見出し画像

名古屋で過ごす3回目の春

桜が満開ほど近い4月の上旬、名古屋城を散策した。
その日の記録。

地下鉄名城線で名古屋城駅で下車。思いつきで名古屋城駅で降りるんだなくらいの感覚だったが、この駅去年までは市役所駅という名前だったことを思い出した。
もちろん初めて利用したので、なぜパッと名古屋城駅が思い浮かんだのか自分でもよくわからない。もはや感覚で電車に乗ることにも慣れたようだ。

多分愛知県庁

たまたま辿り着いた出口を抜けると、目の前に愛知県庁、名古屋市役所と立派な建物が見えてきた。
この辺りを車で通ったこともあるし、名古屋に祖父母が住んでいた頃に名高速から見たことも思い出した。実際降りて歩いたのは初めてだったので、また違う角度で見れて満足です。

名城線名古屋城駅

すでに綺麗な桜、ここに数分滞在してしまうほど。そして城内入り口付近に咲くチューリップや菜の花が美しく、つい見惚れてしまった。

名古屋城

まだまだ春休みということもあり、子連れが多い印象でした。
名古屋城内には高校生の頃を最後に来れていなかった。確かあの頃は、まだ修復工事をしていて気がする。調べてみたら今現在も行っているのですね。

肝心な桜は、満開ではなかったけど凛々しかった。暖かくなるのは遅かったけど、確実に春を誘き寄せていて、春を彩っていた。
春の生暖かい風と独特な匂いが、妙に心地よく感じる。

とても広い敷地内で活気があるものの、少し奥へ進むと人っ気のない閑静な桜並木があった。そこから見下ろす名古屋市内の景色が違和感に感じるほど静寂だった。

出店に戻り、スイーツを食べてゆっくり名古屋城を後にした。
ちなみにここでは何も食べないつもりだったのに、気づいたら列に並んでいたのが面白かったです。


珈琲専門店 蘭

名古屋城から丸の内まで歩いた。時間にして30分弱。
名古屋の官庁街、丸の内を歩くのは多分初めて。名古屋のど真ん中なのに、名古屋でないような不思議な感覚だった。
同じ市内でも、初めて歩く街には大体そのような感覚を覚える。

目的はコーヒー専門店 蘭 長年愛されるマスターが亡くなられて以来、近隣の花屋を営む姉妹さんが後継してリオープンされた周年の日だった。
店内は満席でカウンターでの案内となったが、ほぼ同時に退店したお客さんが座っていたテーブル席に案内し直してくれた。とても親切だった。
店内は若いカップルもいれば、仕事の話をしているビジネスマンらしき方も見られ、丸の内らしさを感じることができた。

特にコーヒーを推している喫茶では最近、ホットを飲むようにしている。カップがそのお店特有のデザインだったら少し嬉しくなる。
このホットケーキ、名前が「ナゴヤのホットケーキ」名前惹かれしてしまった。スチールのお皿も、カップに乗る小倉とホイップも、つい可愛いが漏れる。
6周年のおまけで可愛いチョコレートもいただいた。全部美味しかった。
また満足感の高い喫茶店に出会えて幸せな気持ちになった。


ようやく長かった寒い冬が明け、愛知で過ごす3回目の春へいいスタートを切れた。
とは言っても残りはほんの数ヶ月なのですが、そのことを思うたび名古屋で過ごす時間が愛おしく感じます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?