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湯冷め


タイトルに深い意味はない。いまの状況です。

いまわたしは散々避けてきた卒論の執筆というミッションに渋々立ち向かっています。もうこれ以上逃げれないから。
けど一時的に逃げたくて、というか逃げないと私が人間の形を保てなくなる気がして、湯船に逃げて現在に至る。

前から薄々感じていた。
今日確信した。

常にあの人の作品に触れていたら気が狂う、と。

わたしは卒論で、
ある作家さんの作家論を書くんですけれども、
その作家さん、なかなかに狂った作品を書く方で。

だからこそ好きだし、この人について書きたい!と
思ったんですけれどもね。

それでもさすがに、そればっかり摂取してたら
気が狂っちまうなって。

さすがに今日は危機感を覚えた。

異常を摂取し続けたら、
異常が正常であるかのように錯覚してしまう。

わたしの中に辛うじて残っていた、
一般人の中で共有される正常が、
静かに、少しずつ、失われていくような
感覚に陥った。

普通ではない、普通になれない人が主人公である場合が多いので、そんな子たちが物語の中で自分の世界を確立していく様を見ていると、これ以上浮かないように、普通に溶け込めるように、気を張って生きているのが、なんだか馬鹿らしく思えて。
もっと乱暴に生きてもいいんじゃないかと思ってしまって。
でも、その子たちに比べたらものすごく普通に生きることができているわたしは、それらの感情と同時に、そうなってはいけないという感情も持っていて。

わたしはよく変わり者だと言われる。
自分でもヤバいやつだなとおもう。
だけどさすがにあの子たちほどではなくて、幸いなことに普通を共有できている。
だからこそ、ここで普通を手放してしまったら本当に異常な人間になってしまうかもしれないし、それに対して危機感を抱く。恐怖と言ってもいいかもしれない。

ここまで長々と書いてきたが、端的に言えば
作品に影響されるのが怖いのだ。

影響されやすい人間だとは思っていたが、
さすがにこればかりは怖い。

私が私であることをやめて、自らの手で
「自分」を
世界から永遠に切り離してしまう気がする。

これをちゃんと察知して、焦りを覚え、
逃げるという自己防衛ができたので、
まだ正常でいられているな、と思う。

焦りを覚えていなかったら
私は死んでいたかもしれない

異端に対する憧れは昔からあるけれども、こういう異端は違うなあと思うし怖いので、こっち系の異端にはなりたくない。まあならんと思うし、なったとしたらお前影響されやすすぎやろ…となるので、、さすがにそれは恥やん、、?絶対ならんわ、、、



自己のアイデンティティが失われる可能性を感じて
めちゃめちゃ焦ったし、焦ってるんだけど、
こんなこと相談しても、
なわけ(笑)
ってどうせ返されるから、
話せないな〜〜〜〜と思い、書き殴った。

卒論書き終わるまでこんな焦りを覚えながら生きてくのかな〜〜〜やだな〜〜〜
気が狂うのが先か卒論書き終わるのが先かってかんじだなあ、はああ。
はやく終わらせたい。それだけ。
気が狂わないようにがんばります。

それでは。


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