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喫茶1

一年ほど前に喫茶名古屋という記事を投稿した。
あれから何かと喫茶店に関する記事が書けていなかったので、個人的にママさんが好きな名古屋喫茶店を厳選した。きっと連載になるかと思います。

COFFEE モック(名古屋)

名古屋市中村区太閤 日曜休

去年、今年の冬との二度来店した。名古屋喫茶店と検索すると上位に名の上がる言わずと知れた名店。ゆえに若い女の子も多い印象があり、実際今年一人で訪れた時にもフィルムカメラを構えた二人組が後ろを歩いて入店してきた。
やはりここのナポリタンが好き。熱々で味は濃く、分厚い卵を敷いたThe名古屋スタイル、そして何より太麺なのが最高なのです。

一見通り過ぎてしまいそうなシンプルな外装だが、丸い窓が可愛く看板のロゴも可愛い。中から見るカーテンのかかった窓やランプ、メニューの書いてある看板や赤いソファー、お冷のグラス……もう全部が可愛い。
口コミでマッチがあるのを知り帰り際尋ねたところ、マッチと一緒にロゴの入ったシールまでいただきました。それこそ有名店でお昼の忙しい時間なのにも関わらず愛想良く、接客していただいたママさんもとても好きです。

去年来た時から値段は上がったものの、飲み物と頼んでも1000円ちょっとなのが破格すぎる。
これぞ名古屋。駅前の好立地にも関わらず、とにかく安くて美味しくて、居心地抜群で、何一つ口出しすることがない大好きな喫茶です。


喫茶 由美(高岳)

名古屋市東区泉 日曜休

去年の冬、名古屋に大寒波が到来した寒い日だったのを覚えている。まずは外装と人名であろう由美と言う名前に惹かれてずっと気になっていた喫茶でした。
入店と同時に暖かく出迎えてくれたお母さん、友人と私を見てひたすらに「可愛らしい」と連呼してくれる本当に可愛らしい方です。手作りのミックスサンド、作っている姿を見ても微笑ましい。

オレンジ色のソファーや小さな花瓶に添えられたお花、ヤカンの乗ったストーブや店内の奥にある換気扇、その一つひとつに年季が入っており長年大切にお店を続けてきたんだろうなと言う思いで胸がいっぱいになった。
同時に名古屋に住んでいた頃の祖父母の家を思い出し、切ない気持ちにもなった。(十年ほど前に引っ越したので)

帰り際に話した会話の中で、岐阜市出身だったが昔住んでいたのかと話されていた。両親が昔住んでいたこともあってある程度の土地勘があったので話が弾んで楽しかった。
この記事を書きながらもっと聞きたいことが沢山出てきたので近々再訪問したい。寒い日だったのにとても暖かいひと時でした。


パスカル青山(鳴海•野並)

名古屋市緑区浦里 日曜休

こちらも名店、名店すぎる。自宅の最寄りが名鉄なので、絶対に乗り換えも駅からの距離を考えても鳴海で降りたほうが良いにも関わらず、何故か地下鉄に乗りたくて桜通線の野並駅で降りたので一応、タイトルには野並も付け足しておきました。地下鉄で行く時は参考までに。

正午で閉店してしまうモーニング専用喫茶、きっと喫茶店が好きな人であれば県外の方でも知っているであろうパスカル青山。日曜定休なのと少し家から遠いこと、午前のみの営業ということもありなかなかタイミングが合わず、頻繁に来れないのが悔しい。
「初めてだよね?」とメニューの説明を丁寧にしてもらい、常連さんや若い女の子たちで賑わう店内で一人、時間を過ごした。

会計の時に鳴海が前の祖父母の家の近くだったことを話すと会話が弾み、喫茶店が紹介された雑誌やお客さんが自由に書くノートなど沢山見せてくれた。
そのノートに私も思いを綴っていると、お客さんが全員出て行ったので「良いタイミングだったね!」と店内の写真を撮らせてもらったり、私の写真を撮ってくれたり…… とにかく一人の私に優しく接していただいて胸がいっぱいになった。

緑色を基調とした店内は映画の撮影にも使われるほど素敵。朝のラッシュを終えた静かな店前の道路を眺めながら、壁や床などつい店内を見渡してしまう。今すぐにもまた行きたい。
少し名古屋中心部から離れているけど、名古屋に来た際には早起き頑張ってぜひ行ってほしい。

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