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不登校と、音楽

はじめて、noteを書きます

弾き語り シンガーソングライターとして活動している
sachi.と申します。

小学校5年生ごろに
起立性調節障害という自律神経の病気になり
体調を崩し 不登校になりました。

"不登校" をうたって活動をしている割に
その病気の詳細や 詳しい生活のこと
どこにも書けていなかったなと思って
これから少しずつ、ここで話していけたらいいなと思って始めました


私が学校に行けなくなったきっかけは
"起立性調節障害"
小学校高学年から中高生の、成長期に多いとされている病気です。

・とにかく朝起きれない
・午前中は体調が悪くて、夜は元気
・立ちくらみ、めまい、動機

など、側から見るとサボりや怠けだと思いたくなってしまうような症状が主で
私もたくさん勘違いされたり、理解されずに傷ついたりしてきました

私の場合はある朝起きてみたら
身体がとてつもなく重くて、
トイレに行くのも地面を這ってやっとの思いでたどり着いて
何か重い病気にでもかかったんじゃないかって思ったのを覚えています


そこから徐々に学校に遅刻することが増えて
朝、母親に激しく起こされても
朦朧としてるため起こされた記憶がない

動悸が酷く
座ってる姿勢から ただ立ち上がっただけで
脈拍が170を越える(ジョギングした後の脈拍と同じ)

何をするにもすぐに疲れてしまうから
横になるだけで日中運動しない、
疲れないから夜眠れない、
朝起きようとしても眠りが深すぎて記憶がない、起きられない
の悪循環で小学校6年生の頃の生活は
朝6時に眠り夕方15時に起きる
昼夜逆転の日々でした

たまに学校に行ける日があっても
友達とは心の距離がうまれていて
私の知らないうちにクラスは席替えしてたり
私以外のみんなにしかわからない面白い出来事
埋まらない距離感に置いてけぼりにされていく

「サボってるだけなんでしょー?給食だけ食べにくるとか幸せかよー!」

小学生が悪気なく簡単に放つ言葉たちは
私をとっても悔しくさせました
それでも、「そうなの!給食だけ食べにきた〜〜」とか言ってみたりして、家に帰って1人で泣いたりもしました



今思えば学校に居場所がなくたって
世界は広いからいくらでも自分の居場所を見つけられる
でも、自分で行ける場所・出会える人・できることが限られている小中学生にとって
"学校"という場所は毎日の多くを占めます

学校に行きづらくなって
それでも外に出たいけど
もし、同級生に会ったらどうしよう
「あいつ、学校来てないくせに外で遊んでたぜ」
って言われるのが怖い

たまに勇気を出して
"誰にも会いませんように…!"と祈りながら
近くのショッピングセンターに行くと
ひきこもってばかりで太ってしまって
洋服にも関心が持てずに古いものばかりを着てた私を
同い年くらいの女の子たちが
「あいつださくね?きもくね?」って
私に聞こえるように囁いてきたり

そうして楽しいと思える場所も
一つずつ失っていきました

家の外の世界に出ることはいつしか私にとって
とても勇気のいること に変わっていました


当時のことを思い出すと
悔しくなることも多いけど
音楽に出会えた今は
許せることも多いです。
一度に全てを書ききることは難しいから
少しずつ、私に起きた出来事を
書き出していけたらいいなと思っています。


音楽を売るためのセールスポイント
同情を買うためのアイテム として
不登校や病気を扱うつもりは全くありません

誇張もしません

ただ、事実だけを
ひたすら書き、表現していきます



sachi.

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