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彫刻家「はしもとみお」

オススメのアーティストを紹介する「芸術手帖」マガジン。
第19弾は はしもと みおさん。

「生」をテーマに動物の肖像彫刻を制作するほか、イラストや絵本制作も手掛ける。これまでに数千点以上の作品を手がけ、全国各地で展覧会を開いている。15歳の時に阪神淡路大震災に遭遇し、将来の夢をそれまでの獣医から「動物の命」をテーマとする芸術家に変更した。

「突然周りから大好きな動物たちがいなくなった。医学では死んでしまったものを取り戻せない。動物たちの姿をずっと残したかった」
引用<https://www.asahi.com/articles/ASM1Z5H2HM1ZPPTB00D.html

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彼女は、三重県の空き家だった古民家を住居兼アトリエとしているのだが、これがまたとても素敵な場所。古民家の落ち着きある雰囲気と、彼女の作品、また飼っている動物が重なり合う、穏やかな空間。

確か2018年だったか、愛知県のヤマザキマザック美術館で「木彫りどうぶつ美術館 はしもとみおの世界」が開催されていたので、観に行ってきた。本物と見分けがつかない程の精巧な作品に驚き、まるで動物園のよう。そして、全ての猫にきちんと名前(愛称)が付けられていた。凄い愛情である。

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猫彫刻に込める想いは以下を参考に。

また、彼女は可愛らしいパロディ作品も手掛けている。部屋に飾りたい…

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でも実際、こういう彫刻ってなかなか高いので、ファングッズとしてなら以下のようなものでも良いかもしれない。いつか本物も欲しいけど。

そして、どのアーティストでも共通していることのだが、やはりこのコロナ禍の中、美術館を訪れなくても作者の魅力を伝えられるようなコンテンツを配信していることが多い。彼女は「#きょうはなに描く」をテーマに、YouTubeで日々動画配信を行っている。

彼女の手によって、“永遠の命”を与えられた動物たち。命の物語をそのまま紡いでいくことで、生き物たちの温かさや美しさをより身近に感じられる。

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