夜はさらなり。雨と夏|#02 さゆりとさとみ
交換日記シリーズなのでラベルをつけることにした。(仮)
さいきんはラジオやったり映画館ごっこしたりNizi projectに涙したりしいたけ占いを見て未来に思いを馳せたりしている。あとずっと欲しかったものを買ったり、無駄かもしれないサブスク料金を削ったりした。意味があるかとかはわかんない。
こういうテキストなり、ラジオもそうだけど何かしら発信したときは公開した数分後には消したくなって消えたくなったりしてる。消さないけど…
さゆりが私のことばを肯定してくれるから成り立っているけど、いつも「出したい」「消したい」をくりかえして、「ま、だれもみてないか」で落ち着ちつかせている。
さいきんのBGMはもっぱらindigo la End。『夜漁り』を聴きながら夜を過ごすことが多い、これを読むときは聴きながら読んでくれ。
夏はindigo。夏の夜はさらなり。去年『夏夜のマジック』のmovie撮影したかったのになんか上手く計画が進まなくって、結局モデルをやる予定だった友人の恋バナをお台場の海辺で聞いた記憶。お台場に行ったのは観覧車があるからなんだけど、お台場の観覧車はあんまりエモくなかったからダメだった。エモい観覧車ってどこにあるんだ?横浜かなあ…。でも(一応)浜辺で缶ビール飲めたから夏できた感じでよかった。去年は花火できなかったから今年こそはやりたいな。コロナで夏がなくなっちゃうのかなって思ったけど、夏にしようと思えばできるよね。夜が夏だったら私はいいんだ。
もう夏の話をしてて例年の私より気が早くてぴっくりしている。
明日からもまた雨がつづくんだった。ベランダのサンダルが雨で濡れるのはごめんだけど、子どもの頃より雨の日がきらいじゃなくなった。雨の日の出勤はイヤだけど。久しぶりに雨の日に映画館や喫茶店に行きたいな、空間から出た時にジトっとしてる空がきらいじゃない。太陽が出すぎているとテンション合わせるのキツいじゃん…8月の猛暑日に、クーラーガンガンのお店から扉を開けるとしたからこみ上げるようにもわっとして陽の光がキッと差し込んでめまいがする感じ、もうちょっと徐々に出してくれって思う。だから雨の日は室内と外の空気のギャップがあまりないから嫌いじゃない。
あ、あとね数少ない大学時代の友人と1年半ぶりくらいにお話した。その子SNSやってないから近況がわからなくて、たまにくるLINEで「あ、生きてる」って安否確認するの。LINEの返信もマジで遅くて、大学時代から学科の友だちの中で「生きてる?」っていつも言われてたくらいだからそのペースには慣れているからだいじょうぶなんだけどね。返信が遅いのは「遅い」んじゃなくて彼女のふつうだからそのペースで生きてほしいって思う。これも友だちだからなのか…。急にLINEきた!って思ったらまた2ヶ月くらい先に続きが来るから連絡相手に選んでくれてるだけで私はとてもうれしい。久しぶりに話したら仕事忙しそうだったけど身体も元気そうで安心した。次はオフで会う約束をしたけどいつ会えるかな〜。あの子を見てると、私たちにインターネットがなかったらどうなってたんだろうって思わされる。たいして仲良くない人の近況はスマホを開けば知れるのに、本当に知りたい人のことは知れないし。LINEの返事が来なくなったら幸せに生きてるんだろうなって願おうって、大学を卒業したあたりから決めてたんだけど、彼女が悲しんだときは連絡してもらえる人でありたいなとも思う。思えばそういう人付き合いが多い気がするなあ私。こちらから連絡はしないけど、「どこかでしあわせに生きててね」って思いながらたまに思い出すひとたちがいる。気軽に最近何してる?なんて聞けない人たち。というか聞いた時点でこちらからは何も与えられないのをわかっている人たち。逆に、大してそういう願いをもってない人にさみしくなったら連絡する人もいるよね、このコロナ禍で急に連絡来るよねっておんなのこたちが話しててわらっちゃったよ。ってこれは話がちがうか。
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2020/06/22 Satomi