2022.10.05のオタク備忘録


その日わたしはおやすみの日でした。

何をするという訳でもなく なんとなくtwitterを眺めていると いきなり飛び込んできたのは、

こちらのツイート。

え、?
なに?ソロ……? ボカロ……?? え、!?


オタク、大パニックです。


というのも、わたしはこの界隈にくるまではボカロ関係の界隈のオタクでした。
わかる人にはわかるかもしれません笑
学生時代の登下校はボカロ楽曲が常にお供でしたし わたしにとっての青春そのものでした。

今は当時ほどの熱はなく 実質的に界隈から離れてしまい最近の流行りは追えていないものの ボカロ楽曲自体は今でも大好きですし たまに聴いては歌ってくれないかな~…とこっそり想像を膨らませていました。

特に大夢くんの歌声はボカロ楽曲にぴったりだなぁと常々思っていました。
VOCALOIDにより奏でられる音や楽曲は 中には人間に歌われることを想定されてつくられる楽曲もありますが 基本的には人間が歌うことをまず想定されていません。

しかし 大夢くんの声質や歌の技術、曲の世界観に対しての表現の仕方など、知れば知るほど ボカロ楽曲との相性が良さそうだなぁと思わずにはいられませんでした。

ボカロ楽曲にはメッセージ性の強かったり、独特な世界観をもつ作品が多かったりと表現することが難しいものが多いとわたしは考えています。

大夢くんはストレートに思いが伝わるような 聴く人の心に真っ直ぐ刺さる歌声をしているなぁと思います。
その歌声には楽曲におけるメッセージを伝えることができる力があり、今まで彼が積み上げてきた多彩な知識や技術にはその独特な世界観を表現する力があるのではないかなと感じていました。
そしてあのクリアで突き抜けるようなハイトーンボイスはボカロ楽曲との相性があまりにも良すぎる。

つまるところ
ボカロオタクの血が流れている人間には刺さりまくりだった訳です。
大夢くんの歌に魅せられて1pickになった背景にはそういう理由もあったのかもなあと 今更ながら思っています。笑

長々と書いてしまいましたが つまりは初めてのソロパフォーマンスがボカロ楽曲で披露されるという事実にわたしは表現しきれないほどの喜びと嬉しさを感じていたのです。

全ての情報が繋がった時 わたしの手はガッタガタに震えていて 涙が流れていました。
この時、本当に1人でよかった。笑

そのまま当時繋がっていたオタクたちに興奮冷めやらぬまま連絡をしていると、

こちらのツイートの通知が届きました。


オタク、大号泣です。


これに関してはわたしだけでなく 大夢miniは泣いた人が多かったのではないかと思います。笑

特に7月辺りだったかな。

プラメで綴られていた大夢くんの思いはとても苦しそうで 具体的に述べられてはいなかったけれど 毎日 何かと懸命に戦っているような そんな文面でした。
辛そうなことはとても伝わってきていて なんとなく戦っているものが何か察することが出来ても だからといってわたしたちが助けることはできなくて ただ応援して見守ることしかできなくて
毎日のようにもどかしい思いをしていたことを強く覚えています。

なんでも受け止めるから
少しでも気持ちが楽になれるならたくさんその思いを吐き出してね

そんなことばかり思っていた1ヶ月でした。

そうして8月になり 山場を乗り越えたことも報告してくれて 楽しそうなメールも増えてきて、
あぁよかった よく頑張ったね の思いでいっぱいになり 無事に3rdのカムバを迎え ヨントンやカムバックショーも終えてM期も落ち着きを見せた頃
大学卒業の報告がありました。

本当に嬉しかったです。

動画内で最初 自分が祝われていることに全く気が付かず 周りに合わせてなんとなく拍手をしている大夢くんが あまりにも大夢くんらしくて思わず笑ってしまいましたが 笑
柾哉くんが若干たどたどしく卒業証書を読み上げ 理人が花束を渡し 他のメンバーも温かく祝福してくれている光景が本当に嬉しかった。

大夢くんがたくさん迷惑をかけてしまった~と話した時に佐野くんと理人が首を横に振っていたのも 西くんがカメラを構えるフリをしたり 威尊くんや迅くんが泣き真似をしていたり笑 大きな声で歌ってくれた匠海くんやたじ、ど真ん中に立ち 立派な拍手を贈る京介さん 日本の反対側のみなさんにもおめでとうを伝えてくれた(?)柾哉くんとフェンファンも みんな本当に温かい。

名門大学の校章(なのかな?)の前で 水色の髪で学位記を携えながら スーツでばっちり写真をとる大夢くんは本当に輝いていて、

”INI一筋で”

