詰将棋とわたし(23)

23回目です。
図面のすぐ下に作意手順があります。初見なのでチャレンジしたいという方はお気を付けください。

画像1

★下記で手順を並べることができます。
http://yakkun1987.web.fc2.com/tume/nyusen/023.htm

詰将棋パラダイス 2005年12月号 短編コンクール
作意手順:59香、イ58馬、76飛、45玉、36銀、同馬、75飛まで7手詰
イ58合は76飛、45玉、36銀以下同手数駒余り

67~58という遁走ルートが見えている初形。初手の59香はごく自然な手でしょう。対する2手目の応手がポイント。67玉は77金までですし、57合や58合も76飛以下5手または7手駒余りで詰みます。
残る選択肢はひとつだけ。58馬!と移動中合するのが面白い応手です。76飛以下、再度馬が36に戻って75飛までの詰みとなります。よく見ると、
・75飛→76飛→75飛
・36馬→58馬→36馬
と、本作は2種の駒のスイッチバックになっています。

なお43玉は34、44、54に利かせるためだけの配置。双玉特有の応酬が隠されているわけではありません。▲43玉を▲43銀△44歩に置き換える対応も考えられるところで、この辺りは好みでしょうか。

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昔書いていたブログがまだ残っているので、2005年の後半以降は当時を振り返るのが多少容易になります。


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