ブチ上がりの「衝撃の結末」―1年越しの0年0組　第4話

2024年1月27日 14:12

これは、「0年0組－アヴちゃんの教室－」の一気見を経て龍宮城オタクとなった私が、リアルタイムでは追えなかった同番組を1週間に1話のペースで鑑賞し、1年前を追体験する感想録です。

今日は第4話「4人との残酷すぎる別れ」を観ていきます。

今回も勿論、Hulu完全版を観ております。1時間6分。

地上波版はたったの21分！無料！見やすい！

0年0組最近見始めたよ、まだ見終わってないから誰が受かったとか知りたくないよ、という方は最終話を見終えたらまたお越しくださいね。ファンクラブももう少しお待ちを。誰推し？とか聞かれるので。運営に。あとTwitterも見ちゃだめです。ネタバレの温床だゾ☆

SPEEDチーム「Body＆Soul」

・アヴちゃん先生の「RIONさんと新渡戸さんをぶつけてみたかった」という、思惑。
ああ、私は、RIONくんになりたかった新渡戸くんだ。良くも悪くも。
彼の様なストイックさは持ち合わせていないのですが（うらやましい）、
RIONくんの様に皆のテンションを高めながら楽しくやりたいけど、焦ると自分も他人も追い詰めてしまいかねない。
あと、RIONくんの様な子がクラスにいたら「この子に私の気持ちなんかわかるわけない」ってなりそう。いい奴ってわかってる、むしろ憧れるから自己嫌悪に陥りそう。以上根暗妄想でした。

委員長面談
「太陽のような明るさがうざいと思う子もいる」
それ、言っちゃう…？
「雑な印象は人を遠ざける。演じると見透かされ、安く見られる。演じなければ内に秘めた思いも出してもらえる」
心にとどめておきたい言葉。
それなら、アヴちゃんはいつも自然体で立っておられるのだろうか。
先生の前ではみんな自分をさらけ出してしまうから。

そういえば、アヴちゃんは生徒同士の関係性の話の割合が多い。
オーディションなのに。「ヤバい人」が欲しいという話のはずなのに。
パフォーマンスが良いだけでは残れない。
チームでやるということ。
周りが見れる、思いやりがある、やさしさのある人を求めていたということなのでしょうか。
アヴちゃんの人間愛を受け取ったり、それと張り合えたりする人を探していたのかも。

・莞爾くん面白い。
「水を飲むと忘れる」←わかる
「水を先に全部飲む」←ごめんわからない
今気づいたけどウォーターサーバーの配送してた職歴とかけてるのかな？絶対違いますね。

・新渡戸くんにアヴちゃんが言っていた「歌う人の踊り」と表現されていたの、難しい。新渡戸くんのダンス、今後要注目ですね。そういえば龍宮城のダンスはいつも全力だ。
・莞爾くんの歌声すごい好き。
・RIONくんのナチュラルボーンイケメン感、すごくないですか？？
・今の春空くん、この時と比べて発声がレベルアップしてる気がする。

順位発表

SHO-Kくんの2位みて、このオーディション勝確！と思ってました。思ってたんだよなあ！
ITARUくんの3位もらったときの表情、いろんな気持ちが混ざってて最高ですね。
冨田くんの根性のピース、静止位置に悪意あって笑っちゃった。好き。

・SORAくん
話し始めた途端に通過者のみんながめちゃくちゃ泣き始めるの、彼の人間性が表れていますね。愛されていたんだなあ。
アヴちゃんと握手して言葉を受け取った瞬間に初めて涙を流していたのが印象的でした。あの言葉。私たちの知り得ないSORAくんの一面を、アヴちゃんはご存じなのでしょう。

・吉川くん
よしたる推しの夢、断たれる。
冨田くんが泣いてるのズルイよ…
吉川くんの「みんなでレベルアップできて満足です」は、ITARUくんの話もきっと含まれている。ITARUくんずっと吉川くんの机になだれ込んだままなの…よしたる…もっと観たかったよよしたる…………

・ゆーりくん
彼の化け様、もう少し見続けたかった。平成歌謡のダンスもとても丁寧だった。
クールな人間が表現で爆発する感じ、素敵ですよね。ゆーりくんなら、ブレイクダンスとか。多くを語らずひたすら技に打ち込むあたり。
飄々とした印象があったけど、最後泣き崩れる姿に内に秘めた熱さを見ました。

