私はもうお笑いもラジオも嫌になってしまいました

 私は一日中ラジオを聞くぐらいラジオ好きでした。特に芸人さんのラジオが好きでした。また、自粛期間後からお笑いライブが配信されるようになり、夜はK-PROライブなどの配信を見るなど、いくら時間があっても足りないと思うほど、お笑いとラジオ漬けの毎日を送っていました。
 しかし、GERAというラジオアプリのラランドのある放送と、その後のラランドとGERAを運営する株式会社ファンコミュニケーションズの対応に傷つき、お笑いもラジオももう嫌になってしまいました。
 以下、経緯とともに私の気持ちを書き残しておこうと思います。

2020/9/19
 私はGERAの「ラランドニシダのSTAY TUNEですよ?」#11を聞き、この上なく不快な思いをし、傷つきました。芸人さんと関係のある一般の方から聞いた話として、複数の芸人さんや一般の方の男女関係に関する暴露話をしていくような内容でした。
 「ラランドニシダのSTAY TUNEですよ?」#11は一般の方と芸人さんに対するプライバシーの侵害だし、名誉毀損だと思いました。暴露された当事者でもあり、一般の方が暴露された事により憔悴し泣いて傷ついているという話をしている「スタンダップコーギーのカモン@トーヒー」#25も合わせて聞くと問題点がわかると思います。(「ラランドニシダのSTAY TUNEですよ?」#11は再編集されており、問題点がわかりにくくなっているようです。)
 子供の頃からお笑い好きでいろんなものを見てきましたが、お笑い番組によってここまで不快な思いをしたのは初めてでした。
 また、本来内容をチェックすべき立場であるはずのGERAの責任者である恩田貴大さんも問題の放送に参加していることが衝撃でした。サーヤさんも同席していました。(再編集されたものでは、恩田さんとサーヤさんがいないことになっていました。)
 内容としても、普通にダメだろ、社会的に許されないことだろと思いました。倫理的に問題があると思い、GERAを運営する株式会社ファンコミュニケーションズのHPのコンプライアンス通報窓口に通報しました。
 また、ラランドにも問題点を指摘するメールを送りました。
 この時点では、まともな会社であればこの問題が放置されるはずがないと思っていました。

2020/9/21
 ツイッターでも批判を書いていたところ、GERAの責任者である恩田さんからフォローされました。私はこの行為を挑発的だと感じたし、脅しのように感じました。

2020/9/24
 ラランドが9/23に自身のYouTubeで更新した、この件についてさらに内情を暴露する動画を見ました。("【やっぱり】ニシダ、それキスマークだったんかい"という動画です。削除されています。)
 ラランドはフリーですが、マネージャーがいるようなので、マネージャーが事務所のような役割をするのだと思っていましたが、この動画ではマネージャーもこの件を一緒になって楽しんでいました。(普通に事務所に所属している芸人さんでれば、ここまで問題が放置されることもないと思いますが。)
 私はこの件は放置されることが最悪だと思っていましたが、放置されるどころか、さらに問題は大きくなっていました。私はこの動画をみて、さらに不快な思いをすると同時に今後さらに問題が大きくなるのではないかと焦りました。

 この日、株式会社ファンコミュニケーションズからコンプライアンス通報に対する返信がありました。私はこの返信に怯え、傷つきました。(この返信を問題視することもできますが、今の私にその体力はありません。)
※このメールについては本文の最後に追記しました。

 この時点で、株式会社ファンコミュニケーションズもラランドも自らこの件を解決することはないんだと思いました。翌日には「ラランドニシダのSTAY TUNEですよ?」の最新回が更新される予定でした。内容はわかりませんが、この件について触れているとしたらさらに問題が悪化します。

 私はツイッターで関係者の方や芸人さんに動いて欲しいと呼びかけました。また、問題だと思う人はコンプライアンス通報窓口に通報して欲しいと呼びかけました。(このツイートは削除しました。)被害者側ではありますが、マセキ芸能社にもメールを送りました。
 この時点で私は過去のツイートを消し、フォローもフォロワーも削除していましたが(恩田さんにはフォローされていましたが)1つのツイートにつき3000以上のインプレッションがあったので、多くの人が見ていることはわかっていました。また、ある配信を聞き、多くの芸人さんがこの件を知っているということもわかっていました。(奥村さん本人がこの件について話をしています。)
 これに意味があったかわかりませんが、反応してくれた人はいたし、DMを送っていただき気にかけていただいた方もいました。本当にうれしかったし、感謝しています。


2020/9/25
 ラランドのYouTubeの該当する動画が削除されました。
 放置されないんだ、何か動いているんだということがわかり安心しました。
 問題が起きてからこの日まで私はラジオを聞くのが怖くなり聞かなくなっていたし、お笑いに関連するものもほとんど見なくなっていましたが、次の日のキングオブコントをみて、やっぱりお笑いが好きだなと思ったし、その後の「空気階段の踊り場」を聞いて、やっぱりラジオも好きだと思いました。

2020/10/7
 GERA緊急という番組が放送され、株式会社ファンコミュニケーションズは放送内容についてツイッターで謝罪しました。GERA緊急の放送は楽しく聞けました。ウエストランド井口さんやスタンダップコーギーのお二人のようにこの件を解決しようと実際に動いた人がいることがうれしかったです。ラランドがマセキ芸能社に謝罪に行ったという話もでてきました。
(ラランド側がツイッター等で一切この件に触れない不誠実な対応をしていることや、株式会社ファンコミュニケーションズの謝罪文が何の件を謝罪しているかもわからない誤魔化すような文章であることは問題だとは思っていました。「編集ミス・確認不足」により「芸人様の誤った情報を配信」したことしか謝罪していないので、私が一番問題だと思っている一般の方のプライバシーを侵害し傷つけたことについては謝罪していません。)


