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愛と死以外にも歌はあるのに、無敵かもしれない朝


「愛と死以外にも歌はあるのに〜」

そうだね。

「でも愛と死がいちばんおもろい……」

そうかなあ。

「わたしとはるちゃんで、愛と死をやろう。」




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 この週末は遠出した。ずっと楽しみにしていたイベントがあった。移動時間は本が読めない、スマホもあんまりさわれない。このあとに待っている楽しみなことを楽しみにしているだけで精一杯だから!!

楽しみだなあ、楽しみなのだ。となりで寝ている友だちの睫毛の本数を数えたり、この飛行機のパイロットと自分が急に入れ替わったりしたらどうしよう、とか考えていた、乗客乗員200人くらいを、殺してしまう……はあどうしよう、(この人とわたしが突然入れ替わったらどうしよう!と思うことはよくある、YouTubeでKPOPアイドルのライブをみているときとかとくに)(念のためちょっとは振り付け覚えておいたほうがいいのかな、とか真剣に考えてるので、わたしがスマホの前で手足をバタバタさせていたらそういうときだと思ってください)

移動時間も好きだし、人を待つのも好きだ、わたしの周りの人間の多くは時間に自由で、わたしはだから嬉しい。
相手と合流してしまったら、お別れの時間が刻一刻と迫ってくることを実感しながら過ごさなきゃいけなくなる。これは、とても切ねえ……。
(これからはじまる時間にわたしはあなたになにを与えられるか、なんにも与えられないだろう……ッッッッッッッ、ごめんね、大好き、大好き)
⬆️非常にキモいが、数少ない友だち全員に対して、このように巨大感情を抱いている、目の前にいる人間に全力で恋をしている。いまがすべてだからだ。

どうぞ、いつかわたしと待ち合わせた際にはたくさん遅刻してください。「でもその分、一緒にいられる時間は短くなるよ。」そういう話はしていないし、関係ないです。


 スケルツォは転調して、そうしてじぶんは寝ていたことに気づく。飛行機は無事に航路に着陸した、あー無事に着いてしまって、生きててよかったね。

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