2019年8月8日@東京ドーム


自分なりに覚悟を決めて、腹を括って入った。入ったほうが辛い思いをするかもしれない、それを分かった上で入った。思いたくなんてなかったけど、きっと今日が… そう思って。

嫌な予感が全部的中してしまったような気がする。

なんで5人で出てこないの?結果時間差的にも出られたよね?なんで宇宙の舞台ごとは宣伝させてもらえないの?少しでも時間割いてもらえないの?

なんて思ってたら、その瞬間がすぐやってきてしまった。

スノストだけがステージの中心に残ったくらいら、目黒くんはずっと俯いて下唇噛んでて、いま考えれば泣かないように必死だったのかもしれない。みんながやったー!と叫んでる中、目黒くんは1番最後にゆっくりと拳を突き上げてた。

スノストデビュー発表からあとの記憶がほとんどない。泣いてたし、ぼんやりしてたんだろうな… スノでのデビューは嬉しかった。純粋に嬉しかった。でも、やっぱりそれでも宇宙のことを考えてた。目黒くんがデビューすることを望んでいたのに、そのために応援してたのに、手離しには喜べなかった。

今でも、なんでステージに立ってたのに、そこにいたのに、本人たちの、目黒くんの口から聞けなかったのかな、聞きたかったなと思ってる。あんな大事なことを、次の日ネットの文面で知るなんてあんまりだと思う。

そして、わたしがなにより怖かったのは周りの声。気にしなきゃいいやなんて、もう思えなかった。散々目にして、耳にしてきたから。もうやめてくれと何回も思ったから。

「裏切り者」「結局デビューかよ」
「身長だけのセンターなんかいらない」
「兼任とか言って宇宙のためにしたことひとつでもある?」

悔しかった。昨日の敵は今日の友なんて言うけど、逆じゃんか。みんな手のひら返して。くそ、そんなこと言うファンがいるグループに残ってられるか。こっちから抜けてやるわ。

なんて、思えなかった。思えるわけなかった。すきだったから、宇宙sixがすきだったから、目黒くんが大切にしてた宇宙sixだったから、たくさん愛情を注いでくれて、庇ってくれて、守ってくれた宇宙sixだから。

そう思えたらすぱっと切られたのに。そんなこと思えるわけがなかった。

SnowManと兼任をし出してから、きっと気を張ってただろうし、どんなにひどい言葉をぶつけられてももう後戻りもできないし、時には多方面に多大な迷惑をかけたけど… それでも宇宙といる目黒くんを見るとすごく安心できた。顔が全然違った。甘えっ子の、末っ子の顔をしてた。ああ、この人たちのことだいすきなんだろなあって、安心しきってるんだなあって、羨ましくさえ思った。

いまでも鮮明に思い出せるんだよ。

4人を見つけて近づいていく目黒くんを、4人を抱きしめてる目黒くんを、原くんのほっぺの涙を拭う目黒くんを、

そして、4人から手を引いて背中を向けて歩き出した目黒くんを。

目黒くんがブログで言ってたように、これから進んでいく道、掴もうとしてる夢には、たくさんの人の思いと夢、過ごした時間、そして涙がのっかっていること。

4人が、4人のファンの方がどんな思いで、この約7ヶ月を過ごしたか、舞台に立ち続け「宇宙sixは5人なんで」と言ってくれたか、あの日ステージに立ったか、あの日ステージを見てたか。

わたしもずっとずっと忘れないよ。
大切にする。

これから先、この日のことを幾度となく思い出すと思う。その度に、強く、強くなりたいと思う。目黒くんがいま背負っているものを、一緒に背負って、支えられるようなファンになりたい。

一緒に戦えるように、わたしも強くなる。

これからまだ見たことのない景色を見に行こうね。夢を叶えていこうね。たくさん、たくさん幸せになろうね。

いまはまだ気持ちがふわふわしてて目黒くんが2、3歩先にいるような感覚だけど、すぐに追いつくから待っててね。

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