詰将棋とわたし（１１）

１１回目です。
図面のすぐ下に作意手順があります。初見なのでチャレンジしたいという方はお気を付けください。

詰将棋パラダイス　２００４年４月号　九Ｇ作品展
作意手順：２１歩成、同玉、４３角成、イ３２香合、１１歩成、同玉、１４香、ロ１３桂合、同香不成、ハ１２桂合、同香成、同玉、１４龍、２２玉、３４桂、同香、２４龍、２３歩合、１４桂、１２玉、２１馬、同玉、２３龍、３１玉、２２龍、４１玉、Ａ３３桂、５１玉、５２歩、同金、３１龍まで３１手詰
変化手順：イ３２歩合は１１歩成、同玉、１５香、２２玉、２４竜以下３４桂を打つ筋で早詰
　　　　　ロ１２桂合は２３桂、２２玉、３２馬以下早詰
　　　　　ハ１２歩合は同香成、同玉、１４竜、２２玉、３４桂、同香、　　　　　　　２３歩以下早詰
非限定：Ａ５３桂でもよい

★下記で手順を並べることができます。
http://yakkun1987.web.fc2.com/tume/nyusen/011.htm

九州グループの作品展に初入選。

九州グループとは、年に２回（ほぼ）福岡市内で開催されている詰将棋のサークルのこと。事前に告知されたテーマの詰将棋を各自が用意し、当日に披露します。それらの作品の中から、詰パラ誌に掲載される作品が選ばれます。やるべきことはそれだけで、それ以外には、最近創った作品を見せ合ったり、指将棋の対決が始まったりと、参加者各々がやりたいことをして過ごしている印象です。

九州グループには、学生のころはほぼ毎回参加していました。九州グループの参加者には合駒の名手が多く、影響を受けました。残念ながら就職してからは全く会合に参加できておらず、機会があればまた参加したいと思っております。ブログへのリンクを貼っておきます。
http://kyusyug.blog35.fc2.com/

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本作は合駒が４回登場。変化手順の詳細はイ～ハをご参照下さい。
発生した合駒が動く（３２香→３４香）というのは、当時の自分とっては珍しい展開。その後の作品では「合駒を動かす」をテーマとした作品が増えてきます。収束におけるＡの非限定はできれば修正したいところなのですが、収束手順自体を変える必要があるかもしれず、着手できていません。機会があれば精査し、結果を報告したいところです。

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非限定のキズがあるにも関わらず評価は２．８１。それまでの自作中、最高点数でした。