革命などの重要な歴史的出来事を指す際に使われ、既存の政治体制や社会秩序が根本的に変化する過程を表現する言葉として今日広く浸透されています。(ゴー⭐︎ジャスの口癖にも)

当たり前とは。

 そこから天文学の話になりますが、古代の天文学は幾何学であったとされています。天文学の幾何学とは、天は地上と別の法則で運動し、そこでは完璧な円が存在するという思想のもの。この円運動崇拝は、学者から学者へと繋がり、そして天動説として中世ヨーロッパに伝播していったそうです。
 天動説が唱えられる以前の天文学は、地球から見える天体運動を"円"で表現する幾何学的視点(学問)だったとされています。
 この時代、「天が動いている」というのがキリスト教の教えだったので、 それに反する考えは迫害されました。宗教での教えがアカデミックの正解に浸透していたということになりますね。

常識は覆る

 そんな時代の中、幾何学では天動説が証明できない(ズレている)と説き、16世紀に幾何学から最初に脱出した人物こそ、天才ヨハネス・ケプラーです。
 現在のように「地動説が正しい」とはっきり言えるようになるには、多くの幾何学から脱出する必要がありました。17世紀初頭、コペルニクスにより地動説が定説されガリレオも支持しました。『天球の回転について : De revolutionibus orbium coelestium』という著書でコペルニクスが地動説を発表しました。

「太陽を中心にしたほうが上手く円で表現できるのでは?」

コペルニクス

これはまさに,ものの見方を180°回転させる革命(revolution)と言えるでしょう。
 今まで当たり前と思われてきた天動説に対する挑戦であり、その時代においては大胆な提案だったことでしょう。しかし、この理論は提唱者であるコペルニクスやガリレオによって支持され、徐々に受け入れられていきました。地動説の普及により、人類は自らの位置をより広い宇宙の中に位置づけることができるようになったと言えると思います。

これ天動説
これ地動説

 天動説が支配的な時代には、地球が宇宙の中心にあり、他の天体はそれを中心に周回しているという信念がありました。これは、宗教的な観点からも支持され、人間が宇宙の中心に立つという自己中心的な思考を育んでいました。しかし、地動説の提唱により、人類はその中心から一歩踏み出し、自己中心的な視点を超えることができました。

 このパラダイムシフトは、単なる天文学の進歩に留まらず、人間の世界観や価値観に大きな影響を与えました。地球が他の惑星と同じくらいの存在であるという発見は、人間の自己中心的な観点を揺るがし、謙虚さや包括性を求める姿勢へと導きました。

 同様に、現代社会においても、我々は新たなパラダイムシフトの可能性に直面しています。技術革新や社会の変化により、従来の価値観や慣習に疑問を投げかける声が増えています。このような時代においても、革命的な発想や新たなアイデアが、私たちの世界観を変え、新たな価値を創造することができるのです。

 地動説から天動説へのパラダイムシフトは、人類にとって大きな転換点でした。同様に、私たちも新たな革命的な考え方や価値観によって、未来をより良い方向に導くことができるでしょう。そのためには、古い枠組みにとらわれず、開かれた心と勇気が必要です。


巨人の肩の上に立つことは正しいのか

気軽に論文を読むことができるGoogle Scalarというサイトでは、一番最初の画面にこのような文が載っています。

↑ここ

 「巨人の肩の上に立つ」。
これは、「先人の積み重ねた発見の上に、新しい発見をすること」の 比喩です。 「巨人の肩に乗る」 とも表現されています。先人の知識や知見を踏まえた上で新たな知見を得よう。ということです。
 今回、先人たちの知見を踏まえた上でそれまでの常識や概念、過去を全て否定し新たな説を掲げ、180度世界を変えた話をしました。
 
 私はクリティカルな視点を常に持つことが必要不可欠であると思うんです。
先生が言ったから正しいのか、親が言ったから正しいのか、有名人が言ったから正しいのか。全て鵜呑みにせず、批判的な目で物事を見つめ、自分のフィルターで通した見解を大切にすることが必要であると思います。

 時代は積み重ねの産物である時もあるが、突然変異で突発的に世界をガラリと大きく変わることもあります。180度のキッカケは至る所に転がっているはずです。
 

 何を書いているのか分からなくなってきたので今日はここまで!
それではまた!


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