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BTSとジンくんとLove myselfと

 以前から色々な方のnoteとかTwitterを拝見させて頂いて素敵だなぁと思っていたので、TwitterをはじめるにあたってBTSと、ジンくんとの出会いとか今の気持ちとか一度文字に起こしたくなって文才もなければただの自己満足だけどお付き合いいただけたら…(すごい長いちょっと読み直して気づいた信じられないくらい長いごめんなさい)

BTSとの出会い

 私がBTSとの出会ってまだ半年もたってないないのだけれど、きっかけは職場の歳下の女の子で、ちょうどButterのティザーが出た頃だったと思う。その頃私は(今もだけれど)、社会人2年目で音楽といえばKing gnuにハマっていて好きな俳優は千葉雄大で、実はBTSのことを本当に何も知らなかった。あんなに有名なDynamiteすら聞いたことがなくて、ただ近くの席にいたその頃ちょっと喋るようになったその女の子が最近ハマっているという韓国の男性アイドルが、世界規模で活躍するとんでもないグループだということを知らずに家に帰ってなんとなくYoutubeを見てみた。

 正直、多くの人がそうだと思うけれどはじめて彼らの動画をみてどれが誰かなんてすぐわからないし、たった一曲だけですぐに今のように彼らを好きになれたかというとそうではなかった。なんなら私が最初に職場のその子に行った感想は「グクとテテ?かっこいいですね!」(その感想を伝えるためだけにめちゃめちゃグーグル先生にお世話になった)だったしARMYになる気もしていなかったしジンくんのことを認識すらできていなかった。

 いつどのタイミングで私がジンくんを認識できて、好きだと思ったかが実は自分でもわからないのが悔しくて仕方がないのだけれど、その後もYou Tubeで素晴らしいARMYの方々が作ってくれる彼らのまとめ動画やタリョラの抜粋動画を漁るうちに、まずその供給量の豊富さ感動して好きな曲もどんどん増えてその内に本当に気づいたらスルッと私はジンくんが推しだなと思っていた。ButterのCDが発売される頃にはもうジンくんのトレカ欲しさに(あとデザインの可愛さに感動した。キレイに1色で統一されたジャケットに可愛いフォントで曲目だけだけどそれが最高だったよね!!)職場の子とButterを予約してたんだからもう光の速さだった気がする。


キム・ソクジンという人

 ところで、さっきも書いたのだけれど私はいつからジンくんを一番に好きになったんだろう(あなたが知らないなら誰も知らないよ)。好きなところで言えば可愛いところ、かっこいいところ、面白いところ、努力を見せないところ、人懐こいところ、優しいところ…他にもたくさん好きの要素はあるけれど、他のメンバー同じように魅力がたくさんあって…なんでジンくんがこんなに好きなのか言語化するのって難しいなと思う。

 私の中でジンくんは、「アイドル」という仕事(なんだかもうBTSはアイドルの枠をゆうに超えている気もするけれど)をきちんとしている人だと思う。ファンには徹底して見せるところと見せないところを線引きしているし、求められているものをわかってそれを提供してくれている。多分自分が周りからどう見えるかを正しく把握できる人だし、だからこそ「良いところ」「楽しいところ」だけを見せることが自分の仕事と信念を持っている気がする。そんなことを考えるようになったのは彼のソロ曲を知ってからだと思う。Abyssやmoonやawake、彼のソロ曲は私達ファンの思い描くキラキラして可愛いそのイメージとは違って優しいけれど少し寂しくてなんだか儚い。彼がいつも見せてくれるアイドルのジンとは違うキム・ソクジンの側面に少し触れたような気持ちになる。

 多分、ジンくんのことを全然知らない人にどこが好きなのかと言われたら「すごい顔がかっこよくて!でも面白くて!とにかく見てみて!」と小学生みたいな言葉しか出てこないけど、私が好きなのはたまに見せてくれる儚いところだったり人間味のある悩みや葛藤を感じる瞬間なんじゃないかなとも思う。でも、ジンくんはキラキラしたところだけを見てほしいと思っている気もして勝手に悩んだりもする。私は彼の本当の痛みや悲しみはきっと理解できないけど、彼の見せてくれている暗いところをぎゅっと大切に抱きしめてあげれる自分でいたいし、彼のくれる幸せをちゃんと見逃さずにいたい。 


