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山小屋、ぷち移住、そして、職業訓練

お久しぶりです。
やっぱり、カキモノは続かなくなってしまいました。

最後に投稿したのは、山小屋に行く前。
前職有休消化中のつぶやき、さけび、でしたね。

それからの私は、無事に山小屋生活をやり切り、思う存分旅行を楽しんだ後、松本のゲストハウスで住み込みしていました。
そして、次へ進むため、地元へ帰ってきて新しいことを学び始めようと思っています。
まだ、未定ばっかりなので、掴みたいものを掴もうと奮闘している毎日です。


ざっくりと7月後半〜11月までのことをざっくりと書き残していきたいと思います。
ほぼ自己満足になるまとめになると思うのですが、覗いていただければ嬉しいです。

山小屋生活《7月〜10月上旬》

⛰️上手にきれなかった、山小屋生活スタートダッシュ

*ここでは名前を出さずに、北アルプスにある“山荘”ということにしておきます。

退職日の翌日に、国民健康保険と国民年金に入る手続きをし、その翌日の午前中に北アルプスへ向けて出発しました。
手続きに関しては、問題なくクリアできました。(ほっ)
次に地元に帰ってくるのは10月だわ!と意気込み、私は出発するのでした(フラグ)

新幹線やバスを乗り、順調に麓に到着しました。
上山日、初めての山道にうきうきとどきどきが止まりません。

そして…

!!無事に山荘に到着しました!!
!!明日から週末を迎えるということで、頑張って働きます!!

・・・
そんな心意気とは裏腹に、私は一度も働かずに、次の日に下山することになりました。

何があったかと手短に言いますと、、
初日の夜中に、失神して、顎を切ってしましました。
すぐに麓の病院で縫ってもらわないと!と言われ…
朝イチ山荘を離れ、顎が血が染まっていく中、すれ違う登山者に心配して頂きながら、なんとか下山。
人生で初めて針と糸を使って、縫ってもらいました。

抜糸するまでは安静にということで、
再び、バス、新幹線に乗り、順調に実家に到着しました。(笑)

そして、私は抜糸をした翌日に全く同じルートを使って、山荘へ向かい、
お騒がせした山小屋生活が再スタートしたのでした。

山荘からの景色

⛰️1km圏内での集団生活

人といることも好きだけど、何よりひとり時間が好きな私にとって、
山小屋生活がうまくいくか正直不安でした。
今まで留学で2人部屋になったり、同期とシェアハウスしたり、
誰かと一緒にいることは多いけど、当時はその場を離れる手段はたくさんありました。
ただこの2ヶ月半の山小屋生活は、休みを除いて、ほぼ1km圏内で生活するものでした。
気分転換に隣町のカフェや美術館に行くこともなく、近くの山にお散歩できても、1、2時間で帰ってこないといけない。

大丈夫かなと心配に思っていましたが、結論、案外大丈夫でした。

人といたい人は一緒にいるし、いたくない人は一緒にいない。
その時の気分で行動していても、誰にどう思われることはない。
(多少トラブルがあっても、気づいてないふり、鈍感なふりは得意な方(笑))

それに何より、山小屋にいる人たちは、友達よりも家族に近い仲間のように思えて、一緒にいて居心地がいい人がほとんどでした。

私は、この山小屋のこのシーズンしか知らないので、比べることはできませんが、周りの方や環境が良かったのかなと思います。

⛰️山小屋絵日記

8月が終わる頃、メインの職場が、受付→厨房に移動になったタイミング。
早朝仕事は増えたけど、代わりに中休みが取れるようになり、
まとまった時間で、iPadで絵日記を描くことを始めました。

インスタグラムのストーリーに投稿すると、山小屋のメンバーに限らず、下界の方(山小屋用語なのか、街に住んでいる人のことを言います(笑))にも想像以上の反響を頂いて、驚きました。

それから、そんなありがたい声に支えられ、遅れたこともあったけど、10月下山までの毎日を絵日記として描くことができました。
継続できた山小屋絵日記は、達成感があり、絵を描く楽しさを思い出させてくれてました。
また、下山後も続けられたらと思い、今も日常や好きなものを描いてます。
もし少しでも気になった方がいらっしゃいましたら、下記のアカウントをフォローして頂けたら嬉しいです😌

ある日の山小屋絵日記

⛰️人との出会い、そして場所との出会い

山小屋生活では、いろんな地方の、いろんな年代の、いろんなバックグラウンドを持った人に会うことができました。
ほんの少し前まで、都内の高層ビルでパソコンと睨めっこしながら、夜遅い時間の電車で家に帰る生活していた自分には、絶対関わりを持てなかった人たちです。

その方が下界でしていた仕事、勉強していること、一緒に住んでいる家族、全てが新鮮で、話を聞いていて楽しかったです。
世界一周していた人、別の国でワーホリしていた人、逆にワーホリで日本に来ている人、盛大な恋愛経験も持っている人…

こんな生き方があるんだ、こんな働き方があるんだ…
狭い範囲の中で将来を決めようとしていた選択肢がふわっと広がったようでした。

そして、1番価値観が変わったことは、住む場所に対する夢です。

私は物心がついてから、地元を離れたことがありません。
留学やシェアハウスなどで、1年ほど離れたことはありますが、家は地元にあります。
地元は、ちょうどよく便利で、ちょうどよく田舎で住みやすく、ありがたいことに不便と感じたことはありません。
その為、ここに住みたい、こんな家でこんな生活をしたい、と思ったことがありませんでした。

