久しぶりに_2023/7/2

 いちばん嫌いな夏がきて、あからさまに気分が落ち込んでいるが、相変わらず生きている。

 最近、珍しく本を読むことに意欲的で、寝る前に読んでいる。昔から本が苦手で、小学生のときは「図書館で何冊借りる」なんて目標を押しつけられるのが苦痛だった。
 いろんな側面で本は苦手なのだが、まず図書館の本を読むのが嫌だった。読むどころか、触れるのが嫌だった。潔癖というほどでもないのだが、いろんな人が触れてボロボロになったり汚れがついていたりする本を触るのが嫌で、仕方なくなるべく綺麗なものを選んで借りていた。自分のものじゃない本が家にあるのも嫌だった。そしてこれは今でも変わらず、図書館で本を借りることはない。
 あとは紙とインクの匂いが苦手だ。化学物質過敏とまではいかないと思うが、書店に長いこといると頭痛が起きることがあった。そもそも本が苦手なのに書店に長居?と思われるかもしれないが、この思い出が鮮明なのは、漫画がすべて梱包されておらず立ち読みできる店によく行っていたからだ。後述するが、本が苦手とはいえ漫画は読める。父や姉とよくその書店に行って、漫画を立ち読みしていたのだが、立ち読みともなると必然的に長居になる。時間が経つと、よく頭痛が起きていたので、漫画=頭痛の記憶が染みついている。
 そしてそもそも文字を読むことが苦手だった。それで前述した小学生のときもなるべくイラストが多かったり文字が大きくて少なかったりするような本を選んで借りていた。ただ、そういった本は低学年が借りる傾向にあるためか、汚ないものが多くて選ぶのに苦労した。そういうことで漫画は読めるのだが、実はちゃんと読んでいない。吹き出しの文字はなんとなく斜め読みして、ほとんどをイラストで把握している。だから漫画の内容がどんなだったかとかを、あまり覚えていない。読んでいるというより、見ているだけだ。

 そんなさまざまな理由で本は苦手だ。それは今もあまり変わっていないが、昔のように義務感がないので、逆に、自分から本を買うこともあるというのがここ最近。ちょっと前までは「わたしは本が嫌いだ!!嫌いなことは無理してやらなくていい!!」という期間だったが、いまは別にそう頑固にならなくてもいいと思える時期で、読みたいと思えたら読む、という付き合い方をしている。

 なにが言いたいというわけでもないんだが、ただ最近ちょっと読書していますというだけの話。

またなんか書く

 


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