Love myself

 BTSがすきなARMYのみなさんなら、もう言わずもがなだけど、彼らが掲げているこの言葉が私達をどれだけ幸せにしてくれているだろう。「自分自身を愛する」ってことがどれだけ価値があることか計り知れない。結局のところLove myselfについて話すときは自分のことを話すことになってしまって興味ないよ!と思われそうで少し怖いけれどせっかくだから。

 私が大好きな漫画があって、いきなりその中の好きな台詞を引用させてもらうんですけど

「自分を好きになるってそれってどういう事なんだろう…。『いい所』ってどうやって捜すものなんだろう…嫌いな所しかわからない わからないから嫌いなのに。なのに、無理やり探してもこじつけみたいで空しい…。そうじゃないんだ そういう事じゃないんだ。誰かに『好きだ』って言ってもらえて初めて自分を好きになれると思うんだ。誰かに受け入れてもらえて初めて 自分を少し許せそうな 好きになれそうな気が してくると思うんだ…。」(フルーツバスケット5巻28話より引用)


 多分この漫画を読んでいたのが小学校高学年くらいで(割と重めだけど本当に素敵な漫画なのでぜひ読んでみてください…🙏)、その頃から多分ずっと私はどういうふうに好きっていってもらったら本当に心から自分を好きになれるんだろうと思っていて。正直自己評価がそこまで低い人間ではなくて、末っ子で世渡り上手なのもあってそこそこ楽しく問題なく人生を生きてきたと思うのだけれど、自分の弱いところやコンプレックスに目を背けている自覚はあって心から自分を愛せていたかと言われると自信はなくて。

 小さい頃から音楽をやってきて音大にいって大学院まで行ったけど結局普通の会社員を選んだけど音楽を捨てきれずに中途半端な自分とか、その場しのぎの人間関係ばかりの自分とか、誰にも本心を見せれてないから誰かから貰う好きをそのまま自分の中に落とし込めなくて「この好きじゃ自分を好きになることはできないな」だなんて本当にめんどくさい自分がいて。

 なんだか自分を好きになるきっかけをずっと探していたからこんなところにそのきっかけがあったことにびっくりしている。国も違う、あったこともない彼らが「僕達を利用してください。」「ARMYのおかげで自分が好きになれた。」なんて話している。自分が彼らを好きでいることが彼らが自分自身を愛することに繋がっている。こんな書き方をすると、彼らに自分の存在価値を委ねてしまっているようで恐れ多いし怖いけれどそんな関係性があると思ってなかったのだ。

 画面越しにしか、会えない彼らがそういってくれることでどれだけ救われたか。そして自分を愛するためにためらいなく彼らを愛して、応援することができるのがどれだけ幸せか。たぶん7人はただ好きな音楽を、好きなダンスを、好きだから努力して、好きだから認められるのが嬉しくて、気づいたらこんな大きな存在になっていたんだろうけどそんなBTSだから胸を張って私の好きな人達だよ!って言えるしその音楽やダンスや出来上がる作品がどれも素晴らしいんだと思う。

 韓国なんて…アイドルなんて…みたいな入りじゃなく(私もそういう偏見がゼロではなかった人間だから)ただの音楽好きの7人として色眼鏡なしに彼らを見てくれる人が増えれば嬉しいと思うし、彼らの伝えるメッセージを受け取る人が一人でも増えたら、自分自身を愛するきっかけの一つになればいいなと思う。でも、自分たちを好きな人だけみてくれればいい。っていうスタンスなんだろうな、かっこいいな。

おわりに

 インタビューでどんなに有名になっても、これだけ大きなグループになって自分の行動で気をつけていることはあるかと問われて「赤信号はわたらない」そんな基本的なみんなが守るルールだけは守ろうと思っていると答える(ちょっと違ったらごめんなさい)。そんな考え方のジンくんが好きだ。それは結局誰かを気にして自分を偽ったりはしないけれど、生きていく上で大切なルールからは外れないという言葉だと思う。実際彼は自分の気持ちに素直で正直だし退勤が大好きだし(それはメンバー全員だし最高に可愛い)、私達にも伝えるべきと思ったことは自分の口からちゃんと伝えてくれる。だから彼を信じて好きでいられる。

 彼の言葉や笑顔に救われてばかりだけど彼を愛することでそれが彼の自信になりますように。国も話す言語も違う、会ったこともないあなたを好きな自分を今とても愛しています。ありがとう。보라해!

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