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なかまになりたがっているようだ

誰が読むでもなしに筆をとるというかこれを書こうと思ったのは紛れもなく自分が書きたいからという理由に他ならなくて、世界で自分だけが自分だと噛みしめられたことは久々だ。

単純に書くのが久々という意味にとってもらっても構わない。

なんでもいいんだ。君からみたものなんて。ただそれが自分を自分たらしめてるというなんとも皮肉なわけだが。

最近コントを見た。女性のコンビ。設定は進路に悩む生徒と相談に乗る先生という役だった。
夢をなかなか話さない生徒だが先生に促され言うのだ、ラーメン屋になりたいと。夢を応援すると先生。ラーメン屋開店したら食べに来てや。その言葉に先生は曖昧な言葉しか返さない。先生ラーメン嫌いなん?そんなことはないという。では何が彼女をその答えに導いているのか。

潔癖症というオチなのかと思った。

違う。

先生な、女が作ったラーメン食べられへんねん。
いやお前が悪いとかではなく生理的に。

自分に落胆した。想像力の欠如に。世界は当たり前なんかじゃなくいつだって色を変えていることに。いや変えているという表現は正しくない。違うのだ。元より。色というより鏡といった方が近いだろうか。

一時、女性が板前の寿司屋が話題になっていたことをあなたは覚えているだろうか。あなたは何を思った。

女の何がアカンのや。女なんて関係ないやろ。

女なんて関係ないていうのは大体女やねん。

寿司じゃなくおにぎりだったらどうだろう。知らないおじさんと知らないおばさんの握ったおにぎりどっちを食べたいだろうか。別に友達のお父さんとお母さんが握ってもいい。あなたはどっちを食べるだろうか。
日本料理店に入ったとき店員が全員外人ならどう思う。
みんななかよくとはこんなにも難しいことだったろうか。本来なかよくなるのにこんなこと考える必要なんてないのに難しくしてくるやつがいるわけだ。

そしてこうオチがつづく

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