Lovely LIFE in THE LIFE for archive.
2024年5月29日。
THE LIFEの閉館に伴って、
4年弱暮らした場所を出た。
意外な形で始まることになった、念願の1人暮らし。
悲しいような、楽しみなような、いろんな感情があったのだけれど、
当時は出る準備、暮らしを始める準備、仕事、いろんなものに追われていて。
悲しんだり寂しんだりする暇は無かった。
想像していた旅立ちは、
晴れた日、
お客さんが騒がしく入れ替わる中で、
なんとか入れ替わりの隙を見て、
みんなで恒例の集合写真を撮って、
何度見たか分からない、緑色の縁とエントランスの前で、
「行ってきます」
を言うのだろうと思っていた。
今でも緑のエントランスはなんとか残っている。
通るたびに、不思議な気持ちになる。
もうずいぶん遠い昔のことのようにも感じるし、
昨日までのようにも感じる、
不思議な気持ち。
無くなったけれど、ちゃんとあったんだなぁ。
***
大学1年生の冬、
初めてLIFEにきた。
いわゆるインフルエンサーのイベント会場だった。
運営会社が変わる前のことで、内装も違っていた。
鉄パイプに、丸太とガラスの壁。
そこに、プロジェクタが投影されていた。
テラス席はまだなかったな。
時折、2階に続く階段を外国の人が往来していた。
当時はゲストハウスであることも知らなくて、
「なんだかおしゃれな場所だなぁ」
くらいにしか思っていなかった。
それから
お客さんとして何度か利用するうちに、
オーナとお話ししたことをきっかけに住むことになった。
何度思い返しても、
あの日、あの場所で、
話しかけた自分を本当に褒めたいし、
気さくなオーナにもすごく感謝している。
そこからとてもとても、とっても楽しい、4年間が始まったから。
大学4年生の春だった。
***
住みながら、カフェとゲストハウスで働くことになった。
いわゆる住み込みだった。
いろんな経験をさせてもらえた。
カフェの発注から仕込みや調理、
ドリンク作り、
ラテアート(結局習得はできなかったけれど :/ )、
宿泊業の仕事を一通り。
いろんなお客さんにも出会えた(いい意味でも悪い意味でも笑)。
外国の人も多かったから、いろんな言語も文化も価値観も知れた。
とてもとても、刺激的だった。
自分にとっての人生の転機も、たくさんここで迎えた。
試験に落ちて鬼辺混んだ時、
カメラマンになれた時、
卒業の時、
フリーランスになった時、
就職すると決めた時、
いろんな岐路をここで選択した。
どこに就職するか、イギリスのお兄さんに相談するなんて想像してなかったな。笑
LIFEで働くことができて何が一番良かったかというと、
やっぱりスタッフのみんなと出会えたこと。
年齢も性別も(若干名)国籍も、生まれも生い立ちも違う人とたくさん。
普通のアルバイトというよりも、自分にとっては特別な場所だった。
住んでいたからこそ、働くことが文字通り"暮らしの一部"だった感覚。
「楽しくて大好きなアルバイト先」という言葉は間違ってはいないのだけれど、
充足していない。
それ以上の気持ちがたくさんあるから。
文章に疲れたから(唐突)、
写真で記録に残して締めます。
こういうのって、形はどんなであれ、
”残ってること”が大事だしね。
そう思うことにしている!
***
Lovely LIFE in THE LIFE for archive.
LIFEで過ごした愛おしい日々の記録。
全ての記憶が、俺にとって。
ILY!!!
終わり。
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