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BEST SONG OF 2016

2016年も残すところわずか。
ということで!毎年恒例、個人的今年のベストソングをご紹介したいと思います。メディアではないので流行や話題性関係なく個人的な嗜好で選曲させて頂きます!

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〈国外アーティスト篇〉

The Lemon Twigs / These Words

2013年の個人的ベストアルバムに選出したFoxygenのジョナサン・ラドープロデュースの兄弟デュオ。なんとまだ19歳と17歳という若さらしい、恐ろしい。クイーンやビートルズを彷彿とさせるサイケなバロックポップを土台に、様々な音楽要素の詰まったデビューアルバム『Do Hallywood』は不思議な中毒性がある。来年2月のHostess Club Weekenderで来日決定!

Brodka / Up In The Hill

何よりこの人のセンスが好きだ。
今作『CLASHES』の衣装やビジュアルイメージがタイプで画像なんかを集めていたんだけど、MVがどれもイマイチ。そんなところにこの作品が公開。日本の音楽メディアではほとんど取り上げられていないみたいだけど、CHVRCHESなんかの流れもあるから売り方次第で盛り上がるのでは...

Gallant / Weight In Gold

音源も良いけど、このパフォーマンスを見たときの衝撃が凄かったのでこちらを。声の持つ熱量と破壊力にアドレナリン大量に放出されるので生でみたらどうなってしまうのか...。Jack GarrattやSealとのセッションも良かった。Con Brioのジーク・マッカーターといい、今年はボーカルという楽器についてよく考えた一年だった。

Emma Stone / Audition

来年2月24日に日本公開の映画『ラ・ラ・ランド』の中で、女優を目指すエマ・ストーン演じるミアが、最後のオーディションで歌うこの楽曲。映画はまだ観ていないのに、主人公の心情や情景が手に取るように浮かび上がってくる、美しく儚い歌詞と旋律。作品をみる前にサントラを何周もしてしまうという異例の聴き方をするほど音楽が素晴らしい。公開が待ちきれない!

VULFPECK / Back Pocket

「Wait for the Moment」(2013)や「Outro」(2012)で虜になってからBandcampで音源を入手して、YouTubeで唯一チャンネル登録している大好きなプロジェクト。

実は、良すぎて誰にも教えたくなかった。。

あるじゃないですか、そういう独占欲みたいな(笑)
当初はメンバーにも教えたくなくて一人でひっそり聴いていたのですが、家に集まった時にiTunesで音楽を聴いていたら「これなに?」とまずメンバーに気付かれて。最近ではトーフさんやヨンスなんかも彼らのことを呟いていたので、もう時かなと思い紹介することに。

彼らのこと話し出したら止まらなくなるけど、とにかく編成や形態にとらわれずに音楽を楽しんでいる姿は音楽そのもの。初期はスタジオ映像をMVにしていたり、サウンドロゴを映像初めに付けたりと、漂うDIY感がこれまた良き!あとVulfと言えば、製品化までしているあのコンプの効いたドラムのサウンドメイキングが心地いい!メンバーそれぞれのソロ活動も素晴らしいので合わせてチェックしてみて!

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〈国内アーティスト篇〉

yahyel - Once

国内アーティストとカテゴライズすることを躊躇するくらい世界基準のクオリティを持つプロジェクト。James Blake以降のポストダブステップの流れを上手く汲んだトラックメイキングと声の使い方が気持ちいい。

片想い / Party Kills Me (パーティーに殺される!)

外れのないカクバリズムから、ceroに続く個人的ヒットは片想いの新作。絶妙なバランスで構成されたユーモア溢れる楽曲やMV、琴線に触れてくる歌詞やメロディに完全にやられます。今回選曲した中にクイーンの「Bohemian Rhapsody」や「Killer Queen」の系統が3曲もランクインしているのは流行なのかな。ビッケブランカや五五七二三二〇なんかもその系統の曲出してたし...

DIALUCK / セーシュン

加藤マニさんがきっかけで知った大阪発のガールズバンド。
一度聴いたら耳から離れなくなる憂いを帯びた歌声と独特なメロディ、アンニュイな言葉選びに一瞬で虜に。ちょっとだけ苦しくなるような、10代のチクっとした青く儚い感情を音にしたような、そんな音楽。これからが楽しみ。

大比良瑞希 / Everything gives me chance what I love it

LUCKY TAPESのコーラスでお馴染み大比良瑞希。
約1年半前、声をかけるきっかけとなった「Sunday Monday」を越える大名曲。Daughterの「Youth」やGabrielle Aplinの「Please Don't Say You Love Me」なんかを彷彿とさせるイントロの枯れたアルペジオから、徐々に微熱を帯びて展開していく楽曲、共に進んでいく映像世界は嫉妬するほど美しく、曲名とサビの一節は聴くたびハッとさせられる。いつか年老いて、死を迎える直前に人生を振り返るそのときまで聴いていたい。

Kaco / 最後の夜には

Instagramでたまたま流れてきた弾き語りに惹き込まれてライブを見に行くと、Kan Sanoさんがピアノを弾いていたり、あの絢香のライブで歌ったりと才能がじわじわと広がり始めているシンガーソングライター。同世代の中では、頭一つどころか余裕で身体一つ飛び出してしまっている彼女の歌世界は貫禄さえ感じる。深い水の中で安らかに呼吸をしているみたいな、どこまでも美しく包み込まれるような空気感が心地いい。老若男女問わず今後広がっていってほしい。

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まだまだ紹介したい楽曲も書きたいこともたくさんあるけど、長くなってしまうので今回はこのへんで。今年も音楽に溢れた一年でした。

2017年も素晴らしい音楽で溢れていますように!みなさん良いお年を!

bye

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