54. 計算

会社で俺が担当してる業務の成果が出始めて、その結果を資料にまとめてチーム会議で報告したら、チーム長(上司、最近娘さんに背の高さを抜かされたらしい)が、いい成果が出そうだから費用効果を試算してみなさい、とコメントしてくれた。その後、オフィスに戻って経理や調達部からもらった情報から必要事項を抽出してコスト効果を試算した(それが昨晩のこと)。20億円/年のコスト効果が出るらしい。絶対に計算が間違っていると思ったからその日は帰宅して、湯に浸かって眠った。翌日、様々な対応に追われながら(今日の話なんだけど、俺のちょっとした気が利かないことが積み重なってそれを解消するのに時間かかった、もうちょい次からは上手くやろうと思う。他人に迷惑をかける訳ではないけれど、俺の生産能率が落ちることが増えると回り回ってそれはそれで他人に迷惑がかかるなと最近思う)コスト計算何回も試算してみたけど、どう計算しても20億円/年だった。会社にとって毎年20億円の効果が出ることを本当に実現できていたら、どんな感じの待遇になるんですかね。何も変わらないか。どうせそんなこと考えても実際起こらないから意味ないか。今日は結構忙しくて色々問い合わせへの対応やデータ集めをこなしているうちに夕方になって、俺に仕事教えてくれる人(A氏とする。俺はA氏と2人である製品の面倒を見ている。一蓮托生の運命だ。A氏は頭が良いのに物腰が柔らかい。だからわからないこととか迷ったことがあっても相談しやすい雰囲気だ(多分意図してそういう雰囲気を作ってくれているんだと思う)。一回りくらい歳が上なのに俺に対してリスペクトを持って接してくれている感じがしていて仕事がとてもやりやすい。俺も彼をリスペクト(リスペクトでは足りない、完全なイナフリスペクトだ)している。A氏は三国志に詳しい)に、どう計算しても費用効果が20億円/年になるんすけど、と計算式を見せながら相談したところ、一緒に導出過程を考えてくれた。費用効果はおおよそ100万円/年だった(A氏が、計算式の中にある項目についての数値が分母に反映されていないことを指摘してくれた)。20億円に比べたら取るに足らないけど100万円でもすごいよね。そういう感じで最近会社で褒められることも少しだけだけどあって、あんま仕事向いてないかもと思ってたけど、持ち直してきた。

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