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漫画家・イラストレーター「江口寿史」
オススメのアーティストを紹介する「芸術手帖」マガジン。
第15弾は江口寿史さん。
『ストップ!!ひばりくん!』などのマンガでデビューし、近年はイラストレーションを多く手がける。ごく少ない線で立体感や質感を表現する独自の画風を確立。数々のCDジャケットのイラストも手掛けている。
ここ数日、Twitterで"#sailormoonredraw"が流行っていて、なぜか皆セーラームーンを描いているのだけれど、それに江口さんも乗っかっていたので、タイムリーに紹介したくなった。
すいませんすいません。#sailormoonredraw pic.twitter.com/wZhM5Da7e7
— 江口寿史 (@Eguchinn) May 19, 2020
ポップでキュートな魅力あふれる作品。卓越したデザインセンス。瞬間的な表情や仕草から、美しくPOPな女性像を切り取る、約40年にわたって追い求めてきた「女性の美」。過去の作品を振り返ると、その時々の流行や生き方など、時代の形も見て取ることができて面白い。
「女性に生まれなかったのがくやしくてたまらない。それで描いてる。女に生まれてたらこうしてたという渇望感が60歳になってもまだ消えない」
引用<神戸新聞NEXT 2019/05/16記事>
熊本県水俣市の歩道には、江口さんがデザインしたマンホールのふたがあるらしい。最近オシャレなマンホールも増えてきたので、散歩がてらマンホール探索するのも楽しそう。ポケモンGOみたいな、街のデザインを収集するように。
そもそもギャグ漫画で一世を風靡しながら、今ではCDジャケットやマンホールにもイラストが使われている。当時の画風を活かしながら、ポップアートのイラストレーターとしてその地位を確立されているのは、なんだかとても凄いし、その背景にとても興味が湧いてくる。自叙伝が出たら読みたい。
SEKAI NO OWARIさんの6/24発売のニューシングル「umbrella / Dropout」初回限定盤(A)のジャケットイラストを担当しました。すごくいい曲です。よろしく。 pic.twitter.com/8GSoG6d2Na
— 江口寿史 (@Eguchinn) May 12, 2020
最近だと、セカオワのニューシングルのジャケットイラストも担当されている。本当に、時代をポップに切り出すのが上手いと思う。
まさしく現代の「美人画」ではなかろうか。
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