見出し画像

なぜ大手証券会社→製造業スタートアップに第二新卒として転職したのか

今回このノートを書いた目的

自分は新卒で従業員数6000人を超える大企業に就職して、1年でスタートアップのキャディに転職しているのですが、同じように新卒で大企業に就職したものの、「このままで大丈夫かな」「何となく刺激が足りないな」ともやもやしている方の背中をちょっとでも押したいな。と思い、初めてノートを書いてみることにしました。

新卒時代

みずほ証券で株式セールストレーダーとして社会人生活をスタートしました。
セールストレーダーとしての仕事は銀行やヘッジファンドといった機関投資家のお客様から注文を集めて手数料収入を得るという仕事でした。
朝は早く6時30分ごろには出社するのですが、夜は18時前には仕事が終わることが殆どで、かなりQOLの高い生活を送ることができていました。

デスクについて初めてのトレードはとても印象に残っており、数百万の比較的小さい注文だったのですが、当時の自分個人としては扱ったことのない金額だったため、かなり緊張してテンキーを押す手が震え、注文までにトリプルチェックぐらいしていましたw
ただ、慣れってやっぱりすごく、1週間もすれば10憶を越えるような注文でも、手が震えることはなくなりました。

規模の大きなトレードをすれば、自分はテンキーを押す以外ほとんど何もしていないにも関わらず、何百万もの利益を上げることができることもありました。それにいまいちお金を稼いでいる実感を持つことができず、またなぜ顧客はこんな大金をトレードに払っているのかもいまいち理解できなくなっていってしまいました。
*そのころちょうどアメリカのフィンテック企業、Robinhood Markets Inc.が提供するサービスの存在を知り、「個人向けトレードの手数料は無料にまで来ているのに、法人向けトレードの手数料はまだまだ高いのはおかしいのではないか?」と思うようになっていたことが背景としてあります。

現在

今は製造業プラットフォームのキャディという会社で、フィールドセールスとして働いています。
キャディは装置を作るための部品を買いたい会社と作る工場を最適にマッチングさせるサービスです。

事業構造

キャディについて詳しく知りたい!という方は、上記画像元であるこちらの資料をぜひ見てみて下さい。自社の資料ですがとてもかっこいいですw
(ちなみに、表紙に描かれているモノはダクトやカバー、架台(ガダイ)と呼ばれるものです。)

なぜキャディに転職したのか

大きく理由は3つあります。

1:世の中の無駄をなくしたかった。
2:伸びているマーケットで勝負したかった。
3:ちょっときつい環境に身を置きたかった。

1:世の中の無駄をなくしたかった。

前職で働いているときに、毎日朝と夕方に社内外に配るレポートを作成するということが僕のルーティンワークの1つとして存在していたのですが、レポートを作成するためにはマーケット情報を日経新聞などから取ってくる必要がありました。
上司はそれを毎日新聞から手作業で転記しておりそうするものとして教わったのですが、何十とある指標を転記するには30分以上かかることもあり、かなり面倒だなーと思っていました。それをBloombergの営業担当の方に話したところ、自動でエクセルに情報を引っ張ってくることができる方法があるとのことで、それをやってからはいままで30分以上かけていた業務がエクセルを立ち上げる1分ほどで完了してしまうようになりました。

社内にはまだまだ無駄な業務があるんだろうなと思ったので、マクロを勉強してみたり、Bloombergの機能を探してみたりして社内ツールを作ってみるようになりました。しかし、人力でこなしている業務が自動化されていないからといって社内の人たちは別に困っているわけではなく、一見何の問題も無いように会社は動いています。
そこから「どうせ効率化するなら、その無駄があることで本当に困っている人の無駄をなくして、日本の生産性を上げたい!」と強く思うようになりました。

2:伸びているマーケットで勝負したかった。

みずほ証券で働いて1年が立とうとしていた2019年1月に、学生時代のインターン先であるクービックの上司とお茶に行く機会がありました。その方はリーマンショック直前から10年間外資系金融機関で働いて、それからクービックに転職してきていたのですが、その方から
若いうちは伸びているマーケットで勝負した方が絶対にいい。俺らの時代は証券会社がどんどん儲かり、新しいポジションも機会もたくさんあった。だから自分も成長できたと思っている。そういった環境が今はIT業界にある。
という話を伺い、自分でも薄々気づいてはいたものの、折角大企業でやりたいと思っていた職業に就くことができたし何だか勿体ないかな。と思っていた気持ちが完全に吹っ切れました。今でも自分の背中を押してくれたその上司には本当に感謝しています。

上にあげた会社説明資料の中にあるスライドの通り、キャディが挑戦している「調達」という市場は120兆円という超巨大市場にも関わらず、まだ何もイノベーションが起こっておらず、いまだにファックスや電話でなりたっています。そもそもプレーヤーがいない状態なのだから、マーケットが縮むことは無く、伸びていく以外にありません。まさに自分が挑戦したいと思うマーケットそのものでした。

調達市場

3:ちょっときつい環境に身を置きたかった。

皆さんも経験をお持ちかと思いますが、僕も自分の人生の中で「ちょっとしんどいな」という環境に身を置いているときが成長できた時だなと思っています。
高校サッカー、大学受験、大学時代のインターンといった、自分でも我ながらがんばったなーw、と思う期間では自分が一気に成長できた実感が会ったのですが、それ以外の期間、例えば大学1-3年生で適当にサークルに行って飲み歩いていた時には快適でしたが全く何も変わらなかったし得るものも少なかったです。(その時の友達は今でもとても大切な友達ですが)
両方を体験したからこそ、
「あれ、いまってもしかして快適なとき?」
と気づき、
「このままではまずいな、ちょっときついくて心地悪いぐらいの環境に身を置かないと自分の意志は弱いから成長できないぞ!」
とスタートアップであるキャディへの転職を決意しました。

現在とこれから

現在は上記で挙げた3つの理由が十分すぎるほど実現できる環境で働くことができています。
キャディにはどんどん優秀な方々がジョインしてきている状況のため、日々自分の実力不足に悔しくなり、高いモチベーションを保って働くことができています。そのため1週間が本当に一瞬で過ぎ去っていき、気づけばキャディに入社してもうすぐ1年が経とうとしているところです。

これからは1つ目の理由として挙げた「世の中の無駄をなくしたい」という自分のミッションを実現し、その延長線上にあるキャディのミッション「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」を実現することができるよう、まずは自分が所属しているフィールドセールスチームで結果を残し、中期的にはキャディが次のプロダクトを出す際にリードしていくことができるような人材になりたいと考えています。

最後に

つらつらと自分がキャディへの転職を決めた理由を書いてきましたが、自分と同じように「このままの環境にいていいのだろうか?」と何となく不安を抱えている方の参考に少しでもなったら嬉しいです。
(キャディに興味を持って下さればもっと嬉しいです!w)

また、前職のみずほ証券では先輩方にとてもかわいがって頂いたにも関わらず、転職すると伝えた際にもドンと背中を押して応援して下さったことにとても感謝しています。

キャディでは、毎週のようにイベントも開催しているので、今今転職は考えていないけど何だかキャディっておもしろそうだなと思って下さった方は是非一度遊びに来てみて下さい!

僕が所属しているフィールドセールスチームも、もちろん他のポジションもまだまだ仲間を募集しています!

キャディのことが気になる!話を聞いてみたい!という方はぜひDMでもなんでもご連絡下さい。僕のことを知らない方でも、noteにはクリエイターへのお問合せという素敵な機能があるので是非!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?