月が綺麗ですね?

月が綺麗とはどういう事なのか考えている。

そもそも月なんて、でこぼこした岩の塊でしょう?
遠くの方で何か光っているものだから綺麗に見えてしまっているのでしょう?
人間が光る物に惹かれるのは、何故なのでしょうね。
虫みたいですね。

綺麗なものは綺麗だなという感じだけれど、
月そのものは月だな、という感じなんですよ。
あれ?意味わかんないな。
あれ?「冷たい熱帯魚」ででんでんさんが似たような台詞を言っていなかったっけ…あれは地球か。

雲一つなく晴れた夜空に月だけが浮かんで、
すっきりとぴっかりと曇りなく光るそれが見えると、何だか不安になる。
見たくないけれど見えてしまう。
追ってくるなよと思いながら、結局建物の陰から時々探しながらも見てしまう。
美しさと恐ろしさは表裏一体と聞いたような聞かなかったような。
でもそれを見て、美しいとは思わない。
月だな、と思う。
月が見える、その空が、その光景が、綺麗とは言えるかもしれない。
空を見上げる事、それこそが何か特別な事なのかもしれない。

いつだったか誰かが、
「今私が見ているこの空の青が、隣のあなたにも同じ空の青に見えているのか」
というような事を言っていて、
はぁなるほど〜と考え方に感心すると同時に、
言われてみれば納得だと思った。

言われなければその視点に気付けなかったと思う。
私はたぶん、他人にそこまで興味が無かったのかもしれない。
その癖、自分に自信が無くて、時々、他の人はどう思ってんのかな〜と考えたりする。
でも、自分の意見や立ち位置の確認に、参照に使うだけで、人の事を構わない。たぶん冷たい。

人は人、自分は自分。
綺麗は綺麗、月は月。

「月が綺麗ですね。」

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満月らしいので、下書きに入りっぱなしだったぴったりのものを出してみました。

#満月

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