浦井が一人と「話」が三つ

男性ブランコ 浦井さんの『浦井が一人と「話」が三つ』というライブを配信で観ました。(便利な世の中!)

もともとキングオブコントから男性ブランコのことが気になっていて、ふとこの公演の存在を知り、企画内容もとても面白そうだったので購入。

1本目、マツモトクラブさん脚本
『素直になれない僕の四季』
何十年ぶりに出会った同級生に声をかけられたのに返事が出来ない、ライス大盛りが無料なのに頼めない、"手でフィニッシュ"の意味が分かっているのに分からないフリをしてしまう……
そんな素直になれない彼のお話。
配信だと細かい表情の変化が見れて楽しいです。
浦井さん、いい顔するよな〜

2本目、此元和津也さん脚本
『幅』
絵と舞台のコラボレーションにまず驚き。
二次元と三次元の行き来が楽しいお話でした。
後半、そういうことだったのか!という展開にドキドキしました。

3本目、ワクサカソウヘイさん脚本
『東京の話』
受け手によって、解釈が変わるお話でした。
だからまたもう一度観ても楽しめるような気がします。
個人的には男性同士の恋愛に感じたけれど、もちろん男女の恋愛に感じた人もいると思います。
ただ、これらの設定はあくまで物語のアクセントであって、本質は2人のやりとりだということもまた良かった。
こちらに想像する余地がある話が結構好きなので、癖にグサグサ刺さりました。

特段浦井さん自身に大きな変化はないのに、三つのお話全ての人物が違って見えたのは、きっと浦井さんのなせる技なんだと思います。

演出や幕間もすごくお洒落に作られていて、この世界観をぜひ劇場で体感したかったなぁと強く感じる公演でした。
ただ面白いだけじゃない、どこか心に刺さるような感覚が楽しかったです。

ぜひ第2弾を……!

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