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23歳

4月半ばは仕事が忙しく、死んだように帰宅して、ギリギリ息して生きていたというくらい自分に余裕がなかった。
そして本当に気づいたら誕生日直前になっていた。

23歳は、神奈川から愛知の自宅へと戻る電車の中で迎えることになった。
名鉄名古屋駅の終電間際はいつ来ても大混雑、ゆえにうるさい、酒臭い。
でもそれが私の知る第二の故郷、名古屋。
名古屋は騒がしくても、妙に心地よく安心する、肌に合った町だ。
やっぱり名古屋が好き、そんな気持ちで騒音を塞ぐようにイヤホンを耳にした。


改めて23歳になった。
特に節目の年というわけではないが、ようやく正真正銘の大人になれた実感が湧く。
20歳で成人、21歳で就職と一人暮らし、22歳で現彼氏との交際。
20代に入ってから一年一年が大きな節目となっていた。
23歳の私が立ちはだかる壁は、退職、引越し、新天地での生活。
とにかく不安でしかない気持ちを "楽しみ" に変えるため、今はとにかく必死になるしかないのだ。

楽を選ぶのではなく、あえて苦を選ぶようにする。
そうすれば、何事も楽に感じる。
これは社会人の二年間で学んだこと。未来の自分に大きな負担をかけたくない。
だから今を頑張る。


相変わらず、人付き合いは苦手なので、いろんな街に出歩いていろんな人を傍観して、いろんな音楽を聴きたい。
そして唯一無二の自分の感性を、とても大切にしたい。

幕開けは決まって、BUMP OF CHICKENのHAPPY。
続けてpinkie。毎年pinkieで涙を流している気がします。
弱い自分でも、生きる意味を感じさせてくれるような、強い歌。
今日も大好きな音楽が、私を支えてくれている気がします。


何より、健康な体があればいい
大人になって願う事


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