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駆け抜けた二年

先日、二年間働いた会社を辞めるという大きな決断をした。
仕事が嫌になったからという単純な理由ではないゆえ、悩みに悩んで出した答えだった。

二年働いて思ったことは、正社員であり続ける必要性が今の私にはないということ。むしろそれが大きな負担になっていた。
「やりたい仕事のために仕事を頑張る」か「やりたいことのために仕事を頑張る」といえば、後者だと答える人の方が多いだろうし、もちろん私もそうだった。
就活をしていた三年前、世の中はコロナ禍真っ只中だった。そのストレスゆえ、どうしても地元を出たい気持ちでもどかしかった。
愛知への配属が決まり、生活してきたこの二年間は人生大逆転と題しても過言ではないほど充実した期間だった。

最初の一年は、正午から出勤し日付跨ぎが当たり前のような日々。二年目の前半は、自分の無能さに嫌気が差し追い込まれ体調を崩してしまった。
それらが三年目を目前として、ようやく解消され言えばここから……という時期でもあった。
現在私の雇用形態は出向。所属しているグループ内の会社とはまた別の会社で働いているので、いずれは戻らなければいけないのが前提であった。
その期間が満三年だったということ、自分の辞めたい時期に人員不足で辞められなかったらということ、地元に帰りたくない思いや自分の時間を絶やしたくない思いがさらに募ったこと、そしてこれから生きていく上で仕事よりも優先したいと思えることが出来たこと。そのことを考えたら、今しかないと断言できてしまった。

今までの人生には思い切りが足りなかった。何をするにも中途半端で、一歩の勇気がなかなか踏み出せなかった。そんな自分を変えたくて、県外で就職してからは行動力を養うために仕事もプライベートも必死に駆け抜けた。
20歳までの自分とは全くの別人であっていたい。傍から見て嫉妬されるような人でありたい。

プライドの高さだけは学生時代から何一つ変わっていないことは認めます。
残された期間、一生懸命働きます。


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