2020/10/19
 GERAはラランドが出演する謝罪を釣りにして茶化すような動画を公開しました。動画にはサーヤさんが「謝罪というサムネイルにしてPV稼ごう」というようなことを言い、ニシダさんが同意している様子が写っていました。まだ謝罪から2週間も経っていません。
 ラランドも株式会社ファンコミュニケーションズも反省していないんだなと思いました。
 GERA緊急で納得しようと努めた私の気持ちを逆なでするようなサムネイルと動画でした。挑発的でなめた態度だと思いました。
 私は再び不快な思いをし、なんでこんなことをするのか理解できないという悲しみとともに、ブチギレました。怒りという意味ではここが頂点だったと思います。


 問題の放送もそうですが、この動画に関わった人が誰1人として、これはまずいんじゃないかと言わなかったということが信じられません。(このツイートは再発防止に努めると言っていた恩田さんもリツイートしています。)

 PVやクリックで稼いでいるアフィリエイト会社が今回の件の謝罪を釣りにしていると思うと、怒りで気が狂いそうでした。(株式会社ファンコミュニケーションズはアフィリエイトの会社です。)

 企業が謝罪した直後に、その謝罪を釣りにして茶化すような動画を公開することは、会社として普通に問題だと思うので、この件も株式会社ファンコミュニケーションズのコンプライアンス通報窓口に通報しましたが、具体的な対応はされていないと思います。

2020/10/25
 今の気持ちをまとめておきたいと思いこの文章を書きました。

 私は子供の頃から今に至るまで、見た目のせいか、なめられがちな人生でした。特に初対面の人になめられがちで、ひどい態度をとられることが多いです。私は、人からなめた態度をとられたり、挑発的な態度をとられることがどうしても許せません。
 ラランドと株式会社ファンコミュニケーションズは問題の放送自体もそうですが、その後の対応も、人のことをなめた、挑発的な行動を取り続けています。脅しともとれる行動すらとってきます。
 私はもうこの件を許すことができなくなりました。

 少し前まではまさか楽しくなるはずのお笑いでこんな嫌な思いをするとは思ってもいませんでした。
 私はお笑いやラジオによって救われたことが何度もあります。
 でも、もう今は、疲れました。
 悲しいし、悔しいですが、私はもう、お笑いもラジオも嫌になってしまいました。
 今までありがとうございました。
 さようなら。

【追記】
2020/11/13
 今でも定期的に思い出し、怒りがぶり返します。何も解決していません。でも、私は今はラランドの二人や恩田さんをあまり非難する気にはなれません。倫理観のない個人がこういう問題を起こしてしまうということはある意味しょうがないと思うので。(ものすごく嫌なことだし、こんなことする人がいなくなるのがもちろん一番いいですが。)
 一番非難されるべきは、一連のこの問題を止めることができたのに止めなかった株式会社ファンコミュニケーションズという会社自体、もっと言えば社長の柳澤安慶をはじめとする経営者たちだと思っています。

【追記】
2020/12/10
 マセキ芸能社がGERAから撤退することでここを見ている人が多いようですが、問題の放送の番組名と放送回を伏せます。この文章はもともと関係者や芸人さんに届けばいいと思い書いたものです。
 GERAは問題の放送のアーカイブを再編集して残していますが、消していない時点で何が問題なのか未だにわかっていないんだと思います。
 
(12月末マセキ芸能社に所属する芸人さんが出演する全番組「スタンダップコーギーのカモン@トーヒー」「モグライダーのごほうびドリアン」「赤もみじの借金パンラジオ」「ゲラステ」「ほしのディスコ×スーパー3助のサウナミュージック」が終了し、マセキ芸能社はGERAから撤退しました。)
 
【追記】
2021/2/7
 1月末に問題の放送と関連する放送のアーカイブが削除されたようなので、番組名を伏せるのをやめます。過去に終了した番組の放送も同時に消しているので、問題があるから消したわけじゃなくて、番組が終わったから消すという形をとっています。株式会社ファンコミュニケーションズの謝罪後、状況はさらに悪化し、マセキ芸能社のGERA撤退にまで発展したにもかかわらず、株式会社ファンコミュニケーションズもラランドもその後何の反応もしていません。
 最初からずっとこれ以上不誠実にするのが難しいくらい誠実さのかけらも感じられない姑息な対応でした。
 おそらく今後何の動きもないだろうし、書けることは書いておこうと思ったので、本文も少し修正したりしました。

 株式会社ファンコミュニケーションズのコンプライアンス通報に対する返信についても書いておこうと思います。
 このメールには、コンプライアンス通報者に対する返信に書く必要ないはずの法的対応に関する記述がありました。批判するな、Twitterに何も書くなと言われていると感じ、私は怯えました。脅しだと思いました。(今までこれを書かなかったのは単純に怖かったからです。)
 「やりとり」や「類似する内容が」という曖昧な記載のせいで、何を書いたら法的対応をとられてしまうのかわからず、実際私は萎縮しました。(そもそもなぜ「やりとり」を口外すると訴えられるのか理解できませんが。)

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 この時点ではGERAは何の対応もする気がなかったということもわかります。
 また、私はコンプライアンス通報窓口に通報をしたので、当然コンプライアンス担当部門から返信が来るものだと思っていましたが、このメールには署名すらなく、問題を起こした当事者であるGERA運営チームのアドレスから返信がきました。内容といい、めちゃくちゃな対応でした。
 私はこのメールを公開したことで法的対応をとられるようです。