ウイッグの構造 1

ウイッグは大きく分けて2つのもので成り立っています。

1 キャップ
2 髪

まずはキャップの構造を見てみます。
写真があれば分かりやすいのですが、手元にないのでイラストです。

このキャップに髪が植えられたり縫い付けられて、ウイッグが出来上がります。
①人工皮膚(ない場合もあります)
②ベースのネット
③ネーププロテクター
④耳芯
⑤ピン

①人工皮膚‥分け目を自然に見せるためについています。ウイッグによってはついていません。
②ベースのネット‥いろいろな素材のものがあります。チュールのようなものもあれば、伸縮性のある物もあります。ゴムが並んでいるだけのものもあります。
③ネーププロテクター‥ぼんのくぼの下あたりでウイッグを安定させます。ネーププロテクターの上にサイズを調整するためのアジャスターがついているものもあります。
④耳芯‥ウイッグのサイドを顔にそわせたり、着ける時に左右を確認するのに使います。
⑤ピン‥髪にとめたり、髪をまとめたネットにとめて、ウイッグを固定するものです。

頭に乗せると…こんな感じです。

髪があるときは、アメリカピンなどを使って地髪にとめて固定しています。
髪がなくなったときはアジャスターで調整したり、縫い縮めてフィットさせます。
顔まわりはテープで貼り付ける場合もあります。

頭皮と髪の毛の上に、第二の頭皮があるようなイメージです。

髪を切ったら帽子がゆるくなった経験のある人もいるのではないでしょうか。
髪の毛の上にウイッグを着けるときと、頭皮の上に着けるときではキャップのサイズが変化するのです。
サイズが大きいと、髪が多く見えたり頭が大きく見えたり…

医療用としてウイッグを快適に使うには、このキャップのサイズをいかにフィットさせるかがとても大切です!

ということで、次回はウイッグの毛について書きたいと思います。

イラストはノートに手書き!のものなので、いずれきれいに書き直したいです🙇‍♀️


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