here & there

今回は初めて「お題」に則って投稿しようかなと思います。

多分、初めて買ったCDは杉山清貴さんの「here & there」(1989)ですね。大学受験で上京して予備校に通っていたのですが、その年に発売されたアルバムです。確か、杉山さんソロとしては4枚目のアルバムですね。
杉山さんの楽曲は前から好きで、それこそ「杉山清貴&オメガトライブ」時代から聞いていました。ただ、その頃はまだ中学生で、レコードもなかなか買えなかったんですよね(特にアルバムは)。オメガを解散して、ソロデビューを果たした時分が高校生の時で、若干、お小遣いも余裕ができるようになってきたので、2ndアルバムの「realtime to paradise」を買いました。でもこれがCDではないんですね。実家にはCDプレーヤーが無かったので、LP盤(アナログ盤)で買ってたんですよ。以降、3rdアルバムの「kona weather」、12インチシングル(LP盤サイズのシングルレコード)「SHADE~夏の翳り~」を買いました(後に、「realtime to paradise」と「kona weather」はCDでも買いましたが)。
高校を卒業して、大学受験で上京して兄の所にやっかいになって受験勉強に勤しんでいたのですが、その年に出たのが「here & there」になります。兄の所にはCDミニコンポがあったので、必然的にCDでの購入となりました。なので、はじめて買ったCDとなると、「here & there」になるんですね。

初めてCDを買って何に感動したかと言うと、「針を落とす位置を調整する必要が無い」ことですかね。あの「針を下ろす瞬間がいい」と言う人もいると思いますが、テープにダビングすることを考えると、丁度いい無音時間、しかもノイズがあまり乗らない様に作るようにするとなると調整する必要があるんですよね。ミニコンポだったこともあるかと思いますが、CD再生とテープ録音のシンクロが自動で行われることも感動モノでした。

「here & there」は「ROCK ISLAND」やタイトル曲の「HERE & THERE」と言ったロックでアップビートな楽曲や「STORMY NIGHTの向こう側」のようなAOR、「空から降りてくるLONELINESS」やシングル曲である「プリズムレインに包まれて」、「HOME TOWN」のようなバラード曲とバラエティに富んでおり、構成としても「ROCK ISLAND」でヒートアップさせつつ、緩急をつけながら、「HOME TOWN」で熱を冷ますかのように静かに終わるという構成となっていて、心地よく聞くことができるアルバムだと思います。

#はじめて買ったCD

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