の一言がとても頼もしく思えました。

続けざまに 大夢くんから卒業報告のメールも届き、


オタク、大号泣が止まりません。


メールの内容に詳しく言及することは避けますが メールにもメンバーの温かさがぎゅっと詰まっていて 本当に素敵なメンバー グループだなぁと改めて強く思いました。



一気に放出された情報量の多さに混乱し 嬉しさをひとつひとつ噛み締めながらも そろそろ更新される時間かな~となんとなしにTikTokを開き、
すると丁度赤い更新マークがついていたので見てみた途端、


オタク、状況が全く 飲み込めません。


大夢くんが、マイクの前に立っている。
歌って、いる。

全てを悟った瞬間、手が震えました。(驚いた場面に遭遇すると自分は手が震える人であることにこの日初めて気が付きました)

選曲は Adoさんの私は最強 

ワンピースという作品に関してわたしはあまり詳しいとは言えず 作品と楽曲の背景を重ねるということは残念ながら難しかったのですが、
歌詞を見たり 関連するツイートや記事などを読んでいると このタイミングでこの曲を歌うことを選んだ大夢くんの思いがこちらに伝わってくるような気がして 胸がいっぱいになりました。
ツイートでも見かけることが多かったのですが 髙塚大夢の第2章が始まったような そんな予感がしました。

なにかのラジオだったかな、
以前メンバーにTikTokで歌あげないの?と聞かれた際に 1人であげるのはまだ恥ずかしい とお話していた記憶があります。
なにか思うことがあったりするのかなぁ なんて考えながら 彼なりに心の準備ができるまでのんびり待とうと思っていましたが やはりいざ投稿されると本当に嬉しくて。
先程も書かせていただきましたが 私は彼の歌に惹かれて投票やらなんやらを必死にしてきた人間だったので 彼の歌を聴けたことがとても嬉しかったのです。

そして 今日は嬉しいことがたくさんあったなぁ 幸せな日だったな と1人でホクホクしながら1日を振り返っていると 新しい通知がきていることに気が付きました。
時間的におやツイかな~なんて軽い気持ちで通知を開くと、

 
待 っ て く れ


オタク、終了です。


HP、ありません。
勿論 手、震えてます。

震える手をそのままに動画を再生して わたしの全ての思考が終了しました。

弾き語りなんて 本当に夢かと思いました。

ギターを弾けること自体は前から知っていましたし、いつか聴かせてくれるかなぁなんて淡い期待も勿論ありましたが まさか今日聴かせてもらえるなんて思っていなくて。

基本的にはハイトーンボイスが注目される機会が多く 彼の中低音領域の歌声 (と表現するのが正しいのか少し迷いはありますが)をメインとする楽曲は今までほぼなかったかな と記憶していますが、彼の中低音領域の歌声に魅力を感じ 求めていたオタクって実はかなり多かったのではないかなと思っています。

そもそも大夢くんって地声はかなり低い方ですよね。INIメンバーでいうと 実は理人の次に地声が低かったりするのではないかなと個人的に思っていたりします。
歌声は高い方かなと思うので、普段その地声の低さに注目されることはあまりなかったように感じます。

その地声が存分に生かされているこの弾き語りの動画は INIの髙塚大夢 としての新たな1面 魅力のひとつになったのではないかなと思います。
髙塚大夢第2章の始まりにふさわしく このタイミングでこの動画を出してくる大夢くん 全てをわかっているのでは……と恐ろしくも思えます。本当に恐ろしい子。

この弾き語りではTikTokにあげられた歌動画とはまた違い、気持ちの昂りというより 安らぎや居場所を与えてくれるような 心地よくて落ち着ける そんな歌声だなぁと感じました。
声の響きや声の抜き方 英語の発音も ギターの弦をはじく指も 動画を止めるまでの37秒全てが 愛おしくて大切な宝物です。


そうして日付けが丁度変わる頃、
オタクの心を1日振り回し続けたアイドルからいつものように
ただいまー!
と 素敵なセルカと共に無邪気なメールが届きました。




2022.10.05
この1日をどうしても忘れたくなくて 備忘録として残そうと思い文章にしましたが、改めて読み返しても到底1日に受け止めきれる供給量ではない笑

今でもどこか夢心地で ふわふわした気分

それと同時に 髙塚大夢の第1章を見届け、INI一筋になった第2章の髙塚大夢を応援できることの幸せを心から感じています。


第2章でも大きな夢に向かって自分の好きなことややりたいことをいっぱいして
ぜひこれからも存分にオタクを振り回しまくってください。


それがオタクの(わたしの)本望です。