・莞爾くん
「最初は自分だけ受かればいいと思ってた」で始まるコメント、素直で、リアルでとても好き。綺麗事だけじゃない。そしてRIONくんはどこまでもいいやつ。1クラスに1RION。「うちのクラスにカーストとかなくなぁい？」って言ってそう。RIONくんクラスメイトif、尽きない。そろそろ黙ります。
「前言撤回していい」という言葉は、かなり覚悟がいると思います。簡単に言っていい言葉ではない、諦められなくなってしまうから。おそらく先生はそれも理解したうえで贈っている。

初見時、皆の泣きじゃくる様子を見ながら「衣装ってすごいな」と考えていました。
真っ白なシャツ。ボタンの留められた袖。
むやみに袖で涙を拭えない仕様になっているから、自然と手で顔を覆うことになる。
あのシャツの袖と顔を覆う手のバランスが、すさまじく美しいと気づきました。例えるならゴシックな美少年。この教室の雰囲気にぴったり。これも計算されていたのだとしたら？
みんながまじめに話してるのに何考えてるんだろ。話聞いてないんやね。そういうやつがポエ試で落ちるんですわ。

私はひねくれた人間なので、初見時も今もどうしても「落ちた人の何がだめだったのか」を見つけようとしてしまいます。
ダンスが「苦手」から「楽しい」と思えること、自発的に努力できるようになること、丁寧にやろうとすること、そんな姿勢になる速度も必要だったのかな、などと。
（練習中の様子をアヴちゃんがどれほど把握しているのか知りたいけど、そんなの私たちが知るのは野暮かしら。どこかにそんな話がありましたら、どうぞご教示ください…）

だけど、数か月での変化を見るって難しい。
今回脱落した4人もまだまだ伸びしろがあっただろうし。
これから勝ち進めば「化けた」可能性も十分にあっただろうし。

受かった人にあるものが欲しかったから。
落ちた人よりただ単にそれが上回っていた、それだけなのかも。
アヴちゃんにしか知り得ない何かなのでしょうね。

衝撃の結末

「皆さんに紹介したい人がいます」
「0年0組に転校生がやってきました」
彼らが入ってきた瞬間、私はひとりブチ上がってしまった。

「ラストアイドルじゃん！！！」

ラストアイドル。ご存知ですか。

既に完成された楽曲、振付、立ち位置、衣装。
あとは「メンバーを決める」のみ。

番組では、デビューを賭けた戦いが繰り広げられる。
番組開始前に選ばれた「暫定メンバー」は、
折々で「挑戦者」から指名を受け、タイマンでパフォーマンス勝負をする。勝てば彼女の「立ち位置」は守られる。
負ければ、退場。挑戦者にその座を譲ることになる。

今まで一緒に戦ってきた暫定メンバーへ涙ながらに一礼し、立ち位置から退きスタジオを後にする敗者。緊張した面持ちで空いた立ち位置に並ぶ挑戦者。敗者を涙で見送ると同時に、今この瞬間から仲間となる挑戦者を迎え入れる暫定メンバーの複雑な表情。彼女たちのあの目。やらかす吉田豪。荒れるtwitter。そういえばラストアイドルも7人だった。

教室の彼らの真っ赤な目は、あの日の彼女たちを彷彿とさせました。
空いた場所には、必ず誰かが入ってくる。
明日は我が身。泣いてる暇はない。
そんなヒリヒリとした展開を、アヴちゃん先生が採り入れてくれたんだ。酷なことするなあ、アヴちゃん！激熱！！最高！！

いつの脱落も悲しいし辛いのは当然だけど、この初めての別れの経験は相当ショッキングだったでしょうね、生徒のみなさん…

転校生の姿、特に冨田くん、KENTくんなんて、どんな気持ちで見ていたのだろうと今となっては思いますね。悔しさとかあっただろうなあ…

（ラストアイドルのオーディション、めちゃくちゃ見たくなってネットを徘徊しまくったのですが、見られたのは公式のダイジェストのみでした。そりゃそうですよね。
皆様、今私達がいつでもゼロゼロを見返せるのは本当にすごいことです。Hulu様の方角に向かって1日5回祈りをささげましょう。)