ある山小屋の友達が、将来は煙突のある家に住みたいと話してくれました。
初めて聞いた時は、頭では理解できても、住むということに対する夢がわからなかったのです。
ただ、それから周りの方の育った地方、暮らしている地域、住みたい場所を聞く度に、場所に対してこだわりや夢を持ちたいと思いました。
新しい場所に住んでみて、そこにいる新しい人に出会って、暮らしに触れて、新しい発見をしてみたいと思いました。

山小屋生活の間、一度下界で休暇を過ごしたことがあります。
そこで、松本市に遊びに行ったのですが、直感で住んでみたい!魅力的!と感じました。

松本市で住む、それが住むことに関する、私の新しい夢になりました。

放浪生活・松本プチ移住生活《10〜11月》

🛋️会いたい人に会いに行く放浪生活

10月上旬、山小屋から帰ってきましたが、
10月はほぼ実家にはいなく、いろんな場所に出かけていました。

友人夫婦が住んでいる、八丈島
山小屋ぶりに再会する為、関西・湘南・松本
祖父母が住んでいる、西宮
アジアに行きたかった思いから、ベトナムのホーチミン
関東にいる友達や元同期や先輩…

山小屋にいたことが、久しぶりに再会するきっかけになることもありました。
放浪生活は、あっという間に過ぎていきました。

🛋️松本プチ移住生活

10月のある日、ふと開いたインスタグラムのタイムラインに、気になった投稿がありました。

「住み込みスタッフ募集しています!」

募集しているのは、松本市内にあるゲストハウスでした。
しかも、オーナーさんは、学生の時からインスタグラムでフォローしていた、マーシーさん(登山インスタグラムで有名な方)
ずっと泊まってみたい!と思っていたゲストハウスでもありました。

住み込み仕事の内容は、週5回、毎日2時間掃除をするとゲストハウスに住み込みができるとのこと。
私が山で見つけた新しい夢、松本市に住むことがこんなに早く叶うものだと思っていませんでした。
すぐにメッセージを送り、すぐに1ヶ月間限定の松本プチ移住が決定しました。

秋の松本は、ひんやり気持ちがいい晴れた日が続きました。
外を散歩すると、北アルプスが綺麗に見えます。
普段の生活から、山が溶け込んでいる暮らしがとても心地よかったです。
街の川には、大小の魚が泳ぎ回り、至る所に飲み水が組める場所があり、石畳の古い街並みもあれば、さまざまの専門店が路面に出ていたり…
同じ時間を過ごしているはずなのに、地元とは、全く違う暮らしが広がっているのでした。

何より、人の繋がりが目に見えていることに驚きました。
モーニングの喫茶店では、ご近所さんのようにお客さんの間で挨拶が飛び交い、居酒屋さんでは、初めましての人も、“誰々の友達”、“誰々の妹さん”、といったように、新しい繋がりができるのです。

ある日の私の街中散歩体験ですが、
ふらっと入った、雑貨屋さんで、オーナーさんにお昼ご飯にパンが食べたいとお話しすると、近くにある美味しいパン屋さんをおススメされました。
そのパン屋さんでは、将来移住したいことを伝えると、移住された若い世代のオーナーさんがやっている古本屋さんを紹介して頂きました。
そして、その古本屋さんでは、趣味の話をしていると別の本屋さんのイベントを紹介されました。
「〇〇さんの紹介で来ました」と伺うと、より深いお話ができるんです。


会話をする中で、興味があることを教えてくれるのです。
それはお互いのお店がよく交流しているからこそ成り立っていると感じました。

普段、旅行先で観光する場所を探す時、SNSの口コミや投稿されている写真を見てリサーチしますが、地元の人からおすすめされるとよりワクワク感・親近感を感じました。

催す側、催される側が大きな一つのチームとして、盛り上げていく、そんな暖かい環境がとても居心地良く感じました。
いつか自分もこの中で催す側としてチームに加わりたいと思い、どんな形でここに戻ってくるかということが、これからの課題になりました。

そして、住み込んでいるように心がけた、松本プチ移住はいったん終わったのでした。

職業訓練へ《12月〜》

👩🏻‍💻WEBデザイナー・クリエイターの職業訓練へ

プチ移住終了後、私はある職業訓練の面接試験を受けました。
それは、WEBデザイナー・クリエイター養成科という半年間の訓練になります。

山小屋の絵日記を書いていて、クリエイターとして活躍できる仕事をしてみたいと思いました。
ただ、人と繋がれる仕事で、いつかは場所を選ばずとも仕事ができることが目標です。

試験では、就職活動でお世話になったリクルートスーツを久しぶりに着て、臨みました。
倍率は2〜3倍ほど、これを逃すとまた条件・期間に合う訓練を探すことになるので、絶対合格したいと思っていました。(メラメラ)

面接試験後、約1週間後、合否結果が郵送で送られてきました。
結果は、合格でした。ほっ

ほっと安心するのも束の間、新しいことを学ぶことにワクワクはしていますが、目標を持って、ぎゅっと濃縮された授業を無駄にしないようにしっかりついていきたいと思っています!

👩🏻‍💻これからについて

来週から、授業は始まります。
これからできる準備を進めていきたいと思っています。

また、次回は職業訓練の試験を受けるにあたって準備したことを投稿できればと思っています!


長々と読んで頂き、ありがとうございました!

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