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上京成功日記


上京に失敗した。
そんなふうに思って、2年半前にnoteを書いた。

2年前、あの記事を読んだ大切な友達が
一緒に泣いてくれた

辛かったよね、じゃなくて
「生きていてくれてありがとう」だったのが
今も私を救ってくれる言葉

あれから月日が経って、この2年半も
数え切れないほどの「いろんなこと」があった

言葉巧みに記事を書いていた2年半に比べて
言葉が下手になったと思う
もう、書き切れないからいろんなことでまとめちゃう

あの頃ほど季節の変わり目を感じなくなったし、
何かに縋りたいと思わなくなった
嫌われることも怖くなくなった
自分のダメなところも隠せなくなった

自分がADHDかもしれないこともHSPなんだろうなってことも
自分のアイデンティティとして話すのではなくて
ドジっ子お茶目ガールのように話せるようになった

恋人の前でよく泣いてたけど、恋人ともお別れをして
友達の前で泣くようになった
(ビアガーデンで号泣してごめんな)

よくわからないマッチングアプリで
よくわからない右スワイプも覚えた
(これだけで人のこと判断できないよといいつつする左スワイプも覚えた)

OLもやってみたけど、3ヶ月でリタイアした
いいたいこと言ったらダメだった
ただただミスマッチだったと思う

今年の春からは大好きな場所で大好きな人たちと
働くようになった

大きなプレッシャーに押しつぶされそうになりながらも
お客さんと周りに助けられて
言葉にできなかった英語もちょっとはできるようになった

ある日、お客さんが言ってくれた
「あなたはとてもラブリーな人。それが全てのスタッフとゲストとこの宿に反映されています」と。

お互い英語は得意ではなかったから
翻訳機で伝えてくれた

ある日、フランス人のヘルパーが
一緒にベランダで過ごしていた時に
「わかなの1番の親友はわかなでいてね」
と言ってくれた

英語がわからないはずの私は
あの日は全ての言葉が心に届いてた

ある時から、優しい人であろうとすることをやめた
意外だねって言われるタバコも堂々と吸うようにした
あわよくば人に体重をいえるようにもなった
エゴに聞こえるかもしれないけど
自分が誰よりも楽しむことを覚えた

夏に職場の近くに引っ越した
隣の部屋に親友が引っ越してきた

よくわからない人に傷つけられた日も
結婚する時はあなたに紹介するから頼むねって
そんなこと言い合った

1人でお酒飲んでカラオケしてた時期もあったけど
今や豚汁バーなどで人々と行うようになった

できないことも増えた
でもそれ以上にできることが増えた
本当は強すぎる気も、弱さと混ざり合って
やっと地に足をつけたような気がする

ありがとう、この2年半
あの頃の私はずっと暗いトンネルの中にいるような気持ちで
自尊心なんてちっともなくて心も身体も大事にできなかった

国際協力という道を志したかった私は
今は別ジャンルのことはしているけれど
心に刻まれたものは消えていない

願うならば、女の子の力を信じる、
信じ切れる世界になりますように

起承転結もない、ただただつらつら書いているこのnoteが
正解かどうかはわからないけれど
理由はきっと後付けなのです

だから堂々と言おう
上京、成功した!

さあ、友達と酒飲みに繰り出します

弱く、強く生きていけますように!
明日はきっととびきりかわいいね、ぐっぱい



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